中島諒人×齊藤頼陽×後藤詩織が語る「鳥の演劇祭17」 鳥の劇場が世界とつながる17日間&メッセージ入り演目ラインナップ (3/3)

「鳥の演劇祭17」ラインナップ

今年は9月13日から29日まで17日間にわたって開催される「鳥の演劇祭」。ここでは「上演」「ワークショップ・トーク・展示」「バスツアー・まちあるき・パーティ」「関連企画」「同時開催」に分けてプログラムを紹介する。「村と道」「シーラ、サーカスへ行く」「私の中の男を殺す」「涙の箱」「象」「三島由紀夫の世界・近代能楽集より二演目上演『弱法師』『卒塔婆小町』」についてはアーティストのメッセージも紹介する。

【上演】

ディアーナ・サレス「私の中の男を殺す」

2024年9月14日(土)・15日(日)
鳥の劇場[劇場]
作・演出:フィレンツァ・グイディ
作・出演:ディアーナ・サレス

作品紹介

ブラジル出身のサーカスアーティスト、ディアーナ・サレスがエアリアルとダンスで描くソロステージ。トランスジェンダーであるサレスが、本当の自分を探す過程での葛藤や喜びを表現する。

ディアーナ・サレス「私の中の男を殺す」より。©Bernadette Fink Atoll Festival

ディアーナ・サレス「私の中の男を殺す」より。©Bernadette Fink Atoll Festival

ディアーナ・サレスよりメッセージ

──「私の中の男を殺す」はどのような思いから生まれた作品ですか?

「私の中の男を殺す」は私にとって一つの作品以上の意味があります。この作品の創作プロセスは私の精神状態を良く保ってくれましたし、人生や人生におけるさまざまな課題を別の角度から見るインスピレーションとなりました。困難な時間を意味のあるものにする手助けをしてくれました。この作品にとても感謝していると共に、この力のある作品を皆さんと共有できることにも感謝しています。

──今回「鳥の演劇祭」で作品を発表することへの思いを教えてください。

「私の中の男を殺す」は私の世界への招待状です。とてもパーソナルな作品で、皆さんと共有できるのが何よりも嬉しいです。「私の中の男を殺す」の中で、私は自分の人生で最も美しく、また困難な時代に飛び込んでいきます。フィレンツァ・グイディの演出によるこの非線形で映画的な作品を通して、皆さんには私のことをとても身近に感じてもらう旅に出ていただくことになるでしょう。


鳥の劇場プロデュース「象」

2024年9月14日(土)・15日(日)
鹿野往来交流館 童里夢
作:別役実
演出:福永武史
出演:中垣直久、村上厚二、山本芳郎、三橋麻子、高橋等、大田信之介

作品紹介

1962年に発表された別役実の「象」は、原爆で背中に負ったケロイドを見せ物にし人々から拍手喝采を受けていた病人と、その甥を軸にした物語。本公演では沖縄の演出家・福永武史が演出を手がける。

鳥の劇場プロデュース「象」より。

鳥の劇場プロデュース「象」より。

福永武史よりメッセージ

──今作は、どのような思いから生まれた作品ですか?

戦争をテーマにこの作品を読み進め、その座標を「あの戦争はあったのだ」と位置付けました。私たちの戦争に対する体感は語る者の言葉でかろうじて保たれておりますが、今作品では「語れぬ者」に焦点を当てております。現代の日本を見渡せば確かに平和でありましょう。私たちはこの青空の下、大手をふって歩き、笑い合うことができます。語れぬヒバクシャの存在を通して、あの戦争があったこと、しいては今、平和であることを体感して頂けましたら幸いにございます。

