音の1粒1粒にまでこだわって作っていった
──カップリングには、まずバラードの「君は知らない」が。こちらもTHE BEAT GARDENの歌心が存分に味わえる仕上がりですね。
U これまでのバラードはけっこうダークな失恋ソングが多かったんで、今回はちょっと切なさはありつつも明るい雰囲気のバラードが作りたかったんです。好きな女の子に思いを伝えることはできないけど、でも1人のことをずっと好きでいることで感じられる幸せみたいなものが伝わったらうれしいです。
REI Uさんからもらったメロディがすごくきれいだったので、ここにピアノの旋律を合わせたら絶対いいだろうなというイメージでアレンジしていきましたね。音の1粒1粒にまでこだわって作っていったので、今までよりも圧倒的にふくよかなトラックになっていると思います。
MASATO 特にイントロがいいよね。
SATORU イントロがいいんですよ! こういう雰囲気のバラードは、重くなりすぎずフラットな気持ちで聴けるからすごく好き。家でめっちゃリピートしてます!
──今回のシングルに収録されている3曲のアレンジはすべてREIさんと源田爽馬さんの共同クレジットになっています。これも新しい試みですよね。
REI そうですね。今まではずっと僕1人で作っていて、そこにこだわりがあったんですよ。誰かとセッションをすれば刺激にもなるし、吸収できることも多いだろうことはもちろんわかっていましたけど、とにかく自分の作る音が100%じゃないと満足できなかったと言うか。でも実際問題、打ち込みはものすごく時間がかかる作業なので、制作の時間が表舞台に出る自分に影響を及ぼす恐れも出てくるじゃないですか。
──なるほど。制作であまりにも疲弊してしまうと、ライブなどで満足のいくパフォーマンスができなくなってしまうかもしれない。
REI そうなんです。だから今回は同世代で才能のある人と一緒にアレンジをやってみたんです。以前から知り合いだった爽馬くんは、THE BEAT GARDENとしてやりたいことを直感的にわかってくれるところがあったんで、すごくやりやすかったです。一緒に作業することで学ぶことも多かったし、それを各楽曲にしっかり落とし込めたと思います。
2018年は躍進の年に
──3曲目には「One hundred」というアッパーチューンも。この曲のサウンドは、これまでのTHE BEAT GARDENが表現してきたEDRを強く感じさせるものになってます。
REI これはライブでのアンセムになるような曲を作りたいねっていう話から生まれたんですよ。みんなで合唱できるようにもしたかったんで、女性のお客さんが多いうちらのライブを想定して、女性キーで作りました。男性ファンにはちょっとがんばっていただかないといけないんですけど……ライブでやるのがすごく楽しみですね。
──ボーカル3人は女性キーでも大丈夫なんですか?
MASATO いや、普通じゃ出ないからシャウトですよ、シャウト(笑)。
U めっちゃキツイよね。首の血管浮きまくり(笑)。まあでもこういう曲はカッコつけてクールに歌ってもしょうがないんでね、このくらい限界ギリギリのキーがいいかなと。
SATORU この曲では僕もコーラスのところで参加してるんですよ。レコーディングは楽しかったです。
──SATORUさんが歌で参加する曲は今までにもあったんですか?
U 2、3曲ありますね。SATORUはけっこう高いキーでも声が出るんですよ。ただピッチがダメだけどね(笑)。
SATORU そうなんですよね。だから何回もテイクを重ねて。
U 意外とこだわるからめんどくさいっていうね。「ちょっともう1回いいっすか?」みたいな。「もういいよ!」っていう(笑)。
SATORU いいものを作りたいがゆえですよ!
