「キングオブコント2025」王者の
昨日10月11日に放送された「キングオブコント2025」決勝には、ロングコートダディ、や団、ファイヤーサンダー、青色1号、レインボー、元祖いちごちゃん、うるとらブギーズ、しずる、トム・ブラウン、ベルナルドが出場。ファイナルステージにはロングコートダディ、や団、レインボーの3組が進出し、ロングコートダディが1stステージとの合計で945点を獲得して第18代王者となった。
ロングコートダディがこれまで決勝で披露してきたネタは6本。この中でお気に入りのネタを聞くと兎は2020年の「井上さん」、堂前は2024年の「花屋」を挙げた。また兎が「キングオブコント」で優勝するために好物のスナック菓子を我慢していたという話も。彼は昨晩の帰り道にカラムーチョを購入。賞レースで優勝すると「濃いものが食べたい」という心境になるのだと明かした。
ロングコートダディ コメント
──これから「キングオブコント2025」王者としての1年間が始まります。これからより一層多忙になっていくと思いますが、体調に不安はないですか?
堂前:絶対に休むので大丈夫です。
兎:もう17年目ですし、オフがとれるようしっかりと会社に交渉するのでご心配なく。今までより多めに月8日のオフをとろうかな?(笑)
──「キングオブコント」への挑戦を優勝で締めくくりましたが、今までの決勝で披露したコントの中で一番お気に入りをそれぞれ教えてください。
兎:僕は「井上さん(※)」かな。決勝の壁をこじ開けたネタなので。例えば決勝に一度も進出していない僕たちが今年のネタを準決勝でやった場合、確実に決勝に行けたとは限らないと思うんです。決勝に1回でも行くことによって、お客さんに笑ってもらいやすくなっていたり、予選の審査員がこれまでの実績を加味してくれたり、多少なりともそういう恩恵があるというか。それがなかった僕らを決勝に押し上げてくれたのが「井上さん」だったので、そういう力とインパクトを持ったネタだったと思います。
※編集部注:2020年に決勝初出場したときに披露したコント。とある仕事現場で「A1」「A2」「B1」「B2」「C1」「C2」「D1」「D2」と書かれた段ボールを“井上さん”と後輩が運ぶという内容。
堂前:「花屋(※)」ですかね。あのコントに出てくる花屋の客は、兎じゃないとできないキャラクター。あれを兎以外がやっても面白くならない。そういうネタっていいネタやと思うんです。
兎:その通りだと思います。
※編集部注:2024年にトップバッターで披露したコント。1組目から高得点を獲得し、1stラウンドを2位通過した。
──お二人は常に平常心に見受けられたんですが、今までの「キングオブコント」において悔しい気持ちはどれくらいあったのでしょうか?
兎:16回は負けてますからね。悔しくないことは絶対にないと思います。もちろん優勝もうれしかったですけど、初めて1回戦に受かったときも死ぬほどうれしかったのを覚えてます。
堂前:準決勝に初めて行くまでもけっこう長かったですからね。ただ「悔しい」はそこまでなかったかな。負けたときは「あぁ、そっか」という感じ。
兎:人が評価してるものやしな。
──来年からは一視聴者として「キングオブコント」を観ることになると思いますが、楽しみなことや期待していることは?
堂前:ピザかな……。ピザを食べながら観たいです。
兎:「キングオブコント」にエントリーしないというのは本当に初めてのことですからね。想像がつかないなあ……。楽しみです。
堂前:久しく家で観てないもんなあ。でも来年は王者としてスタジオに行くのか?
兎:そうや、トロフィー返還がある!
堂前:来年出て準々決勝で落ちたらトロフィー返還ってどうなるんやろ?
兎:確かに。返還あるのかな。まぁ、あるか。「準々決勝で落ちましたけど返還に来ました」とか言うのかな?
──「キングオブコント」で優勝したことで賞レースからは完全に卒業なのでしょうか? それともほかの賞レースに出場するお考えはありますか?
堂前:出るとしたら「THE SECOND」とか「ダブルインパクト」になるんでしょうけど、僕は出るつもりはあんまりないです。
兎:「ダブルインパクト」は出たいなと思いますけどね。漫才もコントもやりたいので、ちょうどいい。年に1回くらいはネタを賞レースにかけたい気もします。
堂前:僕はけっこう出ないです。
兎:うーん。
──SNSで「ロングコートダディさんはすごいのに、自分たちですごいことをあまり言わない」というファンの声を見かけました。せっかくですので、この機会に「みんなは気付いてないけど、自分たちは本当はここもすごいんだぞ」ということがあったら教えていただきたいです。
堂前:マジで2人ともキスがうまいです。
兎:両サイドから挟まれたりしたら、それはもう大変なことになります。これはたぶん誰も気付いてないと思います。
堂前:あとはお笑いコンビでは珍しく、どっちも包茎なんですよ。
兎:たぶんめちゃくちゃおるわ。
堂前:強みではあると思います。どちらかが包茎のコンビはそれなりにいると思いますけど、どっちも包茎はなかなかない。
兎:めちゃくちゃおるわ。日本人の7割が包茎やねん。ビスケットブラザーズとか絶対そうだろ。
──兎さんから見たロングコートダディのすごいところは?
兎:うーん……ほかのコンビもみんなすごいもんなあ。自分たちが秀でてるところなんて……。強いて言えば“五角形”かな。ネタ構成、空気感、セリフ回し、無駄がない時間の使い方、暗転・明転の使い方のうまさ、1個1個のボケの強さ、すべてがハイクオリティなので、グラフにすると五角形がめちゃめちゃデカいと思います。あんまり言えることはないんですけど、それくらいかな。
──兎さんは賞レースで優勝まで好物のスナック菓子を食べないと決めていたそうですが、それも解禁ですね。一番食べたいのは何ですか?
兎:実は昨日、帰りにコンビニで買いました。
堂前:えっ、何?
兎:カラムーチョです。
堂前:カラムーチョなんや! カラムーチョが一番食べたかったんや。
兎:「一番好き」と言えるスナック菓子はたくさんあるんですけど、より濃いものが食べたいという心境になりました。うすしお系のポテトチップスも好きなんですけど、優勝後に食べたくなったのはカラムーチョ。ビックサイズを買っちゃいました。ただダイエットもしなくちゃいけないので、リングフィットをしたら、とてもじゃないけど食べる気がなくなってしまいました。今はまだ開けていないカラムーチョのビッグサイズが家にある状態です。
──ちなみに堂前さんはご褒美として何を食べたいですか?
堂前:僕はお菓子はあまり食べないんですよ。ご褒美かあ……目玉焼きですかね。
兎:えー? 普段食べれてないん? すーごいお金ないやん。
堂前:あとは塩。
兎:塩!
堂前:はい。
兎:ご褒美が塩! じゃあ普段は塩をとれてないの? 倒れちゃうよ?
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耳子くん @mimicocco
好きになった芸人さんたちが「夢が叶った!」と売れっ子になってくのに和む一方で、あまりの忙しさにどんどん疲弊していく様子がしんどくて観てられなかった部分も正直あるので、ロコの二人が「絶対に休む」「しっかり会社に交渉する」と宣言してくれるのに安心した😴ヘルシーに生きて https://t.co/tlV1zcOouS