「HiGH&LOW」川村壱馬と志尊淳が夢叶って喜ぶ、山田裕貴は“世代交代”に言及

「HiGH&LOW THE WORST」のレッドカーペットセレモニーが、本日8月19日に東京・ららぽーと豊洲で開催され、キャストの川村壱馬、志尊淳、山田裕貴ら15名が登壇した。

EXILE HIROがプロデュースする「HiGH&LOW」シリーズと、高橋ヒロシによるマンガ「クローズ」「WORST」がコラボした本作。互いの仲間が襲撃されたことをきっかけに、鬼邪高校全日制と最強軍団・鳳仙学園が激突するさまを描く。

このイベントには、鬼邪高校全日制から、花岡楓士雄役の川村、轟洋介役の前田公輝、高城司役の吉野北人、中越役の神尾楓珠、芝マン役の龍、辻役の鈴木昂秀が登壇。そして定時制から村山良樹役の山田、関虎太郎役の一ノ瀬ワタル、楓士雄の幼なじみ“希望ヶ丘団地”の面々から桐原誠司役の白洲迅、尾々地真也役の中務裕太、弟・尾々地正也役の小森隼、鳳仙学園から上田佐智雄役の志尊、沢村正次役の葵揚、仁川英明役の小柳心、志田健三役の荒井敦史が参加した。

この日初めての一般試写会が開催されることから、川村は「今日という日を僕もすごく楽しみにしていました。すごく緊張していますが……」とコメント。吉野は挨拶の途中に噛んでしまい、山田らに「ほくちゃん大丈夫!?」と心配される。前田は、“轟一派”としてともに戦ってきた2人を振り向きながら「『HiGH&LOW』の世界観に、龍と昂秀と一緒に轟一派として戻ってこれたことがうれしいです」と喜びを語った。

続いて山田は、これから試写を観る観客に向けて「どうぞ、感想を世に“とどろかせて”やってください！」と叫んで前田の肩をたたく。それを受け前田は「そういう持ちギャグ、ないから（笑）」と笑うが、川村は「めっちゃうまいですね！」と目をキラキラさせる。尊敬のまなざしを向けられた山田は、逆に照れてしまい「“山田くん”だから、座布団1枚持ってこようか？」と「笑点」と自らの名前にかけたギャグで笑いを起こした。

本作で俳優デビューした中務は「まさか大好きだった『HiGH&LOW』に自分が出られると思わなかったし、まさか生きているあいだにレッドカーペットを歩くとは。今日1日でありえないことばかり経験しています」と緊張気味に明かす。同じく俳優に初挑戦した小森は、最後に自己紹介することになり「緊張している俺を、一番最後にするか！と……。粋なことが言えない自分が悔しくてしょうがないです！」と笑った。

楓士雄役でシリーズに参加を果たした川村は「5年前くらい、プロジェクトが発足する頃に会社で（企画を）見かけて気になっていて。『絶対に関わりたいです！』と（EXILE）HIROさんにもずっと言い続けてきました。『クローズ』『WORST』のマンガも全巻持っていて、実写化された映画も中学の頃に観ていたくらい大好き。両親や友達に『俺は将来絶対クローズに出る！』と本気で夢を語っていたので、10年越しにこうして、主人公として携わらせていただけて光栄に思っています」と胸の内を明かした。しかし川村は、撮影中よく鳳仙チームの楽屋に遊びに行っていたそうで「『お前鬼邪高だろ！』って言われていました（笑）」と告白。志尊は「気付けば壱馬が楽屋にいるんです。（川村が）鬼邪高を離れたとかではないですよ！」とフォローした。

シリーズ初期から村山を演じてきた山田は「『HiGH&LOW』の世界で鬼邪高にスポットを当ててくれるというのはうれしいことです。ここにいない古屋役の鈴木貴之くんや、三中トリオなど、気付けばたくさんの仲間がいました。僕らの後ろに立つ鬼邪高の生徒役も、4年間ずっと同じ方々が演じてくださって。4年間、いろんなことを背負ってきたなあと感じています」としみじみ。さらに本作のストーリーが“世代交代”と銘打っていることから「世代交代ということは……ね。そういうことなので。かなり“匂わせ”てますけど、いい意味でちょっと炎上してほしいくらいの気持ちなんです。暴れさせていただきました」と言及した。

そして小中学生の頃から「クローズ」「WORST」のファンだったという志尊は「実写化された映画も観て、こういう作品に出ることを目標としてやってきた僕からしたら、本当に夢のような時間でした。鳳仙学園のトップとしてしっかりしなきゃという気持ちもありましたが、何より後ろにいてくれた仲間たちが本当に頼りになりました」と鳳仙キャストたちに感謝を述べた。

高橋が脚本に参加し「HiGH&LOW」の久保茂昭が監督、大内貴仁がアクション監督を続投した「HiGH&LOW THE WORST」は、10月4日より全国ロードショー。また映画の前日譚を描くドラマ「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O」が、毎週水曜深夜に日本テレビで放送中。

※高橋ヒロシの高は、はしごたかが正式表記