「気が緩んでるかも」と思う瞬間がある

──乃木坂46は今年の8月で結成2周年を迎えます。

生駒　そうですね。2歳だ。

白石　早いなあ、1年が経つのが。

──グループとしては3年目に入るわけですが、乃木坂46の今後については2人はどう考えてますか？

生駒　そろそろいろんなところで、ちゃんと結果を出していかなきゃいけないなって。

白石　うん。1人ひとりのソロ仕事が増えてきてるから、そういうところでみんながんばっていけば乃木坂の知名度も広がっていくと思うし。まだ乃木坂46のことを知らない人もたくさんいると思うから、しっかり広めていきたいです。

──じゃあ乃木坂をいろんな人に広めていくために、今の自分たちに何が一番必要だと思いますか？

白石　1人ひとりの乃木坂に対しての気持ちがすごく重要なんじゃないかな。私も個人のお仕事をいくつかやらせてもらっていて、その中ではもちろん私のことを知ってもらうことも大事だけど、私はやっぱり乃木坂46っていうグループをたくさんの人に知ってもらいたいから。

生駒　出たときに自分だけじゃなくて乃木坂の魅力も出せるといいよね。

白石　そうだね。実は……私から見て「気が緩んでるかも」と思う瞬間があったんですけど、なかなか言いにくくて。もちろん私にも悪い部分はあると思うんです。だからそういう小さいところから直していかないと、乃木坂がダメな方向に行ってしまうんじゃないかって。

生駒　3年目に入る前に、気を引き締めないとね。

白石　もしかしたら最初の頃の気持ちを忘れてるから、そういうふうに緩んできてるのかもしれない。1人ひとりの気の緩みが、最終的には乃木坂の足を引っ張ることになっちゃうから。

──前よりもそういう部分が見えてきてると。

白石　2年も一緒にいればよくわかっているし、徐々に見えてきますよね。

──そういう部分を意識するようになったのはいつ頃からですか？

白石　私は最近です。やっぱり6枚目でセンターになってからすごく周りを意識して見るようになりました。

──直接言いにくいと言ってましたけど、そういうことをメンバー同士で話したりはしないんですか？

白石　乃木坂をまとめるのはキャプテンだと思うけど、もしキャプテンができなければ私とか年上の子たちがまず気付いたことを言ってあげるのが大事だと思う。

生駒　言うときは言わないとね。でも日々正していかなきゃいけないところは、まず自分を正さないと言えないからさ。

乃木坂46を国民的グループにしたい

──じゃあ最後に、これから乃木坂46をどういうグループにしていきたいですか？

生駒　生駒ちゃんは、乃木坂46を国民的グループにしたい。それは「AKB48の公式ライバル・乃木坂46」としてではなくて、単純に乃木坂46というグループとして。

白石　そうだね。AKBさんと同じようなことをやってるだけだと面白くないから、乃木坂にしかできないことをたくさんやっていって、どんどん広めていきたいです。

生駒　同じことは絶対やりたくない。

白石　やりたくないね。

生駒　そのためには自分たちも成長しなきゃいけないですけど。

白石　1人ひとりがね。

──今は「乃木坂46とは何なのか」をみんなで理解しながら、作っている途中なんでしょうね。

生駒　そうですね。いろんな可能性を潰さないように。たるむな。前に進みましょう。

白石　本当ね。

生駒　うん。