セーラームーンCrystal上映会、新ちびうさ&プルートが“今世紀最大の緊張”で挨拶

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武内直子原作のアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」の「ブラック・ムーン編突入世界最速先行上映会&新キャスト発表イベント」が、本日12月27日にイオンシネマ幕張新都心にて行われた。

固い絆を披露した、「美少女戦士セーラームーンCrystal」ブラック・ムーン編のキャスト陣。

固い絆を披露した、「美少女戦士セーラームーンCrystal」ブラック・ムーン編のキャスト陣。

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アニメ第1期のクライマックスと2期の序章にあたる第13話、第14話を、世界最速で上映するこのイベント。上映前にはキャストによるトークが行われ、月野うさぎ役の三石琴乃、水野亜美役の金元寿子、火野レイ役の佐藤利奈、木野まこと役の小清水亜美、愛野美奈子役の伊藤静がまず登場する。

三石琴乃

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最初のパートでは、1期を振り返るトークを展開。「Crystal」の出演オファーを受けた際の心境を尋ねられた三石は、「前のアニメとは違い、世界観が恋愛がメインであったりで、私でいいのかなと……。うれしいような、恥ずかしいような」と、当初は複雑な心境であったことを明かす。しかし「新たな仲間を迎え入れて、今はとってもご機嫌です!」とにこやかに語った。

さらにキャスト陣が好きなシーンをそれぞれ発表。なんと全員揃って変身シーンを一番だと述べたということで、それ以外のお気に入りのシーンについて語っていく。佐藤のお気に入りは、前世でマーズが「プリンセス~!」と叱咤するシーン。「シリアスな場面が多いので、レイちゃんのギャグ要素が垣間見えてうれしかった」とコメントすると、伊藤も「私も同じ気持ちで」と、記憶が戻り伸びてしまったうさぎの髪を皆で結い上げるシーンを挙げる。「戦いばかりの中でこういうところがあるととてもホッとします。オーディションもこのシーンだったので印象深いです」と思い入れたっぷりに語った。

そして締めの三石が挙げたのは、公園でうさぎと衛が懐中時計とハンカチのトレードを約束するシーン。「大好きな人の物を持ってるだけで、気持ちが膨らんでく。“会えない時間が愛育てるのさ”という感じでお気に入りです」と微笑んだ。

三石が一番のお気に入りだというシーン。

三石が一番のお気に入りだというシーン。[拡大]

続いていよいよ新キャストお披露目の時間に。司会からちびうさを福圓美里、セーラープルート役を前田愛が演じることが発表されると、客席から歓声が上がり、福圓と前田が入場する。福圓は「出てくるときに今世紀最大に緊張しました」、前田は「私も、今まで感じたことのないゾワっとしたものが肌をすべりまして。でもやっと『私プルートをやります』と言えてすっきりしてます!」と率直な胸のうちを明かした。

福圓美里

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福圓は「オーディションが終わってからは自信がなくて、友達にLINEで1時間くらい愚痴を聞いてもらいました(笑)。その末の合格だったので、がんばってきてよかったー!って」と、合格までの笑いと涙の道のりを語った。また前田は、声優として活動する前に、なんとセーラーちびムーンの着ぐるみに入る仕事をしていたという。さらに現在のプロダクションに入って次の日に初めて声優として取り組んだ仕事が、当時のアニメ「セーラームーン」に登場するスリーライツのコンサートシーンでのガヤだったと告白。この巡り合わせにはキャスト陣も驚きの表情を見せる。

前田愛

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新たな仲間を得た心境を、三石は「回を重ねるごとに戦士たちが集まってきて。みんな緊張しているけども、緊張しないと先に伸びないので、いいことだと思う。緊張の中でどんどん山を越えてきて、役者としても、画面の中でも、チームになってきたなという手応えがちゃんとあります」と、満ち足りた顔で語った。今月頭の三石の誕生日には、キャスト陣が手の込んだプレゼントを贈りお祝いをしたというエピソードも披露され、チームワークの良さをうかがわせる。

続いて「美少女戦士セーラームーンクリスタル川柳」と題したコーナーに突入。それぞれ作品にちなんだ川柳を発表していく。金元は「知的さを 出すにはやっぱり メガネでしょ!」、佐藤は「プリンセス 勉強しなきゃ 折檻よ▽(▽はハートマーク)」、小清水は「イケメンを 見るたび私 あやつられ」、伊藤は「アルテミス 日向ぼっこは 塀の上」、福圓は「うさぎちゃん 娘の名前も うさぎちゃん」、前田は「遠くから 見守るだけの 愛もある」、三石は「おしおきよ!! おしおきよったら おしおきよ!!」と、それぞれのキャラに沿った川柳を披露した。

前田による川柳。

前田による川柳。[拡大]

そしてプレゼント抽選会を経て、結びの言葉に。前田は「選ばれたからには精一杯生き抜きたいと思いますので、最後までよろしくお願いします」、福圓は「こうして初めて皆さんの前でちびうさのボイスが流れると、土下座をしたいような気持ち。でもすっごい楽しくやってますので、みなさんにもその気持ちが伝わればいいなと思います」と意欲を見せた。

さらに小清水が「2期では変身名乗りが変わる、という課題が我々にはあるんですが、そこもきっちりとやりながら、楽しい2期を迎えられたら」と語ると、続く金元がコメントの最後で噛んでしまい、恥ずかしさから小清水の背後に隠れる微笑ましい場面も見られた。

ラストの三石は、「セーラームーンCrystalでの月野うさぎは本当によく泣く。Crystalの最初が『Cry』と書くのはすごい偶然だなあと思ったんですが。ただ、私は泣くのはいいことだと思います」「昔セーラームーンを好きだった気持ちは、自分の本当に純粋な気持ちの表れ。なので、セーラームーン大好きな子は、みんないい子ばっかり。その純粋な気持ちを、役の中のピュアな気持ちを、大切に持ち続けて、この役を演じていきたいと思います。これからもよろしくお願いします!」と力強く結び、トークの余韻に浸りながら、観客は第13、14話の上映に酔いしれた。

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楊(やん) @yan_negimabeya

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