──この曲の歌詞は、1曲目の「僕がいる未来」と少しリンクしている印象もありますよね。
U そうなんです。「僕がいる未来」ができたあと、この曲の主人公はどう生きていけばいいのかなって考えながらずっと聴いていたんですよ。で、その自分なりの答えを「One hundred」で書いた感じなんですよね。
──「いろんなことに惑わされず、自分なりに生きていけ」ってことですよね。
U はい。自分自身に言い聞かせる気持ちもあったし、ライブで合唱すればみんなにとっての希望にもなるかなと思ってバシッと言い切りました。
MASATO 僕は自分に対してホントに自信がないんで、この曲からは勇気がもらえましたね。100点ではなく、100%の自分でいればいいんだなって。みんなにも響けばいいなって思います。
──本作で新たな魅力をしっかり提示したTHE BEAT GARDEN、今年の活動がさらに楽しみになりました。
U いい曲がどんどん生まれてきてますし、ライブもちょっとずつ進化してる実感はあるんで、今年もがんばっていきたいですね。もちろんまたワンマンもやりたいですし。ファンの方はもちろん、これから出会う人にもTHE BEAT GARDENのことをより深く感じてもらえるような1年にしたいので楽しみにしていてください。突っ走ります!
- THE BEAT GARDEN「僕がいる未来」
- 2018年3月7日発売 / ユニバーサルシグマ
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初回限定盤A [CD+DVD]
1950円 / UMCK-9937 -
初回限定盤B [CD+DVD]
1750円 / UMCK-9938 -
通常盤 [CD]
1200円 / UMCK-5648
- CD収録曲
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- 僕がいる未来
- 君は知らない
- One hundred
- 僕がいる未来(instrumental)
- 君は知らない(instrumental)
- One hundred(instrumental)
- 初回限定盤A DVD収録内容
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- Sprout Tour at TSUTAYA O-WEST Vol.1
- 初回限定盤B DVD収録内容
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- 僕がいる未来(Music Video)
- Documentary of“僕がいる未来”(Recording, Photo Shoot & Music Video)
イベント情報
- 5th SINGLE「僕がいる未来」リリース記念ミニライブ&握手会
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- 2018年1月27日(土)大阪府 あべのキューズモール 3F スカイコート
- 2018年1月28日(日)福岡県 キャナルシティ博多 B1F サンプラザステージ
- 2018年2月10日(土)東京都 ららぽーと立川立飛 2F イベント広場
- 2018年2月12日(月・振休)宮城県 銀座山野楽器 仙台店 1F特設ステージ
- 2018年2月17日(土)埼玉県 ららぽーと新三郷 1F スカイガーデン
- 2018年2月25日(日)静岡県 イオンモール浜松市野 1F シンフォニーコート
- 2018年3月3日(土)愛知県 名古屋パルコ店 西館1階イベントスペース
- 2018年3月4日(日)岡山県 イオンモール岡山 1F 未来スクエア
- 2018年3月7日(水)兵庫県 ミント神戸 2Fデッキ 特設ステージ
- 2018年3月10日(土)神奈川県 ラ チッタデッラ 中央噴水広場
- 2018年3月11日(日)大阪府 あべのキューズモール 3F スカイコート
- THE BEAT GARDEN(ビートガーデン)
- 大阪の専門学校で知り合ったU、MASATO、REIの3ボーカルに、Uの旧友であるDJのSATORUを加えた4人組グループ。EDR(エレクトリックダンスロック)という音楽スタイルを掲げ、東京を中心に活動している。2015年に1stフルアルバム「WILL」、2016年2月にミニアルバム「Air」を発表。3月に東京・赤坂BLITZにてワンマンライブを行い、大成功に収める。7月にユニバーサルシグマよりシングル「Never End」でメジャーデビュー。夏には「SUMMER SONIC」や「RISING SUN ROCK FESTIVAL」など大型フェスやイベントに多数出演した。11月に2ndシングル「Promise you」をリリース。2017年5月に「Don't think, feel.」、7月に「FLOWER」とコンスタントにシングルを発表した。8月にメジャー1stアルバム「I'm」をリリースし、9月にデビュー後初のワンマンツアー「Sprout Tour」を東京と大阪で開催した。2018年3月にニューシングル「僕がいる未来」をリリース。