「東京芸術祭2020」ディレクター座談会|走り出して3年目、8人それぞれの思いがチームを強いものに

コロナで計画変更も、発想の転換で臨む今年の「東京芸術祭」

──それでは、皆さんが今年手がけられるプロジェクトについて教えてください。

横山 今回私が担当するのは「どうやって出会う!」シンポジウム1本です。今年はとにかく国際事業の実施が難しいので、何をするのがいいかずっと考えていました。その中で、“グローバリゼーションが深化したことそれ自体によって止まってしまうことがあるのではないか”と思い始めて。つまり世界中がつながりすぎてしまうことで、「もうこれ以上同じシステムが広がることにリスクがある」という状況になってしまったのではないかと。同時に私個人としては、この十数年海外招聘の仕事をしてきて、ヨーロッパでできた舞台芸術の価値観を広げることに加担してきたところもあります。2020年は世界のGDPの半分以上がアジアになると言われていて、それは舞台芸術にとっても大きな転機になるはずだと思っていました。一方で二十代の企画運営チームからは「舞台芸術だけの危機ではないので、舞台芸術界の外の人に話を聞くべき」との意見があったので、「今、なぜ舞台芸術が必要なのか」というテーマで、経済学者の水野和夫さん、政治学者の李静和さん、美学者の伊藤亜紗さんをお招きすることになりました。副題は「より近く、よりゆっくり、より寛容に」。このコンセプトのベースにあるのは、「資本主義のシステムは終わりに近付いている」という水野さんのご指摘です。「もっと遠く、もっと早く、もっと合理的に」という社会から、「もっと近く、もっとゆっくり、もっと寛容に」を目指す社会に変わっていかないといけない、ということなんです。であれば、“コロナ後”にこそ、舞台芸術が必要とされる時代が来るんじゃないかと思ったんです。

内藤 今年は芸劇30周年ということもあり、もともとかなり国際的なラインナップを組んでいました。海外からのキャストも交えた野田秀樹芸術監督演出のオペラ「野田版 歌劇『フィガロの結婚』〜庭師は見た!〜」、野田戯曲をルーマニアの演出家シルヴィウ・プルカレーテさんが演出する「真夏の夜の夢」、またイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出「ローマ悲劇」、シャイヨー劇場との国際共同制作で名和晃平さんとダミアン・ジャレとの新作「PLANET[wanderer]」、タニノクロウさん脚色・演出の「ダークマスター」を上演予定だったんです。でもこの状況で「ローマ悲劇」と「PLANET[wanderer]」は招聘できなくなってしまい、「真夏の夜の夢」に関しては演出家が予定通りの日程で来日できない状況になりました。ただ「真夏の夜の夢」のキャストには手塚とおるさん、今井朋彦さんなど2017年の「リチャード三世」でプルカレーテさんの演出に痺れてしまった人たちがいますし、プルカレーテさんは魔法使いなので、きっと“やらかして”くれると思います(笑)。「ダークマスター」は、「何があっても上演できるものを」というタニノさんの思いからVR作品に。配信ではなくて、劇場まで出かけてこないと体験できないものになります。また今年芸劇で一緒にお仕事するはずが叶わなかった世界の芸術監督やアーティストをつないで、現在どのようなことを考えているかを聞く、シンポジウムをやってみたいと思っていて。パネリストはこれからの発表となりますが、「え、その人が!」という方たちが参加予定です。さらにコロナ禍での制作者たちの取り組みも、日本の現場を世界にも共有できたらと思います。また「ローマ悲劇」のイヴォ・ヴァン・ホーヴェが演出した舞台の映像上映も予定しています。

今年の「フェスティバル/トーキョー」は、踏襲しつつも新たな切り口で

長島 コロナの問題が起きる以前から、今年も劇場外と劇場内の両方のプログラムを考えていました。外のプログラムでは、昨年好評だった「移動祝祭商店街」と「ガリ版印刷発信基地」を継続の方針で、準備を進めていこうとしていたのですが、コロナによって状況が一変しました。幸い、これから作る作品が多かったので、アーティストと話し合いながら、状況に適応した形で創作を進めることにし、安全性を最大限配慮しながらどうすれば公演が実現するか、一緒に考えていきました。例えば「移動祝祭商店街」は昨年のようなパレード形式ではなく、街中で1人で楽しめるような形を考えています。「ガリ版印刷発信基地」も、昨年のような過密になりやすい固定の印刷所を設けるのではなく、印刷機をトラックに乗せていろいろなところに出張します。またファビアン・プリオヴィルが日本のダンサーたちとサイトスペシフィックなVR作品を作るプロジェクトでは、プリオヴィルがなんとか日本に来ることができ、ホテルでの2週間にわたる自主隔離を経て、撮影を終了しました!(笑)

