SUPER★DRAGONが9月9日に新曲「Indelible Magic」をリリースした。
5月よりスパドラが行っている毎月配信リリース企画の第5弾作品となるこの曲は、別れを経てもなお心の中に残り続ける“消えない魔法”のような大切な人への思いを歌う、スタイリッシュなナンバー。落ち着いたトーンのジャケットスタイルで秋の装いに着替えた9人がクラシカルな空間で歌い踊るミュージックビデオも見どころの1曲となっている。
リリースに際し、音楽ナタリーは肺気胸で療養中だった古川毅を除く8名のインタビューとフォトシューティングを実施。9人が熱く駆け抜けた夏のことや新曲のこと、トピック目白押しの近況を語ってもらった。なお、最終ページには後日リモートで行った古川へのインタビューも掲載している。
取材・文 / 三橋あずみ撮影 / 梁瀬玉実
体力がゼロになったところからがSUPER★DRAGON
──今夏のSUPER★DRAGONはさまざまなライブイベントに出演して、忙しくされていますね。
ジャン海渡 ずっと動いてる感じでしたね。イベント出演が続きましたし、それに向けてのリハをしたりで、いい意味で「すごく仕事しているなあ」とずっと感じていました。7月に出た「SUMMER STATION 音楽LIVE」が個人的にはいい思い出ですね。ひさびさの野外だったけど、天気がめちゃくちゃよくて。俺たちが大好きな外で、汗かきながら踊って……(参照:SUPER★DRAGONの熱い夏の幕開け!3年ぶり「サマステ」青空の下BLUEに届けた怒涛の14曲)。
池田彪馬 暑かったねえ。
志村玲於 野外ライブがひさびさすぎて、みんなちょっとビビってましたもん(笑)。
ジャン ひさびさだから、リハのときにエアコンの温度をわざと上げて練習してたんですよ。
柴崎楽 やったね(笑)。
飯島颯 5月に始まった新曲連続リリース企画の曲たちをBLUE(SUPER★DRAGONファンの呼称)の前で初披露したのも「サマステ」でしたね。みんながどんな反応をくれるかはずっと気になっていたことだったので、いい反応をもらえたのがうれしかったです。
──私もレポートで入らせてもらったのですが、後半のメドレーの畳みかけがすごかったですよね? いったいどんなつもりで、こんなに自分たちを追い込むような曲順を……と思いながら観ていました。
一同 あはははは!
伊藤壮吾 こいつら、正気か?と(笑)。
──そう思うくらい、気迫を感じたので。
玲於 やっぱり気合いが入ってたんですよ。「サマステ」から俺らの怒涛の夏が始まるので、かましたいなと思って。体力がゼロになったところからがSUPER★DRAGONの本領なので(笑)。
壮吾 体力削られてからが本番だよ、と。
彪馬 でも、アドレナリンが出まくってたからか、意外とみんな大丈夫だったよね。いい意味で完全燃焼して、手応えを感じながら終わったので、本当にいい夏のスタートになったと思います。
楽 僕らのいろんな姿を見せられたと思いますし、あとはソロダンスのパートなんかもあったので、1人ひとりのよさもしっかりアピールできたかなと。いい汗をかくことができました。
あとは任せてください
──そして、8月20、21日にはEBiDANのグループが集結する大きなイベント「EBiDAN THE LIVE」が行われました(参照:「こんな集団ほかにない」全員が思いつないだエビライ2日目、DISH//が駆け抜けた青春と夢の続き)。
田中洸希 「エビライ」開催は3年ぶりだったので、EBiDANのファミリー感っていいなあと改めて感じたりしましたね。
ジャン 僕らは2日間のステージでそれぞれ見せ方を変えたんですけど、2日目は特に、今回でEBiDANを卒業するDISH//さんにバトンを渡すポジションでのアクトだったので、みんなかなり気合いが入っていて。自分的にはかなり出し切った感があるし、記憶にも鮮明に残ってます。ステージ上でメンバーそれぞれの気迫を感じるくらいすごかった。
玲於 1日目と2日目で、いいギャップを見せることができたよね。1日目にはBLUE以外の方にも僕らの新しい一面を知ってもらいたいなと思って連続配信リリースから3曲を選んで……。
洸希 2日目は僕らが経験値を積み重ねてきた曲で盛り上げて、“ザ・SUPER★DRAGON”というところを見せようと。それに加えて8月の配信リリース曲の「So Woo」を初披露することにしたので、ギリギリのギリギリで振り入れをしてセットリストの最後に置いたんですけど、みんなボルテージ高くパフォーマンスできたし、僕のビートボックスも成功したのでよかったです。
──スパドラはDISH//メンバーの最後の挨拶で「M!LKとスパドラはすげえ2グループになってください」と名指しで激励されたりもしましたけど、それを聞いたときはどう感じましたか?
