ぜんぶ君のせいだ。「ぜんぶ僕のせいだ。」「LIVE or DIE~ちぬに~」 PR

ぜんぶ君のせいだ。|新たな強みを手に、5色になる

ぜんぶ君のせいだ。が10thシングル「ぜんぶ僕のせいだ。」と再録アルバム「LIVE or DIE~ちぬに~」を同時リリースした。

5月に凪(なぎ)あけぼの、征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)の2名が加入し、新体制で早くも2枚目のシングルと2作目の再録アルバムを完成させた彼女たち。7月にスタートした全国ツアー「CULT CHAOS CUTIE TOUR 2019」を行いながら数々のレコーディングをこなしてきた彼女たちは新体制での強みを自覚し、これまでのアッパーでにぎやかなサウンドイメージとは異なる、メロウな要素を際立たせた新曲を完成させた。今回のインタビューではグループ内で生じている変化に注目。この5カ月間でぜん君。に起こった出来事を紐解き、その変化が反映された新曲および既発曲の新バージョンの聴きどころを5人に語ってもらった。

取材・文 / 倉嶌孝彦

遊べるようになるのも立派な成長

征之丞十五時

──征之丞十五時さんと凪あけぼのさんがグループに加入してから5カ月が経ちました。グループの活動はいかがですか?

征之丞十五時 気持ち的にはもう1年ぐらいぜん君。として活動している感じです。最初はライブのたびに緊張していましたけど、今はもうライブが始まっちゃえばどんどん前にいけるようになったし、気持ちの面でもパフォーマンス面でもすごく変われた5カ月でした。

凪あけぼの 私にはこの5カ月で大きな変化が3回あったんです。1回目はお披露目のとき。今までの自分とは違う「凪あけぼの」になった瞬間だったので。それからしばらくはすべてのことが探り探りだったんですけど、ある日突然、自分が進むべき道が見えたときがあったんです。それが2回目の変化。それ以降は自分が何をすればいいのか少しわかってきた気がして、がんばり方が変わりました。

如月愛海 3回目は?

 3回目は最近で、やっと自分の中で“凪あけぼの”の像が定まったんです。最初は自分と凪あけぼのが別々の存在だったんですけど、それがようやく1つになってきた気がして。ライブ中も「こういう場面、凪あけぼのならこうする」というのが自然にできるようになりました。3回目が自分の中で一番大きな変化だったと思います。

──先輩メンバーは2人の成長をどう感じていますか?

如月 自分たちが求めているぜん君。が高いところにあるので、2人だけじゃなくて私たち自身もまだまだなんです。ただ2人の成長スピードが極端に早いことは感じています。もう長い間一緒にがんばってきたような気がするくらいで、2人が入ってまだ半年しか経っていないことに驚いています。

凪あけぼの

一十三四 ライブ中に2人と顔を合わせる瞬間があるんですけど、最初の頃と最近では見せてくる顔が全然違うんですよ。例えば「メスゲノムフェノメノン」で顔を合わせるとき、ぼのはすごいドヤ顔をしていたり、ブリっ子のような表情をしていたりして(笑)。十五時は一緒に踊るパートで日によって全然違うことをしてくる。ライブで遊べるようになるのも立派な成長なので、すごいと思います。

ましろ 客観的に見たら、5カ月でちゃんと5人として並べているだけで普通にすごいですよね。教えられることはどんどん教えているけど、今2人は手当たり次第ぶつかって、ぼくたちがこれまで何年もかけて見つけてきた発見を何度も重ねている最中だと思っていて。ぼくたちとしても、もっとやりたいこと、教えたいことはたくさんあるので、まだまだ時間が足りないというか、これからもっとがんばらなきゃなとも思っています。

最初で最後の「愛してる」

──現体制になって2枚目のシングルが早くも完成しました。まず表題曲の「ぜんぶ僕のせいだ。」というタイトルには驚きました。

如月 やっとこういうタイトルが付けられるようになったなと。

一十三四

一十三 今までのぜんぶ君のせいだ。の曲って、ひねくれていたり執着的だったり、遠回しな表現が多かったんですけど、「ぜんぶ僕のせいだ。」はストレートに“生きて”というメッセージを伝える曲なんです。たぶん私たちにとって今作が大きな変化の起点になるんだと思います。

ましろ 個人的には十五時が「落としてきたもの、もう一度拾ってさ ぎゅっと抱きしめよう」って歌うところがすごく好きで。ぼくたち3人はいろんなものを乗り越えてきてここまでやってきて、新しく入った2人はいろんなものを手放して、ようやく今のぜんぶ君のせいだ。があると思うんです。そこで十五時が「もう一度拾おうよ」と歌っているところに、すごく光が差しているような感じがあって、すごく好きですね。

一十三 私は、ましろが「愛してる。」って歌うところ、好きだよ。

ましろ もうー!

一十三 ましろってストレートに「愛してる」と言うタイプの人間じゃないんですよ。態度で示すタイプというか、歌やパフォーマンスに込めて感情を伝えるタイプなんです。でもそのましろが今回「君を愛してる。」と歌う。もうね、最高なんですよ。

ましろ 「愛してる」なんてうまく言えない性格なんだもん(笑)。もちろんそういう気持ちはあるんですけど、今までは言葉にしてこなかった。でも10枚目のシングルという節目のタイミングだからこそ、今回はあえてこれまで言わなかった言葉を口にしているんです。最初で最後だよって気持ちではありますけど(笑)。