一同 おおー!(笑)

長島 劇場作品では、村川拓也さんの「ムーンライト」やモモンガ・コンプレックスの「わたしたちは、そろっている。」のように劇場内で最大限感染症対策を配慮して上演するものもあります。またシンガポールのテアター・エカマトラは当初上演予定だった「Tiger of Malaya」を招聘することができなくなり、最新作「Berak」を映像配信することにしました。昨年に続く松井周さんとキム・ジョンさんのコンビの新作「神の末っ子アネモネ」も、映像でお届けします。

河合 テアター・エカマトラ「Berak」と、バンコク国際舞台芸術ミーティング(BIPAM)との交流プロジェクト「The City & The City: Divided Senses」は「トランスフィールド from アジア」という枠組みの作品になります。豊島区は海外からの訪日観光客だけではなく在住の方の人口割合がとても多くて、昨年もフィリピンの演出家JK・アニコチェさんと建築家・山川陸さんの「Sand(a)isles(サンド・アイル)」を街中で上演したとき、タガログ語であいさつをすると振り返る方たちがいたんですね。改めて、日本には日本語話者ではない人たちがいて、彼らも一緒に暮らしているのだと実感しました。「Berak」はオンラインですが、実施に向けて準備を進めていて、配信では、日本語だけでなく複数の言語の字幕を選べるようにしてお届けしようと思っています。そのほかには例年通り、教育普及プログラムとしてインターン向けに勉強会を実施したり、研究開発プログラムとして若手のアーティストの成長を支援する企画なども行っています。インターンについては、今年、ほかでの受け入れが少なくなっており、例年よりも高い倍率でした。フェスティバル/トーキョーとしても実施をするか否かの検討はしましたが、インターン経験者からその後、舞台芸術に携わるようになる人も輩出できているので、社会への窓口として閉じてはいけないなと感じ、オンラインを中心に開催することにしました。

開催場所をネット上に

根本 あうるすぽっとでは「劇場、再開。歴史の、その先へ。」をキャッチコピーに、舞台芸術鑑賞初心者の方にも楽しんでいただけるラインナップを組んでいます。例えばカズオ・イシグロの小説が原作の朗読劇「日の名残り」や、玉川奈々福さんの浪曲、神田阿久鯉さんと神田伯山さんの講談、柳家三三さんの落語といった伝統話芸、またロームシアター京都と共催する木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」などですね。11月に上演する「その男、ピッグテイル」は、演出の寺十吾さんと劇作の秋之桜子さんによるエネルギッシュな群像劇です。withコロナへのトライというか(笑)、30人以上が出演する作品で、稽古も上演も細心の注意を払いながら実施するつもりです。加えて毎年恒例の「にゅ〜盆踊り」をオンラインで開催します。今年はお盆に帰省を控えた方が多く、皆さん故郷の盆踊りを自宅で踊り、その動画をSNSなどで発信されているというニュースを聞いて、「盆踊りって故郷を想起させる、日本人の文化の原点なのかな」と感じました。ですので池袋を故郷とする「にゅ〜盆踊り」を大切にしたいと思い、来年の開催に向けて、11月から近藤良平さんの新しい盆踊りの振付を、毎月のように、Web上で発信し続けます。それを見て、できるだけ多くの方に、どこででも、自由に踊ってもらって、公式サイト「にゅ~盆踊りNEO」に投稿していただき、盛り上がっていきたいと思っています。