──今回「鳥の演劇祭」で作品を発表することへの思いを教えてください。

戦争の足音に関しましては、私は現在ここ沖縄におります故、多少なりとも敏感なのかも知れませんが、コロナとの向き合いもままならぬまま、戦争と向き合ってくださいなどとは決して声を大にして言えませぬ。ですが、平和への希求は皆様と変わらぬ思いでありますし、いま目の前であどけなく笑う子供たちが戦争の不条理に巻き込まれてはならぬとも思うわけでして。私たちはもちろん目の前の生活にいっぱいいっぱいではありますけれど、演劇を通して少しだけ別世界の人間と触れ合って頂けましたら幸いにございます。


清水宏「『清水宏のスタンダップコメディ予備校』 / 『清水宏のスタンダップコメディ大学』」

「~予備校」2024年9月16日(月・祝)
「~大学」2024年9月23日(月・振休)
鹿野往来交流館 童里夢
作・演出・出演:清水宏

作品紹介

演者1人がマイク1本でステージに立ち、客席に向かってしゃべりかけるスタイルの話芸 “スタンダップコメディ”を追求する清水宏が、鳥の劇場に初登場。「予備校」と「大学」、異なる内容が繰り広げられる。

清水宏(撮影:橘蓮二)

清水宏(撮影:橘蓮二)


テーダス・テアットリ「シーラ、サーカスへ行く」

2024年9月21日(土)・22日(日・祝)
鹿野往来交流館 童里夢
原作:「シーラのサーカスツアー」(著者・レーッタ・ニエメラ、絵:サラ・サヴォライネン)
演出・人形遣い:アルマ・ラヤラ
歌・人形遣い:アンナ・ネクラソワ

作品紹介

フィンランドの人形劇作家アンナ・ネクラソワの「シーラのサーカスツアー」が鳥の劇場に初登場。サーカス見たさに穴を出た内気なダンゴムシのシーラが、さまざまな体験を通じて自分らしい生き方を探す様が描かれる。

テーダス・テアットリ「シーラ、サーカスへ行く」より。©Jussi Virkkumaa

テーダス・テアットリ「シーラ、サーカスへ行く」より。©Jussi Virkkumaa

アルマ・ラヤからメッセージ

──「シーラ、サーカスへ行く」はどのような思いから生まれた作品ですか?

シーラはもともと、作家のレーッタ・ニエメラさん、イラストレーターのサラ・サヴォライネンさんによる美しい絵本の主人公です。私たちはすぐに、この生き生きとした本を作品にすることを思いつきました。絵本の原画は木版画の技法で描かれており、作品の人形とセットも同じ感覚で制作しました。

物語は、生物の多様性と違いを受け入れることという2つの大切なテーマを持っています。シーラは内気で引っ込み思案な主人公のため、多くの人が気にかけることがありません。それでも、彼にだってスターになる瞬間があるべきです! 繊細な人形劇は、この小さなキャラクターの隠された人生を追いかけ、浮き彫りにする素晴らしい方法です。そして、フィンランド語で上演するのも楽しみです。観客の皆さんにも、作品の中で繰り返される“ミーナ”(私)、“ミータ?”(なあに?)、“シルククセーン”(サーカスへ)などの言葉を覚えて帰ってもらえるかもしれませんね。

──今回「鳥の演劇祭」で作品を発表することへの思いを教えてください。

私たちは日本に行ったことがないので、今回の機会にとても興奮しています。この旅自体が人生の大きな体験になるでしょう! 私たちは小さなインディペンデントカンパニーなので、国際演劇祭に招聘していただけるのは大変光栄なことです。鳥の劇場も、鳥の演劇祭も、とてもインスピレーションにあふれています。自分たちを手作りの劇場と呼んでおられ、私たちと通じる精神を持っていると感じています!

