南座「サクラヒメ」川原一馬×荒木健太朗×世界(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)×平野泰新(MAG!C☆PRINCE)×Toyotaka(Beat Buddy Boi)座談会|選ばれるのは誰?“運命の男”5人が語る体験型演劇の魅力

サクラヒメと出会う男性は“昔の三井寿”や“前田慶次”、そして“ハク”?

──皆さんは陰陽師、浪人、義賊、鳶、町医者と、サクラヒメと出会う5人の男性を演じ、最後に誰がサクラヒメと結ばれるかは、2・3階の観客による投票で決まります。投票権を持つ方々に向けて、「自分の演じる〇〇はこういう人」とアピールをしていただけますか?

世界 はい、どうぞ(Toyotakaに視線を送る)。

Toyotaka じゃあ行きますか(笑)。僕は町医者を、“スマートだけど大胆に”演じたいです! この間の稽古でDAZZLEの皆さんと役柄のイメージを膨らませたとき、町医者の幼少期や、義賊との関係性とかをいろいろ考えて。彼はスマートだけじゃない人になりそうなので、キャラクターをダンスで大胆に示せたらいいなと思います。身体で表現するのは得意分野ですし!

荒木 うーん、僕の演じる浪人を一言で言うと、“昔の三井寿”って感じかな……。

──「安西先生…!! バスケがしたいです……」のセリフが有名な、「SLAM DUNK」の三井寿ですね(笑)。

荒木 はい(笑)。浪人も彼と同じように、もともとエリートだったのに落ちていって……という人です。過去にいろいろあって、何かを背負っている。

世界(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)

世界 義賊は“かぶいてる系男子”で、マンガのキャラで言うと「花の慶次」の前田慶次っぽい(笑)。基本的におちゃらけていますが、鼠小僧とか石川五右衛門のように自分なりの正義を持っています。それから町医者と義賊にはつながりがあって、町医者が繊細でダイナミックだとしたら、義賊はダイナミックで繊細なキャラクター。陰と陽というか、対になるような2人です。

平野 鳶は“機動力”ですかね。熱く正義感あふれる鳶を、僕の得意なアクロバットを駆使して表現したいです。それに鳶は高いところにいるイメージなので、跳んだり跳ねたりして高低差もお見せできたらいいなと思います。

川原 陰陽師はクールな感じかなと考えていますが、今回はキャラクターをパフォーマンスで表現するので、“アーティスティックに魅せる陰陽師”にできたらいいなと。撮影では「千と千尋の神隠し」のハクみたいなビジュアルを意識して、と言われたんですけど、僕、あのおかっぱのカツラがすごく似合わなくて……。

一同 あはは!

川原 撮影の最後にベストポジションを確認できたので、次からはもっと素敵に見せられるんじゃないかな(笑)。

各ジャンルの強者5人が、互いに感じた“運命”

──本編にて裁決(投票)でサクラヒメの運命の相手が決まることにちなみ、皆さんが感じている“運命”をお伺いできればと思います。ご自分がサクラヒメになったつもりで、今運命を感じる方をこの中から1人、選んでいただけませんか?

一同 おおー!(笑)

──では「せーの」で1人を指してください。

一同 せーの、はい!

“運命”を感じた共演者を示すキャストたち。左からToyotaka(Beat Buddy Boi)、世界(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、川原一馬、荒木健太朗、平野泰新(MAG!C☆PRINCE)。

──川原さんと世界さん、Toyotakaさんは荒木さんを指されていますね。荒木さんは世界さん、平野さんはToyotakaさん、という結果になりました。

荒木 お、モテてる!

世界 僕とアラケンさん(荒木)、両思いじゃないですか!

平野 なんか、マッチングアプリみたい(笑)。

一同 あははは!

──マッチングした荒木さんと世界さんは、お互いのどこにご縁を感じましたか?

荒木 僕は2017年と2019年に舞台「錆色のアーマ」で、世界くんと同じEXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBEメンバーの佐藤大樹くんと共演したんです。まさかまたFANTASTICSメンバーと一緒にやれると思わなかったので、驚きました。それから世界くんはあまりお酒を飲めないそうで、僕と同じだなと思って(笑)。

世界 僕も同じです。「錆色のアーマ」を観劇していたので、「サクラヒメ」のキャストを見て「アラケンさんがいる!」って驚きました。

──川原さんも荒木さんを指されていました。

川原 荒木さんとは活動のフィールドが近いですし、いつか共演できるかもと思っていました。人づてに話を聞いたり、同じ作品に関わる方たちを見たりしていて、荒木さんは本当に演劇がお好きなんだろうと思っていたんです。僕も演劇が好きなので似たパッションを感じて、今回は荒木さんを選びました。でも僕、皆さん全員に向けて“矢印”があるので悩んだんです! 僕はDJをやっていてダンスミュージックが大好きだから、Toyotakaさんと共通点が多い。世界さんと同じくダンスも好きだし、世界さんが所属するLDHには、僕の幼なじみのTAICHIさんがダンサーや振付師として関わっていて。それに高校のときは器械体操部だったから、平野くんにも親近感があります。

平野 そうだったんですか!