多田 APAFは、3月の時点でオンライン開催を決定し、そこから参加予定のアーティストたちと話し合いを進めてきました。現状を踏まえて今はリアルとオンラインのハイブリッド上演を模索しています。オンラインだと作品作りは不自由を感じることもありますが、アジア各地で活動する舞台芸術の人材を対象にしたアートキャンプAPAF Labや、二十代の日本のアーティストを対象としたスタディグループ・APAF Young Farmers Campなどは応募が去年の3倍以上に増えました。オンラインにしたことでの参加しやすさもあったと思いますが、コロナ禍だからこそ、国や文化の違う人との接続を求めていると感じました。国や地域によって感染状況は違ってもコロナに関しては共に当事者として考えられることも多く、今までと違った状況だなと感じています。

杉田 としま未来文化財団では、「まつりのおとがきこえる」と「としま能の会」を予定しています。ただ「としま能の会」は会期外の特別公演という形なので、「まつりのおとがきこえる」がメインの企画となります。ちなみに初年度からやってきました「大田楽 いけぶくろ絵巻」は、状況に鑑みて今年は上演しないことになりました。「まつりのおと〜」は、全国の舞踊団体さんにお集まりただき、観客の方にも参加していただく「このほしでひとはおどる─民族舞踊フェスティバル─」が元になっており当初は例年通り「ひとはおどる」を実施しようと考えていたんです。でも全国のお祭りがどんどん中止になる中で、改めて検討を重ね、民俗芸能はもともと危機を乗り越えるための“祈り”という意味もあり、コミュニティの核になってきた部分があるので、開催に踏み切りました。ただ観客の皆さんにも一緒に踊っていただくことはやはり難しいので、「まつりのおとがきこえる」というタイトル通り、観客の方々にはお囃子の音が街のどこかから聴こえてくることで、ワクワク感を感じていただきたいなと。ちなみに参加団体さんは、必ずしも日本の芸能ばかりでなく、さまざまなアプローチをしている方にもご参加いただく予定です。

劇場で、オンラインで、参加の仕方はそれぞれ

──9月19日にイベント開催制限が緩和されたものの、感染症対策は依然として必要とされており、以前のような観劇環境に戻ることはなかなか難しい状況が続いています。皆さんは今年の「東京芸術祭」について、観客の方にどのように参加してもらいたいと思っていますか?

多田 APAF自体はオンライン開催なのでぜひ多くの方に目撃してほしいと思っています。「東京芸術祭」全体としてはやはり劇場へ演目を観に行ってほしいと思っていて。僕もたまに舞台を観ると、びっくりするくらい自分の感度が上がってることに気付くんです(笑)。もちろん劇場は万全の対策をとっていますし、今は電車であれコンビニであれ、“ゼロリスク”ということは難しいわけなので、その前提はありつつ、人に会うとか触れるということに渇きを感じている人、舞台を観に行きたいと思っている方は遠慮せず観に来ていただけたら。

横山 シンポジウムって、その場でパネリストと観客が出会うことも意義深いと思うのですが、今はとにかく安全に行うことが大事だと考えて、シンポジウムはオンラインで行うことにしました。ただ内容的には、コロナがいつか収まったあと、その先のことをきちんとゆっくり考える時間にしたいと思っているので、それならオンライン形式もありだと思いますし、オンラインでオンラインではないものの重要性について話すことになるかもしれません。

根本 劇場としては、新型コロナウイルス感染防止対策に真剣に真面目に取り組んでいるので、ぜひ劇場に来ていただきたい、という気持ちが大きいです。日常とは違う空間で文化に触れることによって新鮮な感覚を味わっていただけると思います。

内藤 そうですね。劇場ごとにさまざまな感染防止策を講じていて、そのスキルも上がってきていると思いますので、お客様にはぜひ正しく怖がりながら、マスクをしたり除菌をしたりと、ご自分のことはきちんとしていただいてお越しいただくのが良いのではないかなと。多田さんがおっしゃるように、電車やレストランなどほかの公共の場と同様、劇場だけが絶対に安心だとは言えませんから、今後コロナとどういう付き合い方をしていくのか、より考えていきたいと思っています。

長島 皆さんおっしゃっているように、劇場だけがゼロリスクということはありえないですよね。でも万全の対策を取りつつ公演をやろうとしているので、ぜひ劇場にいらしていただきたいです。また現在、オンラインでいろいろなものに接することができるメリットがある一方で、出かけた先で五感ごと体験することがすごく貴重というか、その魅力や良さに対する飢えを僕自身、感じているんです。その点では、劇場へ足を運ぶだけでも充実した感覚体験になると思いますので、リスクを避けながらぜひ楽しんでいただけたら。それと今、例えば最初から欲しいとわかっているものは検索して注文することができますが、一方で、予想外なものに出会うことが難しくなっているのではないかと思っています。フェスティバルはそんな、ちょっと意外な出会いができる機会だと思いますので、ぜひ利用してもらいたいです。