フィンランド語で上演するのも楽しみです。観客の皆さんには、ミーナ(私)、ミータ?(何?)、ミー(私たち)、シルククセーン(サーカスへ)など繰り返し出てくる言葉を覚えてもらえると思います。


鳥の劇場「三島由紀夫の世界・近代能楽集より二演目上演『弱法師』『卒塔婆小町』」

2024年9月21日(土)・22日(日・祝)、28日(土)・29日(日)
議場劇場
作:三島由紀夫
演出:中島諒人
出演:
「弱法師」出演:小菅紘史、高橋等、安田茉耶、齊藤頼陽、後藤詩織、中川玲奈
「卒塔婆小町」出演:阿部一徳 齊藤頼陽 小菅紘史 大田信之介 中川玲奈 後藤詩織 松下朋花 高橋等

作品紹介

能の謡曲を近代劇に翻案した、三島由紀夫の戯曲集「近代能楽集」より、太平洋戦争の空襲によって盲目となった俊徳を巡る「弱法師」と、都市の夜の公園で出会った浮浪者のような老婆と若い詩人を巡る「卒塔婆小町」を上演。「卒塔婆小町」にはSPAC俳優の阿部一徳が出演する。

中島諒人よりメッセージ

──「近代能楽集より二演目上演」はどのような思いから生まれた作品ですか?

「凝縮、濃厚」がキーワードです。昔黒澤明は、「七人の侍」を作る前に、クライマックスだけの映画を作りたいと考え、しかし無理で断念したという話があります。確かに人間は前提なく盛り上がることはできないので、クライマックスだけの作品は困難です。しかし、三島はかなりそれに近いことをやっています。「卒塔婆小町』「弱法師』の二作品とも、タラタラした前振りなく、早々にフルスロットルに達します。この圧を支えるには、俳優の力が不可欠で、戯曲の「凝縮、濃厚」だけでなく演技のそれも存分に楽しんでいただけます。

──今回「鳥の演劇祭」で作品を発表することへの思いを教えてください。

演劇祭は、いろいろな作品が見られることが醍醐味です。1日の観劇計画の中では、あまり長い作品よりも、短時間の中でビシッと決めてくれる作品がうれしい、というのがあります。三島のこの2作品はまさにぴったりです。海外の上演もある中で、美しい日本語の魅力や日本の近代史にも触れながら、演劇の魅力がギュッと詰まった世界を想像力をふくらませて楽しんでいただけます。


トム・ポウ&ガロウェイ・アグリーメント「村と道 2024」

2024年9月21日(土)・22日(日・祝)
鳥の劇場[劇場]
作:トム・ポウ
音楽:ガロウェイ・アグリーメント
演出:マシュー・ザヨンツ
出演:トム・ポウ、ガロウェイ・アグリーメント、<ウェンディ・スチュワート(ハープ、歌) ルース・モリス(ニッケルハルパ)、ガヴィン・マーウィック(フィドル)、ステュアート・マクファーソン(コントラバス)>

作品紹介

「鳥の演劇祭16」でも上演されたスコットランドのアーティスト、トム・ポウ&ガロウェイ・アグリーメントによる「村と道」が今年も登場。都市部以外の過疎について詩とメロディーでつづる作品で、今回は鳥取の過疎地を訪れた際に得たインスピレーションを交えた、特別版となる。

トム・ポウ&ガロウェイ・アグリーメント「村と道」より。

トム・ポウ&ガロウェイ・アグリーメント「村と道」より。

トム・ポウよりメッセージ

──「村と道」はどのような思いから生まれた作品ですか?

「村と道』は、“アイデンティティ”や“喪失”、“憧れ”といった、現代において重要で関連性の高い言葉に形を与える試みです。難民たちの希望や絶望がしばしば残酷に扱われ、何百万という人々が戦争によって家を追われている今、「村と道』は単なるエレジーではなく、タイムリーな作品であると言えます。ガロウェイ・アグリーメントと私が、故郷を、そしてそこを離れる意味を見つめさせる言葉と音楽の演劇、美と葛藤の世界へご招待します「「村と道』は故郷を離れたすべての人々のための作品です。

