DJ＆MC紹介

──DJにはDJダイノジ（大谷ノブ彦）が登場します。

中野　呼んでたっけ……いや、呼んでましたね（笑）。こういう場でDJとして呼びたくなるのがダイノジなんです。ちゃんと機能すると言うか、必ず場を盛り上げてくれるので。存在としてすごく大きいです。

──ここからはMC陣の紹介をお願いします。

中野　とーやま校長（遠山大輔［グランジ］）は「ビバラポップ！」の話が上がった時点で最初に声をかけました。そのときはまだ何をやるかとかもまったく決まってなかったんですけど、とりあえずとーやま校長にはこのフェスを観てほしいなと。なのでまずスケジュールだけ抑えて。ブッキングが決まってきて、MCをお願いすることにしました。ロックにも精通してるし、それでいて、アイドルに対してもちゃんと熱量が高いので、そういう人がこのフェスに関わってくれたらさらに高い熱量が生まれるんじゃないかなと思っています。団長（NoGoD）はもともとモーオタなんですよ。しかもけっこう有名なオタクだったらしい。埼玉出身だし、仲良いし、しゃべれるので、呼ばなかったら「なんで呼ばないんですか」って言ってくると思う……ので誘いました（笑）。

大森　西井（万理那［APOKALIPPPS、生ハムと焼うどん］）も埼玉出身で。ずーっと面白いことをしゃべってるんですよ。しかも心の距離も顔の距離も近くて。そんな彼女にしか引き出せない何かを引き出してもらえたらと思います。団長と絡んだら面白そう。でか美（ぱいぱいでか美）は昔からずっと「この人は誰をも気持ちよくさせる話術を持ってる人だな」って思ってて。アイドルへの愛情もある人だったから、TIFとかアイドルの出る現場に連れて行ってたんです。そしたら私の弟子を名乗るようになってました。MCをやる人は知識と話術のある人がいいなと思っているので、でか美は両方持っていて安心です。

中野　豪さん（吉田豪）はアイドルの知識量が異常ですよね。こういういう人に観てほしいなと。このフェスを豪さんが観てどう思うんだろうと。あとはMCとしてほかの人では引き出せない話を聞いてもらえると思います。イベント中はTwitterも自由にやってもらおう（笑）。

自分たちが観たいラインナップに

──当日はお二人もステージに立たれるんですよね？

大森　はい。コラボステージとして、私の楽曲を出演者とコラボで披露します。ぜいたくなステージです！

中野　僕はそこでドラムをがんばります。

大森　あとはいろんなステージにちょこちょこ顔を出そうと思っています。汚さない程度に。

──改めてこのラインナップを観て、いかがですか？

中野　素晴らしいです。自分たちが観たいラインナップですね。

大森　お客さんだったら絶対観たい！

中野　もちろん「VIVA LA ROCK」のインフラが整っているからというのも大きいですけど、この組み合わせは僕と大森さんと鹿野さんじゃなかったら成立しなかったと思います。ブッキングとかタイムテーブルとか考えるのが単純に楽しかったですね。

大森　うん。

中野　あとはミュージシャン主導というのも大きいと思います。ロックフェスだとけっこうありますけど、アイドルフェスでアーティストが主催しているものってほとんどないので。顔が見える人がやっているというのはお客さんにとっても大きいんじゃないかな。最終発表のときにコメントを出しましたけど、僕も大森さんもTwitterのDMを解放しているので、誰でも自由に意見をぶつけられる。怖いですけど、来た人がどう思うかは大事なところだし、来る人と一緒に作っていくということがフェスにおいてはとても大事なことだと思うから。

大森　「なんであの人を呼ばないんだ！」とか、そういう意見をどんどんぶつけてほしいですね。

中野　あとは5年続いている「VIVA LA ROCK」というイベントがあって、別物とは言えども、その空気は「ビバラポップ！」にも反映されると思うんですよね。両方行った方はもちろんですけど、どっちかしか来ない人がもう一方にも興味を持ってくれることもあるだろうし。そういうクロスオーバーが生まれると面白いと思う。音楽シーンって、1年後にどうなってるかがわからない。そんな中で、こういうフェスが存在しているというのはすごく重要なことなんじゃないかな。

大森　特にアイドルシーンなんて本当に来年どうなってるかわからないので、どんなに今年夢が叶ったと思えるメンツで開催できたとしても、また来年になったらほかに呼びたい人たちが出てくると思う。だから来年も楽しみです。来年もし開催されなかったら鹿野さんが逃げたと思ってください（笑）。