杉田 以前のようにお客様にも積極的に参加してもらって一緒に踊る、ということが今年はどうしても難しい状況ではありますが、その中でも一緒に場を楽しんでいただけるように、その楽しみ方をどうお伝えできるか、今考えているところです。ただそれには、一方的にこちらが何かを提示してそれをご覧いただくだけでは難しいところがあり、お客様もイベントを作り上げるチームの一員として、積極的にご参加いただけるような仕組みができたら、と思っています。

河合 「劇場に行きづらい」という方の気持ちもわからなくないと思うんです。その点で、配信と劇場公演のハイブリッドの作品もありますので、ぜひ配信も楽しんでいただけたら。ただ配信であっても、その演目がいつかどこかで実際に上演されたものだ、という想像力を持って観ていただきたいと思っていて。例えば1週間前に、同時代に生きている韓国の人が日本の観客のために上演した作品であるとか、今どこかで必死にダンサーが踊っているんだとか、誰かが作ったものの痕跡を見ているということを感じてもらえたらと思います。

東京の多様性、東京の複雑さから何を選び取るか

──自粛期間中、自分が今いる場所、生きている時間をより意識することが増えました。その時間を経て開催される今年の「東京芸術祭」では、“東京”の意味がこれまでとはまた違った響きを持ちそうです。皆さんは東京について、今どんな捉え方をしていらっしゃいますか?

横山 コロナ禍で1つ見えてきたのは、“都市と自然”って正反対のものに思われがちだけど、都市の中に自然はいっぱいあったということで、つまり人間の身体自体が大きな自然であり、人と人の森の間を実はウイルスも含めてさまざまなものが行き来しているということなんです。人間が発明した人と人をつなぐ知恵の1つが舞台芸術で、とりわけ、東京のような都市に多くの人が暮らしていく中で舞台芸術は発展してきました。その知恵を、根底から見直す時期なのだと思います。

内藤 東京におりますと、よそから来た人が今、ごっそりいない街になっているなと感じていて、つまり東京が東京で暮らす人の街になっているんです。そんな東京の構成員である人たちが今、東京を再び見つめ直す作業をしているのではないかなと。その構成員の中には、日本の国籍ではない人もかなりいますし、彼らも同じ社会の構成員であるということが、例えば10年前に比べると顕著に違う状況になっているのではないか、と街を眺めながら感じているところです。

多田 昨年、東アジア文化都市の事業ディレクターとして豊島区全域でプログラムを展開したんですけども、東京を区の単位で見るとけっこう面白いなと実感して。東京ローカルということが、特色として見えて来たんですね。東京には東京出身じゃない人もたくさん住んでいて、それも含めて強烈なローカリティがある。それ自体が1つの魅力なのではないかと思います。

長島 多田さんがおっしゃるような東京ローカルは、絶対にありますよね。「東京芸術祭」は豊島区中心に行われますが、遠くへ行きにくい今だからこそ、その土地の魅力が再発見されるということは今後もあるだろうなと思います。その一方で、東京って抽象概念だとも思っていて。実態のなさやつかみどころのなさがありますし、参勤交代の時代がそうだったように、全国から集まってきた人たちの複合体としてできたすごく巨大な、抽象化した街。コロナによってそんな抽象的な東京を感じると共に、いろいろな人が東京の便利さや良さも再発見して、今後東京のアドバンテージを使っていけるように、ハブとしての東京をどう機能させていくかを考えていかねば、と思います。

河合 「フェスティバル/トーキョー」で行っているアジア各国のリサーチを見ていると、東京はいかに特徴を持っていないことが特徴か、ということがわかるんです。「これが東京です」ということがもう、言えなくなってきているんじゃないかと。でもそうやっていろいろなこと、いろいろなものがありすぎて複雑化していること自体が東京であれば、「東京芸術祭」自体ももっといろいろなプログラムや人を巻き込んでもいいのかもしれませんし、そもそも東京全部を知ることは無理だと思っているので……そうそう、私と杉田さんは、同じ愛知県出身なんですよね?

