音楽ナタリー Power Push - アップアップガールズ(仮)

Zeppツアー密着レポート これぞ“ベスト オブ ベスト”なアップアップガールズ(仮)

アップアップガールズ(仮)が6月12日に「アップアップガールズ(仮)Zepp ツアー “The Seven PARTY LIVE Alien”」と銘打った初のZeppツアーを開幕させた。北海道、大阪、愛知、東京の各Zeppを会場にした今回のツアーは、昨年より実施してきた全国47都道府県ツアーや、その直後にスタートしたライブハウスツアーでさらにパフォーマンスを磨いてきた7人が「ストイック」をテーマに行うグループ最大規模の単独ライブツアー。11月8日にグループとしての最大の目標であった東京・日本武道館での単独公演が決まった彼女たちは今回のツアーをどんな気持ちで迎えたのか。音楽ナタリーではZeppツアー初日となった北海道・Zepp Sapporo公演を密着取材し、7人に現在の心境と日本武道館公演への率直な思いを聞いた。

取材・文・撮影 / 古川朋久

  • 104

    64

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Zeppツアー開幕、それぞれの思い

6月8日から北海道・札幌市にて行われた「YOSAKOIソーラン祭り」に出演していたアプガは、Zepp Sapporoでのライブ当日にも「YOSAKOIソーラン祭り」のメインステージでパフォーマンスを披露。最新曲「パーリーピーポーエイリアン」をアレンジした“YOSAKOIソーランver.”で会場を盛り上げ、7人は足早にZepp Sapporoへと移動する。Zepp Sapporoは、2013年に行われた「TOWER RECORDS Presents アップアップガールズ(仮)対バン行脚(仮)」において地元のアイドルグループ・フルーティーと対バンを行った思い出の場所。およそ3年ぶりに同会場に足を踏み入れた7人は改めてその広さに苦笑いを浮かべる。ステージ上にはアメリカ・ラシュモア山の巨大彫刻をオマージュした7人の顔が描かれたバックドロップが吊るされ、ステージ背面を埋め尽くすその圧倒的な大きさを目の当たりにして、7人はその場にしばし立ち尽くした。

会場入りする古川小夏。
会場入りする佐藤綾乃。
楽屋前でポーズをとる関根梓、仙石みなみ。
Zepp Sapporoのステージに吊るされた巨大なバックドロップ。
会場を見て呆然と立ち尽くすアップアップガールズ(仮)。

リハーサル開始まで2時間。ケータリングに舌鼓を打つ者、激戦を前に体を休める者、本番に向けてアップを始める者、時間の使い方がさまざまなのもアプガ流だ。ここで7人にZeppツアーが始まった今の心境を聞いてみた。すると開口一番「不安」や「緊張」を口にしたのが5人。古川小夏は「いつも思っていることですけどライブとして失敗はしたくない。今日は特にいつも以上に成功しなきゃいけないという気持ちが強すぎて、力み過ぎてる感じがします。このままの状態で本番に入って、大丈夫かな」と漏らす。また森咲樹は不安である理由として「今まで以上にがんばらなければ、もう追い付けないところまできてる」と述べる。アスリート系アイドルと言われ、富士山山頂でのライブやホノルル駅伝などでフィジカルの強さを見せつけてきた彼女たちだが、もはや肉体的な強さだけでは越えられない壁に直面していることを打ち明けた。

それに対して「実感が湧かない」と口にしたのは佐藤綾乃。「昨日も今日も『YOSAKOIソーラン祭り』に出演したし、緊張して全然寝れないとかもない。会場に入ってステージを見たけど、感情としてはいつもと何も変わらないです。逆にこれくらい冷静でいられるほうが、私はいいんですよ」と彼女は淡々とした口調で語り出す。一見冷めてるタイプに見られがちだが、冷静に物事を判断できる彼女はアプガにとって貴重な存在。そんな佐藤は「武道館でもそんなに緊張しないんじゃないかと思います」と続けた。さらに彼女は、先日武道館で行われたアンジュルムの単独公演の話を語り出す。「武道館でのライブは私たちにとって未知な部分もあるので、ほかのグループの武道館ライブを観ても『すごい』と思うことが多かったんですけど、その日のアンジュルムのライブを観ているときに、アプガが武道館で歌っている姿が想像できて。だから当日もそんなに緊張しないでできるかなって思いました」。

ケータリングでごはんをよそう森咲樹。
壁際でくつろぐ古川小夏。
ストレッチをする森咲樹。
壁に向かいながら音程をチェックする佐保明梨。

唯一この日のライブについて「楽しみ!」と瞳を輝かせたのは佐保明梨。彼女は「こんなに大きなZeppで、1カ月に4カ所もライブができるのがうれしくて仕方ないです。ワクワクしてます!」と、はやる気持ちを抑えきれずに体を揺り動かす。しかし、そんな佐保も今回のツアーを迎えるにあたって「自由にやることの難しさを痛感してる」と語り出した。「自由にやるのは簡単に見えて実は私にとって苦手なこと。いつも教科書通りに動いているし冒険することができませんでした。歌もいつもと違うアレンジとなるとどこを崩していいのかわからないんです。きっとハロプロエッグ時代から積み重ねてきた経験が邪魔をしているのかもしれないですね」と佐保は自身の課題を切々と語ってくれた。

アップアップガールズ(仮) Zeppツアー“The Seven PARTY LIVE Alien”

2016年7月3日(日)
東京都 Zepp DiverCity TOKYO
OPEN 18:30 / START 19:00

アップアップガールズ(仮) 日本武道館単独公演

2016年11月8日(火)
東京都 日本武道館
Different Colors×GoodVibrations / Gacharic Spin×アップアップガールズ(仮)
2016年6月30日(木)
東京都 下北沢GARDEN
OPEN 18:30 / START 19:00
<出演>
アップアップガールズ(仮) / Gacharic Spin
Good Vibrations 大人げない大人たち vol.1 アップアップガールズ(仮)vs. THE イナズマ戦隊
2016年7月13日(水)
東京都 WWW
OPEN 18:30 / START 19:00
<出演>
アップアップガールズ(仮) / THE イナズマ戦隊
アップアップガールズ(仮)
(アップアップガールズカッコカリ)
アップアップガールズ(仮)

ハロー!プロジェクトのハロプロエッグ(現ハロプロ研修生)の研修課程を修了した仙石みなみ、古川小夏、森咲樹、佐藤綾乃、佐保明梨、関根梓、新井愛瞳の7名からなるアイドルグループ。2011年の結成当初は「アップフロントガールズ(仮)」として活動し、同年7月に「アップアップガールズ(仮)」に改名する。2012年3月に待望のオリジナル曲「Going My ↑」を発表。その後は立て続けにシングルをリリースし、同年12月にはタワーレコードのアイドル専門レーベルT-Palette Recordsへ参加した。精力的なライブ活動を経て2014年6月には念願の東京・中野サンプラザでの公演を成功させる。同年8月には富士山山頂でのライブに挑戦。2015年3月には3rdアルバム「3rdアルバム(仮)」を発表し、同月からグループ初となる47都道府県ツアーをスタートさせ1年をかけて見事完走する。同年5月にはハワイ・ホノルルで開催された「ホノルル駅伝」に参加し全員が完走。さらに7月には東京・日比谷野外大音楽堂でのライブを成功させた。2016年4月に新曲「パーリーピーポーエイリアン / セブン☆ピース」をリリース。同年6月には初のZeppツアーに挑戦する。同年11月8日には目標であった日本武道館公演が決定した。