2024年もさまざまなニュースが届けられたお笑い界。お笑いナタリーでは1年間で5300本以上の記事を配信した。このコラムでは、読者からのツッコミが多かったニュース、なかなか見ないタイプの珍ニュース、マニアックだが面白いニュースなど、改めて振り返ったときに特に味わい深かった記事20本を紹介する。
ヨネダ2000「ヨーデル王」2代目王者に、念願の参戦・真空ジェシカ川北は最初から声がかすれる
ダンビラムーチョの漫才ネタ「ヨーデル」から派生した「ヨーデル王」は、出場者たちがヨーデルにまつわるコーナーで競い合うイベント。第1回大会で無念の欠席となった真空ジェシカ川北が念願の初出場を果たしたが、オープニングから声が枯れており、ダンビラムーチョ大原から「ヨーデナイじゃねえか、お前」とツッコまれた。優勝はヨネダ2000。全体を通してカオスな空気感が注目を集めた。
「R-1」の冠スポンサーにヨーグルトの「R-1」
「R-1グランプリ2024」の冠スポンサーに「強さひきだす乳酸菌」のキャッチコピーで知られる「明治プロビオヨーグルトR-1」が決定したニュース。略称が同じである賞レースの「R-1」とヨーグルトの「R-1」が公式にタッグを組むのはこれが初めてで、番組名は「明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024」に。読者からは「つくべくしてついたスポンサー」「むしろ何で今まで無かったのか不思議」「健康そうな賞レースになった」などの声が上がった。
シゲカズです「史上最悪の」宣材写真、ついに新しくなる
かねてより自身の宣材写真が掲載された記事に対して「頼むからこの史上最悪の宣材変えてくれ」とリアクションしていたシゲカズですの宣材写真が刷新。何かを見下しているような表情から、顎を少し上向きにして笑顔を見せるようになった。
とにかく明るい安村の可動フィギュア発売、さまざまなポーズを再現可能
とにかく明るい安村の可動フィギュアが登場。左右各3種類の交換用手首パーツが付属しており、片足立ち、膝立ち、座りなど、さまざまなポーズの「安心してください、穿いてますよ」を再現することが可能で、デッサン用の人形としても優秀という声も多かった。またトム・ブラウンみちおがこのニュースに「買っちゃった」とコメントしている。
バイきんぐ小峠、鳥のように飛び、太陽と重なり
ロバート秋山とバイきんぐ小峠のロケ番組「竜次と英二 ~アポなし五十音旅~」で、鳥のように飛べるアトラクション「バードマン」を体験した小峠。秋山は「たまに太陽と小峠さんが重なる瞬間がある! 皆既日食みたいなときある!」と驚き、その際の写真が大きな反響を呼んだ。
Aマッソ村上が「むらきゃみ」に改名、加納と共にSNSアカウント開設
Aマッソ村上が相方・加納の誕生日に「むらきゃみ」に改名。本人から到着したコメントでは、その理由も説明されていたが「人として一部上場するため↑( ^ = ^)↑ 名前にインナー着せたかってん(^^)v」という難解なものだった。
ザ・マミィ酒井、洗濯機で丸洗いしたみたいにきれい
ショッピングバラエティ特番「タカトシのイチ推しかっ!」(TBS)に出演したザ・マミィ。番組内で紹介される美容アイテムを試しているうちに徐々に美しくなっていき、酒井は相方・林田から「洗濯機で丸洗いしたみたいにきれい」と評された。
予想外のおいしさで話題を呼んだ「浜田チャーハン」くら寿司で期間限定販売
「芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル」(テレビ朝日系)でダウンタウン浜田が作ったチャーハン、通称「浜田チャーハン」。本来は「名店のシェフが最高級の食材で手掛けたチャーハン」「町中華のベテラン店主が冷凍海鮮で作ったチャーハン」「料理素人の浜田がカニやホタテの風味がするかまぼこを使用して作ったチャーハン」の味を見分けるというお題で作られたメニューだったが、浜田のチャーハンが予想外の高評価を得て話題となっていた。そんな浜田チャーハンがくら寿司の期間限定メニューとして登場。「紹興酒を少し加える」という基本レシピも忠実に守られた。
寺田寛明の書籍イベントでサツマカワRPGが決死の床ダイブ、お抹茶ら唖然
寺田寛明の書籍「故事成語 ツッコミ事典 もしも言葉のレビューサイトがあったら」(講談社)の囲み取材会にゲストとして出席したサツマカワRPG。記者から「この本を星5つで評価するとしたら?」という質問が飛ぶと「星100! 寺田寛明はすげえ面白い奴なんで! MAXを突破しちゃってる」と言いながら、積まれていた大量の本を巻き込むような形で床にダイブする奇行を見せる。寺田が「あっ」としか言えずに唖然とする中、サツマカワは鬼気迫る表情で「この姿、撮りやすい位置で撮ってください!」「やっぱり記者会見はバズったほうがいいから!」と記者に呼びかけた。
長崎一おもしろい大崎、名前を「日本一おもしろい大崎」に戻すことを発表