──今回「鳥の演劇祭」で作品を発表することへの思いを教えてください。

「鳥の演劇祭」に再び招聘していただいたこと、そして助成金団体の支援を受けられたことは非常に光栄なことです。鳥の劇場が同じ作品の再演ではなく、音楽や、私のフィールドワークを通して日本での経験を反映させた作品を求めてくれたことに感謝しています。今回の2024年の公演では、全く新しいシーンが追加されたほか、言葉や演出で日本の文化が言及されているところもあります。昨年の公演での観客からの反応も活かされています。昨年ご覧いただいた方にも、新しい観客の方にも、この作品をお届けできることを楽しみにしています。


ガロウェイ・アグリーメント「スコットランドミニコンサート」

鳥の劇場[ホワイエ]
(民族音楽 生演奏1)2024年9月16日(月・祝)
出演:ガロウェイ・アグリーメント
(民族音楽 生演奏2)2024年9月23日(月・振休)
出演:ガロウェイ・アグリーメント、木津かおり(民謡・三味線)、樋口景山(尺八)

作品紹介

「村と道」に出演するアンサンブルが民族音楽の生演奏を披露。

ガロウェイ・アグリーメント「スコットランドミニコンサート」より。

ガロウェイ・アグリーメント「スコットランドミニコンサート」より。


劇研×ディディエ・ガラス「アフメドは語る 音にのせて」

2024年9月28日(土)・29日(日)
鹿野往来交流館 童里夢
原作:アラン・バデュウ
構成・上演台本・演出・出演:ディディエ・ガラス
音楽・演奏:野村誠

作品紹介

これまでも日本でたびたび作品を発表しているフランスの俳優・演出家のディディエ・ガラス。本作は、京都の特定非営利活動法人劇研とのコラボレーションによるもので、アフメドというあるキャラクターを通して“人種差別に対する問い”を投げかける。

劇研×ディディエ・ガラス「アフメドは語る 音にのせて」より。©Christophe Raynaud de Lage

劇研×ディディエ・ガラス「アフメドは語る 音にのせて」より。©Christophe Raynaud de Lage


ムッダ / バウンドレスリー・ソヨ「涙の箱」

2024年9月28日(土)・29日(日)
鳥の劇場[劇場]
原作・作詞:ハン・ガン
演出:べ・ヨソプ ベ・ソヒョン
出演:ファン・ヘラン、チェ・スジン、シン・ジェファン、イ・ヘピ
子役:ベイ・ナモ、チェ・ラー、チェ・ルア

作品紹介

イギリスの著名な文学賞・ブッカー賞受賞作「涙の箱」を、べ・ヨソプとベ・ソヒョンの演出で立ち上げる。ふとしたことでも涙を流す子供の元に、“世界で最も美しく無垢な涙”を探す男がやって来て……。

ベ・ヨソプよりメッセージ

──今作はどのような思いから生まれた作品ですか?

“一緒に歩こうか?”ハン・ガンによる大人のための物語「涙の箱」で描かれる旅のように、長く共に創作を続けてきた俳優2人に、演出家が加わりました。何日も歩き続け、火が落ちたら芋を焼き、時には一緒に涙を流し……。物語と同じく、運命のように大人や子供の仲間が増えて、一緒に作品を作るチームができました。共に時間を過ごしながら、この作品がゆっくりと出来上がっていきました。華川の路地を歩き回り、人々の涙の物語に耳を傾け、ハン・ガンの詩を歌にしました。子供どもたちは10代となり、私たちは日本の観客に出会うために「鳥の演劇祭」に向かいます。あなたはどんな涙の物語を隠していますか? 一緒に純粋な涙を探す旅に出ましょう。

──今回「鳥の演劇祭」で作品を発表することへの思いを教えてください。

涙がなかったら、私たちの人生は孤独で、寂しく、物足りなくなるでしょうか? 時には途方に暮れることもあるでしょう。もしかしたら淡々と、そして黙々と生きていかなければならないかもしれません。でも、涙は誰にでもあります。凍り付いてしまった涙がいつか解ければ、冷え切っていた心も温かくなるはずです。 公演をご覧になって、「涙袋」のように、どこから来たのかわからない未知の涙を流したら、大切にしまっておいてください。きっと、その涙が必要な人に出会うかもしれないからです。