玲於 いやあ、しびれたよね。
松村和哉 クリエイティビティとかロックな精神みたいな部分で、僕らは少なからずDISH//先輩の背中を追いかけてきたところがあったので、「あとは任せてください」みたいな感じでした。
彪馬 EBiDANグループにはいろんなカラーがあって、DISH//さんと僕たちのカラーはまったく違うけど、パッションとかそういう内面的な部分で近いものを感じていたからね。今回名指しでメッセージをもらい、これからを担っていくべき僕たちが、どのようにEBiDANを押し進めていけるのか?っていう。それがまた新しい目標になったというか、自分たちがやるべきことが1つ明確になったというか。自覚と責任が大きくなったような感覚がありますね。
うちの洸希、どや!
──恒例のシャッフル企画に参加したメンバーの感想も伺えれば。まずはDISH//のシャッフルユニット・MASH↑↑で泉大智さん役をやった壮吾さんはいかがでしたか?
壮吾 DISH//さんのシャッフルは最後になるだろうというタイミングで選んでいただいて、緊張や重圧がありつつだったんですけど、ファンの皆さんがすごく盛り上がってくれたので、改めてDISH//先輩のすごさを感じましたね。てか、今日もそうなんですけど、メンバーがずっとこのときの動画を観てるんですよ……(笑)。
洸希 なんか、壮吾の声だけすっごいよく聞こえるんですよ。
和哉 マイクの音量レベルがおかしい(笑)。
玲於・和哉 (低めの声で)「ライラライライ ライライラライ……」って(笑)。
颯 一発でわかるよね(笑)。
玲於 当日も、楽屋は大盛り上がりでした。
壮吾 何よりですね!
──(笑)。颯さんはM!LKのシャッフルユニット・HOT M!LKで曽野舜太さん役を担当しました。
颯 M!LKの表現はスパドラの対極という感じで僕が今までにやってこなかったものですし、ダンサーの自分は歌って踊るパフォーマンスも慣れていない分、すごく新鮮に感じました。そのしゅん(曽野)が普段からやっているようなパフォーマンスをリスペクトしつつ、自分らしさも出せたらなと思ってステージに立ちましたね。短い練習期間だったんですけど、シャッフルのメンバーとも打ち解けられて、いい空気感で本番に臨めたのでよかったです。
洸希 僕は2回目の超特急さんのシャッフルユニット(超快適)で、今回はタクヤくん役をやらせてもらいました。今回の「Dance Dance Dancing!」、タクヤくんがセンターに立つことが多くてプレッシャーをめちゃくちゃ感じたんですけど、すごいなんか、楽しくできたというか。メンバーのみんなと一緒に、ダンスの確認だったりを和気あいあいと仲よくできたので、楽しくできましたし……。
和哉 さっきから「楽しい」しか言わないなあ(笑)。
洸希 いやもうね、みんな面白いんで。やっぱりスパドラとは空気感が違うんですけど……楽しかったです!
一同 あはははは!
楽 結局楽しかったのね(笑)。
洸希 で、僕がやっているときに、ステージ裏でみんなが観ていたんでしょうね。そのときの動画をあとで観たんですけど、すげえヒューヒュー言われてて(笑)。ああでもすごい、ちゃんと観てくれてるんだなと思って、うれしくて楽しい気持ちになりました。ありがとうございました。
ジャン いやあ、でも実際は観てるフリだったからね……。
洸希 それであの盛り上がりだったのかよ!
壮吾 でも実際、スパドラでは見れない洸希を見れたから、そこは楽し……あ、すごいよかったなと思います。
ジャン カメラに抜かれたときもバシッと決めていてくれたから、「うちの洸希、どや!」みたいな感じはありましたね。
壮吾 誇らしくなりました。
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いや、めちゃくちゃにしゃべってるやん!