ちゃんぴおんず・日本一おもしろい大崎は今年3月、「イジられたときの返しを1個も用意していない」「(芸名が)ものすごく首を絞めている」などの理由で「長崎一おもしろい大崎」に改名。しかし2カ月後には「改名した際の『ふーん』という雰囲気に耐えきれなくなってしまった」との理由で日本一おもしろい大崎へ戻し、「改名なんてしてなかったかのように接していただけると幸いです」とのコメントを発表した。読者の反応は「戻ってよかった」という好意的なものがほとんど。磯野貴理子との類似点を指摘する声も多く上がった。
ラブレターズが1日店長のシークレット靴専門店、人が集まりすぎる
身長161cmで、4年前からシークレットシューズを履いてメディアに出演しているラブレターズが「シークレット靴専 背が高くなる靴専門店」横浜関内マリナード店の1日店長に就任した。人が集まりすぎたため、本来実施される予定だったトークショー「僕らはなぜシークレット靴を履くようになったのか」が5分で終了するハプニングも発生。店長を務めていた3時間は常にシークレットシューズが売れ続け、同店の最高売り上げを記録したという。
豆鉄砲・佐藤が「ホセ」に改名、事務所に混乱をもたらしつつ
豆鉄砲の佐藤直輝が今年3月にトークライブ「ホセ」に改名することを発表したが、事務所に相談していなかったため、正式な改名が5月に。ファンは「改名が認められた!」「やっとホセになったのか、時間かかったな」とリアクションしていた。ちょうどこの期間中に日本一おもしろい大崎は改名と再改名をしており、そのスピード感も改めて浮き彫りとなった。
トム・ブラウンの絵本「がったい!」狂気的な展開はそのままに
トム・ブラウンの“合体”ネタをもとにした絵本が登場。「何かと何かを合体させて何ができあがるんだろうと考えることが知育にいい」と聞き、絵本化を快諾したという。お笑いファンの反響も大きく、「狂気の英才教育」という声もあった。
小島よしお、ピーヤで蚊を退治
「アースノーマット」のWebCM「ピーヤ」編より。笑顔の小島よしおが自身の持ちギャグ「ピーヤ」で蚊を退治し、「もう、叩かなくていい」というナレーションと共に、アースノーマットが画面に登場する。
如月マロンの見た目が変わる
ジェラードンのコントに登場するアイドル・如月マロン。3年ぶりとなる新曲「affogato」のリリースに合わせて公開された新ビジュアルは、黒髪だった頃の面影がない衝撃的なものだった。なお今月リリースされた新曲「Veeeeeda!」では黒髪に戻っている。
ロングコートダディ兎が舞台「ボボボーボ・ボーボボ」出演決定、ところ天の助を演じる
ロングコートダディ兎がマンガ「ボボボーボ・ボーボボ」の舞台版でところ天の助を演じることが発表されると、顔の酷似ぶりが大きな話題に。「ところ天の助のキャストの最適解あるんだ」「目がもうところ天の助」「原作ファンもニッコリの最高のキャスティング」など絶賛コメントの嵐だった。
サルゴリラ赤羽が座禅を組む合成映像
魅力的なスポットを芸人が自転車で巡る番組「開運リフレッシュバラエティ『自転車でイイとこ行ってみよう!』」(BSよしもと)のサルゴリラ出演回はあいにくの雨模様。空海が座禅を組んで悟りを開いたといわれている岩の上で赤羽が座禅を組む予定だったが、これも中止となり、スタッフから「合成をするので、駐車場で座禅をしてほしい」とリクエストされる。この結果、座禅を組んだ赤羽の合成映像という不思議な光景がオンエアされた。
UU兄弟が出現
スキンケア商品「オルビスユー」のWebCMで、チョコレートプラネットがTT兄弟ならぬ「UU兄弟」に変身。手や腕で「U」の字を作りながら商品をPRし、撮影を終えた松尾は「こんなにカメラに寄ることはなかなかないんじゃないかってくらい寄るシーンが多くて新鮮でした」と話していた。
ラランド・ニシダ、結婚願望がないのに「ゼクシィ」登場
「今まで結婚をしたいと思ったことがない」「他人の人生を背負えない」「自分の生活で手一杯」というラランド・ニシダが結婚情報誌「ゼクシィ」で新郎姿を披露。その仕上がりには非常に満足したようで、読者に向けて「他力本願でいい! プロに任せよう! 奇跡の表情を拾ってくれます!」と呼びかけた。
モダンタイムスのGERA番組から初写真集「おともだち」発売、ビキニや浴衣姿を披露
芸人の写真集にまつわるニュースが多かった2024年。モダンタイムスも写真集「おともだち」でビキニ姿を披露した。ケビンス・山口コンボイは、爆発的に人気を博したマユリカのファースト写真集「Perfect!!」を引き合いに出して「マユリカさんの二番煎じ」とコメントしたという。
※「味わい深かったお笑いニュースで振り返る2023年」はこちら。
DAKSHVANSI @BharatDakshvans
@owarai_natalie コメディアンの努力と創意工夫にはいつも感心しており、今後の活躍を期待しています。