杉田 そうなんです(笑)。

河合 「東京芸術祭」チームの中でも東京出身者と東京以外の出身者では東京の捉え方に若干感覚の違いがあって、私は東京に憧れを持って出てきたんですね、今は違いますけど……(笑)。東京って時間帯によって本当に街の顔ぶれが変わる。複雑な街だなと思います。

杉田 私も大学卒業まで愛知にいて、「何かあるんだろう」と憧れて東京にやって来ました。だから東京は面白いなと思う反面、いろいろなものがありすぎて選びきれないし、同じ生活をしている人たちのコミュニティがパズルのように組み合わさっているな、という印象で。ただ、今回の「まつりのおとがきこえる」実施にあたり、これまでは伝統芸能の団体さんを全国からお呼びしたのですが、都内で団体さんを探したところ、リトルジャパンではないですが、各地の芸能をやっている団体さんが都内にそれぞれいて。東京は本当にいろいろな人が集まっている街なんだなと実感しました。

根本 私は東京の魅力や良さは、雑多さではないかと思います。ジャンルだけではなく、例えば古典からコンテンポラリーまで幅広く、あらゆるものが混在し、あらゆるものが発信されている。私たちはそれらが充満した中に生きていて、そこがまた面白くもあるし、逆に自分というものがないと流されてしまう危険性もあるなと。でもそのスリルも含めて、東京の良さを享受していたんじゃないかと思うんです。ただ今までは情報にしろエンタメにしろ、与えられるものがいっぱいで自分の中で捨てていく作業をしていたと思いますが、今は自分たちから必要なものを取りに行かないと何も手にできないんだという危機感も湧いてきた。これまで東京にどっぷり浸かっていたかもしれませんが、自分たちをもっと成熟させていかないといけないのではないかなと思っています。

横山義志(ヨコヤマヨシジ)
東京芸術祭国際事業ディレクター。フランス留学後、2007年から静岡県舞台芸術センター制作部、2009年から同文芸部に勤務。2014年からアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム(APP)メンバー。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)理事、政策提言調査室担当。
内藤美奈子(ナイトウミナコ)
芸劇オータムセレクション ディレクター。東京芸術劇場 制作担当課長、プロデューサー。PARCO劇場、ホリプロ・ファクトリー部を経て、2010年より東京芸術劇場。演劇・ダンス・ミュージカル・国際共同制作等の企画制作、海外公演の招聘などに従事している。
長島確(ナガシマカク)
フェスティバル/トーキョー ディレクター。研究・翻訳の傍ら演劇に携わるようになり、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家や振付家の作品に参加。アートプロジェクトにも積極的に関わっている。
河合千佳(カワイチカ)
フェスティバル/トーキョー 共同ディレクター。劇団制作として活動後、フリーランスを経て2007年にNPO 法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)入社、川崎市アートセンター準備室に配属。2012年、フェスティバル/トーキョー実行委員会事務局に配属され、2015年度より副ディレクター、2018年度より共同ディレクターに就任。
根本晴美(ネモトハルミ)
としま国際アート・カルチャー都市発信プログラム  ディレクター。あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)チーフプロデューサー。劇団四季に入社後、ニューヨーク留学を経て、青山劇場・青山円形劇場事業本部に勤務。1996年から19年間世田谷パブリックシアターで制作を担当し、2016年より現職。
杉田隼人(スギタハヤト)
としま国際アート・カルチャー都市発信プログラム ディレクター。民間企業、公立ホール、ヨコハマトリエンナーレ 2011PR隊「ヨコトリキャラバンズ」事務局等での制作を経て、2012年より公益財団法人としま未来文化財団に在職。2016年より東京芸術祭参加作品「大田楽 いけぶくろ絵巻」を企画制作。
多田淳之介(タダジュンノスケ)
Asian Performing Arts Farm(APAF)ディレクター。演出家、東京デスロック主宰、青年団演出部所属。2010年から2019年3月まで富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督を務める。2014年「가모메 カルメギ」で韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。東アジア文化都市2019年豊島舞台芸術部門事業ディレクターを務めた。

2020年10月7日更新