「旅は自分の生き方の凝縮」令和ロマンくるまが語る置き去り南アジア旅、ゴキブリの説得に成功

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ひろゆきこと実業家の西村博之と俳優の東出昌大が旅をしてきた「世界の果てに、○○置いてきた」シリーズ(通称・せかはて)の第3弾として、令和ロマンくるまが南アジア縦断旅に挑んだ「世界の果てに、くるま置いてきた」が明日9月21日(日)から配信される。番組では、物心ついてから海外旅行の経験がなく、ほぼ人生初海外となるくるまを日本からおよそ4800km離れたバングラデシュ南端の孤島で置き去りに。過去シリーズ同様、移動手段は基本的にローカル路線バスやヒッチハイクなどの陸路のみというルールの中、くるまが約2週間にわたって旅する様子をカメラに収めている。

帰国してすぐ、取材に応じた令和ロマンくるま

帰国してすぐ、取材に応じた令和ロマンくるま

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「長距離移動が苦手、お腹を壊しやすい」など、旅に不向きなくるまはなぜ今回の出演を承諾したのか。お笑いナタリーでは帰国してすぐのくるまのもとを訪れ、その理由と道中の様子、そして旅することの意義を聞いた。

旅を振り返る令和ロマンくるま ©AbemaTV, Inc

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やったことないことの詰め合わせ

──今回がほぼ初の海外、そしてご自身を“旅が得意ではない体質”だと思っていたそうですね。出演しようと思ったのはなぜですか?

やったことないことの詰め合わせだったからです。海外、旅行、ロケ、ABEMA、こんなにいっぺんにやったことないことをできるのはうれしいなと思って行くことにしました。ちょうどいいな、ラッキーだなと思いました。

令和ロマンくるま

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──不安はありませんでしたか?

迷惑かけちゃうかなとは思っていました。絶対(自分は)ダメだから、めちゃくちゃになっちゃうだろうなと。現地の言葉も使えないし、盗難とかトラブルにも遭うだろうし。

──最初に置き去りにされたときの気持ちを教えてください。

バングラデシュの空港についてから、目隠しされて、車乗せられて、ヘリ乗せられて、トゥクトゥク乗せられて、船乗せられて、置き去りにされました。「どこ、ここ?」みたいな、まったくわからない場所でスタートしたんです。それから「じゃあ、好きなだけ歩いてください」と言われたので歩き出したんですが、歩きすぎて逆にみんなを置き去りにしちゃって……(笑)。本当に死にかける瞬間がありました。みんなが俺を見失っちゃうっていう。でも俺からしたらこっちがみんなを探してたので、「大丈夫ですか?」って思っていました。

ゴキブリの説得に成功

──きつかったことは?

移動が大変でしたね。暑い中、バイクにしがみついて1時間半とか移動しました。途中で飲んだ、現地の「MOJOコーラ」がすっごい甘かったんですけど、その環境で飲むとめっちゃうまくて。そこからスタッフも含めてハマっていました。

令和ロマンくるま

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──途中で「もう帰りたい」とは思いませんでしたか?

環境がどんなに過酷だったとしても、「行った俺が悪いんだ」と思っちゃうんですよ。例えば日本で暑かったらイライラするんですけど、暑い国に自分から行ってるからそれに文句を言うのは違うだろうっていう。バングラデシュのホテルでゴキブリが出たときも、ゴキブリがいる場所に俺が来たんだから、と思って。寝ているときに体に上ってきちゃうことが何度かあったんですが、1回本気でゴキブリに説明したんです。日本語で「君たちのいる場所にこっちが来てるのは重々わかってるんだけど、俺もびっくりしちゃうし、お互い捕食関係にあるわけじゃないから、1回寝るだけ寝よ?」って。「マジで俺、明日にはいなくなるから」とめっちゃ説得して、電気消して寝たんですよ。で、朝起きたらちょっと離れたところでゴキブリも寝てたんです。共存することに成功しました。日本で出たらすぐゴキジェットですけど。

──不慣れな環境で思うようにいかず、自分自身に嫌気が差すことはありませんでしたか?

もともと自分はポンコツだと思って行っているので、ないですね。(ほぼ)海外行ったことないし、できるわけないと思ってるので。「どうせダメだからいいや、期待しない」っていうマインドなんですよね。

旅は、自分の生き方の凝縮

──現地の人との触れ合いは。

旅の最初にバングラデシュに行ったんですが、ほとんど観光客が来ないみたいで珍しいのか、めっちゃ囲まれて「YouTuber! YouTuber!」って言われてたので、こっちも「YouTuber! YouTuber!」って返しました。本当は「せかはて」のYouTubeチャンネルもあるんですけど、せっかくだからと思って令和ロマンのチャンネルを現地の人たちに紹介してみたんです。えらいもんで、ちょっと(登録者数が)増えてました(笑)。人口の多い国でこのボケやったから、本当に増えた。

令和ロマンくるま ©AbemaTV, Inc

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──相方のケムリさんが同行してたらどうなっていたと思いますか?

半分の日程でゴールしてたんじゃないですか? 容赦なく前に進んでいくと思うので。文句ひとつ言わず、一瞬でゴールしてると思います。で、「やったー」って。

──くるまさんにとって“旅”とはどんなものでしたか?

旅は、自分の生き方の凝縮みたいなことなんだなっていうのがわかりました。自分の力でなんでもやれると思っている人が旅に行って、たくさん人に助けられたら、「自分って人に助けられて生きているんだな」と実感して帰ってくるんでしょうけど、俺は普段から自分のことを「他人の力で生きてるな」と思っているんですよ。だから新しい発見とか、自分が変わるとかじゃなくて、本来の自分の生き方を認識できる、場所を変えることでそれが浮き彫りになるっていうのが旅の真のメリットだなと思いました。旅って客観的に自分がどういう人間なのか知りたいときに行くものなんだなっていうのがわかった旅でしたね。みなさんにも旅してほしいなと思いました。

令和ロマンくるま

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ABEMA「世界の果てに、くるま置いてきた」配信情報

2025年9月21日スタート 毎週日曜21:00~22:00

「世界の果てに、くるま置いてきた」予告映像

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satsuki @satsukiofficial

G説得の話、何回きいても🚗すぎるw https://t.co/VpDQmA220V

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