振り入れの次の日は筋肉痛で動けなかった

──ニューシングル「恋のシェイプアップ♡」は、恋に臆病で自分に自信のない女の子たちがトレーニングを積み、理想の自分に生まれ変わろうとするコミカルな楽曲です。一番の特徴はダンサーのえんどぅさんによるエクササイズをテーマにした振り付けだと思うのですが、普通のアイドルソングでは使わない筋肉を使うんじゃないですか？

坂井　振り入れの次の日はみんな筋肉痛で動けなかったです。私は後ろを振り向くこともできなくて。学校で「ひとちゃん！」って呼びかけられても、体全体で振り向かないと後ろを向けなかったです（笑）。

小泉　朝現場に入ってまだ目が覚めてないときは、「恋のシェイプアップ♡」を流して踊ると体が温まります（笑）。

吉川　体がボキボキ鳴るよね（笑）。ストレッチになる。

辻野　真剣に踊れば踊るほど、体力を使う曲ですね。皆さんも朝から「恋のシェイプアップ♡」を踊ったら目が覚めると思います。

坂井　でも急に踊ると肉離れしちゃうかもしれないから、軽くストレッチしてからのほうがいいかもしれない（笑）。

──どの部分の振り付けが踊っていて一番大変ですか？

藤本　サビの腕を引く動きがけっこうキツいです。

坂井　ただ単に腕を体のラインまで引くだけだったらキツくないんですけど、体の後ろまで引く動きを素早くやらなくちゃいけないので、腕の周りが鍛えられます。

──そうなんですね。イントロのいかにもエクササイズっぽい動きが大変なのかなと思いましたが。

辻野　そこは体が伸びているので、そんなにキツくはないですね。

藤本　やっぱりサビです！ ライブの後半に「恋のシェイプアップ♡」を踊るとホントにキツいです。

坂井　サビの「Do it Do itよ！」の部分も大変だよね。

とき宣の未来がさらに広がっていく

──この曲の初披露は7月の「ときめき♡夏のびっちょり祭り2019」でしたが、そのあと夏を通してパフォーマンスしてきて体が鍛えられたんじゃないですか？（参照：とき宣「びっちょり祭り」ファイナルで東武動物公園を“ときめく水の空間”に）

坂井　最初の頃より平気になりました。えんどぅ先生には「真剣な顔で踊って」と言われていたんですけど、意識しなくてもキツいから自然と真剣な顔になって。でも、最近は体力が付いて、余裕が出てきたかなと思います。

杏　ライブだと宣伝部員（とき宣ファンの呼称）さんが踊ってくれていて、見ていて笑っちゃうんです（笑）。

坂井　ホントにすごいんですよ！ みんなキレッキレで踊ってくれてて（笑）。

──宣伝部員の皆さんは、このダンスも振りコピするんですね（笑）。

小泉　Dメロの手を挙げるところも一緒にやってくれて。フェスだと大勢の方の手が見えて面白いです。

吉川　吸い込まれそうになるよね（笑）。

──「@JAM EXPO」でも多くの方がその部分を真似して踊っていて、早くもライブの人気ナンバーになりつつあるなと感じました。

辻野　初めて見る人も真似しやすくて、みんなを巻き込める曲になっているので、この曲でとき宣の未来がさらに広がっていく気がします。

坂井　真似しやすい振り付けになっているので、今回はダンスチャレンジ企画というものをやっているんです（参照：とき宣「恋のシェイプアップ▽」ダンス動画を募集！メンバーによる直接表彰も）。賞品も豪華ですし、この企画を通して宣伝部員さん以外でも「恋のシェイプアップ♡」を踊ってくれる人が増えたらうれしいです。

杏　ライブではひよりんがお客さんに振り付けのレクチャーをしていますし、ホントにみんなで楽しめる最高の曲だと思います！

吉川　リリイベで毎回違うキャラクターのインストラクターの先生になりきって、曲を披露する前にお客さんに振り付けを教えてるんです。

メロディも歌詞もすべてが熱い「人生最幸のメロディ」

──「びっちょり祭り2019」では「恋のシェイプアップ♡」に加え、シングルのカップリング曲であるかわいらしいサマーチューン「妄想プールデート」がお披露目されました。

藤本　この曲にはいろんな曲調が混ざっていて、明るくポップなところもあれば、LAのプールで日焼けしているようなのんびりしている雰囲気もあるし、幻想的でエモーショナルな要素もあって。サビはさわやかだし、メンバーそれぞれの声が合っているので、聴いていると歌詞の情景が頭に浮かんでウキウキしちゃいます。

吉川　最初、この曲を聴いたときに「たくさん変化のある曲だな」と思ったんです。情報がたくさん入ってくるというか、「タピオカ」という歌詞に今時感があるし、女の子が共感できる恋の歌だと思います。

──シングルにはこのほかに「人生最幸のメロディ」「一方通行、恋の罠」「Ei-Ei-Oh!」といったカップリング曲も収録されます。まず「人生最幸のメロディ」は、「むてきのうた」や「ガンバ!!」のようにとき宣のエモーショナルな部分を押し出したナンバーです。

坂井　これは……！ とてもいい曲です！

小泉　この曲は前回のシングル曲の「ときめき♡宣伝部のVICTORY STORY」を作ってくださった松隈ケンタさんに作曲していただいた曲で。今の私たちにすごくぴったりで、メロディも歌詞もすべてが熱い曲になっています。

坂井　歌詞1つひとつが胸に突き刺さるというか。この曲を歌うことで今の私たちの気持ちが伝わるだろうし、宣伝部員さんもきっと共感してくれると思います。あと、この曲ではかなみん（辻野）が落ちサビを歌っているんですよ！ 完成した曲を初めて聴いたときに心にジーンと響いて、泣きそうになりました。かなみんは「全力でいつでも歌いたいんだ」という歌詞を歌っているんですけど、ホントに最高です……！

吉川　レコーディング前に仮歌を聴いた時点でかなみんとおはる（小泉）は泣いてました。

辻野　イントロの時点で「あっ、これはいい曲だな」と思いました。

坂井　イントロがすでに“人生最幸のメロディ”だよね（笑）。

辻野　「これはヤバい」と思って、一旦止めてちゃんと聴き直しました（笑）。ちょっと寝そべって聴いていたんですけど、姿勢を正して歌詞を見ながら聴きました。