鳥の劇場 鹿野タイムスリップツアー「チドリの夢 デラックス」

2024年9月14日(土)・15日(日)
鹿野町内各所
脚本:高橋等
構成・演出:中島諒人
出演:公募オーディションで選ばれた出演者、鳥の劇場の俳優

作品紹介

鳥の劇場が公募オーディションで選ばれたメンバーと共に、鹿野町内を使って繰り広げるツアー型演劇。今年は1937年生まれのとある美容師の物語を取り上げる。

鹿野タイムスリップツアー「チドリの夢 デラックス」より。

鹿野タイムスリップツアー「チドリの夢 デラックス」より。


鳥の劇場「注文の多い料理店」

2024年9月23日(月・振休)
鳥の劇場[劇場]
原作:宮沢賢治
構成・演出:中島諒人
出演:中川玲奈、高橋等、小菅紘史、大田信之介、松下朋花

作品紹介

鳥の劇場が送る、子供のための演劇。宮沢賢治の「注文の多い料理店」を鳥の劇場芸術監督の中島諒人の構成・演出で立ち上げる。上演時間35分と短めなので、子供と一緒にぜひ気軽に観劇してみては。

鳥の劇場「注文の多い料理店」より。

鳥の劇場「注文の多い料理店」より。


端田新菜「まちなか紙しばい」

2024年9月28日(土)・29日(日)
鹿野町内(「週末だけのまちのみせ」開催エリア)
作・画:端田新菜 ほか
上演:端田新菜

作品紹介

俳優の端田新菜が鹿野に暮らす人たちから聞いたエピソードをもとに紙芝居を創作。鹿野町内で紙芝居を披露する。

端田新菜「まちなか紙しばい」より。(撮影:濱田英明)

端田新菜「まちなか紙しばい」より。(撮影:濱田英明)


とことこダンサーズ「きいろとハピネス」

2024年9月23日(月・振休)
鳥の劇場[ホワイエ]
振付・音楽・美術・衣裳・出演:とことこダンサーズ
構成・演出・振付:千代その子
出演:とことこダンサーズ

作品紹介

兵庫県豊岡の小学生によるダンスグループ・とことこダンサーズが、結成5年目となる今年創作した「きいろとハピネス」を披露。“本来の自分”を見つけ出す様を描き出す。

とことこダンサーズ「きいろとハピネス」より。

とことこダンサーズ「きいろとハピネス」より。


令和5年度入選作品リーディング「みんなで書く戯曲のコンテスト」

2024年9月14日(土)~16日(月・祝)
鳥の劇場[ホワイエ]

作品紹介

2023年度、文化庁の委託事業として鳥の劇場が実施した「みんなで書く戯曲のコンテスト」より、入選作6作品を鳥の劇場の俳優がリーディング。障がいがある人が書いたか障がいを主題にした戯曲であることが条件で、最優秀賞はたかはしひでかずの「展覧会の絵」、優秀賞にモスクワカヌ「Bamboo」、さらに麻田姉タロー「サイパンに行こう!」、唄辺マキ「公園の出口にて」、花守倫果「白箱の光合成」、千田恵子「母と『わたし』のものがたり」が入選した。

2019年度ロブさんシンポジウム&リーディングの様子。

2019年度ロブさんシンポジウム&リーディングの様子。


「チドリさんと詠おう、大正を謡おう」

2024年9月28日(土)
鳥の劇場
構成・演出:山田節子、齊藤頼陽
出演:鳥取市立逢坂小学校の児童たちと地域のみなさん
演奏:田中加奈

作品紹介

鳥取市立逢坂小学校の児童たちと地域のみなさんが歌声を披露する。

「チドリさんと詠おう、大正を謡おう」より。

「チドリさんと詠おう、大正を謡おう」より。

【ワークショップ・トーク・展示】

「鳥の演劇祭」は客席で観る以外の楽しみ方もある。フランスに拠点を置くアーティストのフローラ・バスティエによる展示とワークショップや、劇作家の大岡淳による三島由紀夫と別役実の特徴に迫るトーク、障がいを主題にした戯曲リーディングなどが実施される。