荒木 いろいろやってるんだね。

──平野さんはなぜToyotakaさんを選んだのでしょう。

平野泰新(MAG!C☆PRINCE)

平野 僕は直感なんですが、世界さんとToyotakaさんのやりとりがすごく面白いなって、今日お二人を見ていて思ったからです。いつかそこに混ざりたいなって(笑)。

世界 いつでも来てよ! この人(Toyotaka)の取扱説明書あるから。

──世界さんとToyotakaさんは、ダンスチームFTHEBで活動されていますよね。

世界 彼のほうが年上だけど、先輩だとかあまり思ったことないです(笑)。

Toyotaka 失礼な後輩だなって思ってます!(笑)

一同 あははは!

──Toyotakaさんは、荒木さんのどんなところに運命を感じましたか?

Toyotaka 僕、初対面の皆さんについての予備知識が、ビジュアル撮影のときのインタビュー動画だけで。実際にお会いしたら、一番ギャップを感じたのが荒木さんだったんです。動画を観て正直、「めちゃくちゃ怖そう」「怒られたらどうしよう」って思ってたら(笑)、すごく柔らかく接してくださったんですよね。

荒木 へえー!(笑) あ、そういえば聞きたかったんだけど。俺、みんなの前で挨拶したとき、ズボンのチャック全開だったよね……?

Toyotaka 全開でした。

世界 マジすか!?

一同 あははは!

Toyotaka そんな荒木さんを見て「あ、柔らかい方なんだ」って思ったんですよ(笑)。

演劇ツウも観劇初心者もぜひ体感して!

──皆さん、五者五様の個性があふれていらっしゃいますね。「サクラヒメ」がどのような作品になるのか、さらに期待が高まりました。

Toyotaka(Beat Buddy Boi)

Toyotaka 観客の皆さんは「どうなるんだろう」とワクワクしていらっしゃると思いますし、僕らも同じ気持ちです。いろいろなものを積み上げてきた5人が全力で個性を爆発させるので、ぜひ観ていただけたら。裁決で結末が決まるので、5回来ても全部のエンディングが観られるかわかりません。何回も噛み締めに来てほしいです。

平野 出演者それぞれのよさが舞台で融合して、化学変化が起きると思います。イマーシブシアターという新たな挑戦でもありますし、物語を自分の中で解釈していただいて、お客様それぞれの世界観で「サクラヒメ」を観ていただけたらうれしいですね。

世界 「サクラヒメ」では、1階に100人くらいのお客様が入るそうです。1階の皆さんはストーリーの変化を目の前で味わえますし、2・3階の方は結末を左右する投票もできる。王道の舞台が好きな方も、体験型の演劇が好きな方も楽しめると思うし、セリフが少ないから幅広い方々に観てもらえそう。迷っている方は、必ず来たほうがいいと思います!

荒木 今回の「サクラヒメ」では、主催の方がDAZZLEさんや僕たちに懸けてくださる思いの大きさを感じます。南座はとても人通りが多い場所にありますよね。僕は京都の観光大使でも何でもないけど京都が大好きで、素敵な街並みに溶け込みながら劇場に入って「サクラヒメ」という新しい演目を観るって素敵だと思います。南座に格式が高いイメージを持っている方も多いかもしれませんが、空間を楽しんでもらえたらいいなと。

川原 南座に立てるのは素晴らしいことですし、僕らが舞台に立つことで南座が新たな試みを広げていくきっかけにもなると思うので、責任を持って挑みます。僕はまだまだそんなに長く生きていませんけど(笑)、今まで得たものを全力で注ぎたい。「サクラヒメ」はストリートダンスのようなアンダーグラウンド的要素を持ちつつ、エンタテインメントとしてお届けしたいですね。演劇好きの皆さんに観ていただきたいですし、観劇したことがない方が劇場に来るきっかけになればいいなとも思います。足を運んでいただくことを目標に、「サクラヒメ」を作っていきたいですね。

左からToyotaka(Beat Buddy Boi)、世界(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)、川原一馬、荒木健太朗、平野泰新(MAG!C☆PRINCE)。