フローラのみんなで絵を描くワークショップ

2024年9月28日(土)・29日(日)
ART CUBE クチュールシカノ


トーク「“障がい”を戯曲から考える」

2024年9月16日(月・祝)
鳥の劇場[ホワイエ]
スピーカー:ロブ・ウルビナティ、永山智行、大岡淳、坂本鈴


トーク「劇作家 大岡淳・三島由紀夫と別役実を語る」

2024年9月21日(土)・22日(日・祝)
鳥の劇場[ホワイエ]
スピーカー:大岡淳


フローラ・バスティエによる展示「Ongoing[進行中]」

2024年9月13日(金)~29日(日)
ART CUBE クチュールシカノ

【バスツアー・まちあるき・パーティ】

もっと広く演劇祭を楽しみたい!という人にはこんな入り口も。「鳥の演劇祭」と同時期に開催される「豊岡演劇祭」とをつなぐ“演劇祭はしごバス”、観劇と鳥取の観光をセットにした外国人向けのツアー、議場劇場から鳥の劇場への移動中にガイドさんの解説が楽しめる「まち歩き」、終演後に出演者と観客が一緒に楽しめるパーティー、「鳥の演劇祭」芸術監督の中島諒人がホストとなりその日の上演を振り返る「かえりの会」など多彩な楽しみ方がラインナップされている。


演劇祭はしごバス

2024年9月14日(土)、21日(土)

演劇祭はしごバスイメージ。

演劇祭はしごバスイメージ。


鳥の演劇祭で鳥取の魅力発見ツアー 2024

2024年9月15日(日)、22日(日・祝)、29日(日)


鹿野ぶらぶらまち歩き

2024年9月21日(土)・22日(日・祝)、28日(土)・29日(日)

鹿野ぶらぶらまち歩きイメージ。

鹿野ぶらぶらまち歩きイメージ。


パーティー

(オープニングパーティー)2024年9月14日(土)
(ウェルカムパーティー)2024年9月22日(日・祝)
(クロージングパーティー)2024年9月29日(日)
鳥の劇場[ホワイエ]


芸術監督・中島の今日のかえりの会

2024年9月15日(日)、21日(土)、28日(土)
鳥の劇場[ホワイエ]

【関連企画】

「鳥の演劇祭」が “文化祭”的に感じられるのは、上演以外の企画に幅があること。関連企画として、鳥取出身の写真家・水本俊也による写真プロジェクトや、その土地ならではの食文化に触れることを目的としたツーリズム、ガストロノミーウォーキングなどが開催される。


小鳥の家族

2024年9月14日(土)・15日(日)・16日(月・祝)・21日(土)・22日(日・祝)・23日(月・振休)
鳥の劇場周辺・鹿野町内


第3回 ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 鳥取市・鹿野温泉 with 鳥の劇場

2024年9月21日(土)

【同時開催】

人が集まることで何かが生まれる──山陰各地の“三ツ星”な食やクラフト、ワークショップなどを集めた「山陰三ツ星マーケット」、町内の空き家や空き店舗を週末だけ利活用した“まちのみせ”、SDGsに繋がる活動を行う団体「つながる」なども参加。


山陰三ツ星マーケット@鳥の演劇祭17

9月22日(日・祝)
鳥の劇場[グラウンド]

山陰三ッ星マーケットの様子。

山陰三ッ星マーケットの様子。


週末だけのまちのみせ

9月28日(土)・29日(日)
鹿野町内


「つながる」秋2024

9月14日(土)・15日(日)
鹿野町内