最終ページでは、アルバムのタイトル「大人の涙」にちなんでプレイリスト企画「マカえんの涙」を展開。メンバーそれぞれに最近涙した曲を選んでもらい、その理由を聞いた。

はっとり（Vo, G）

Ｔ字路s「これさえあれば」

聴くと胸が熱くなって、ほろっと涙腺が緩みますね。Ｔ字路sは今年の年始の「ラジオ深夜便」（NHKのラジオ番組）で知りました。いろいろアルバムを聴いた中で「これさえあれば」が最近のお気に入りの曲です。「泣いてもいいんだよ」と言ってくれてる感じがすごく安心する。優しいです。なんか救われたんですよね。特に最後の「これさえあれば平気さ望むものなど何も無い」のところ、余計な誘惑とか気にしないでいい言葉とか、いろいろあるんだけど、ファンがたくさんいてくれるっていう今の状況が最高じゃないかと思って。幸せを再確認できましたね。「多くは望まないほうがいいんだぜ」って感じです。

高野賢也（B, Cho）

BUMP OF CHICKEN「supernova」

たまアリでBUMPのライブを観させてもらったんです。僕がベースを買って、最初に練習したのがBUMPの曲なんですけど、当時のライブのセットリストに何曲か入っていたんですよね。「弾けないし、指が追いつかないし、まず覚えられない」という悔しい記憶を思い出しました。練習したての頃はベースの音ばかりに気を取られて曲の全貌を見てなかったんですけど、たまアリで生演奏を聴いて、曲のよさを再認識することができました。優しい歌詞に感動して泣きましたね。

田辺由明（G, Cho）

マイケル・シェンカー「Into The Arena」

マイケル・シェンカーのライブを僕の弟、はっとり、はっとりのお父さんと中野サンプラザに観に行って。普通にチケットを取ったらたまたま最前のど真ん中で、3、4曲ぐらいずっと大号泣してました。「Into The Arena」はインストで、全然泣けるような曲じゃないんですけど、もう涙が止まらなくなっちゃって。マイケル・シェンカーは僕の原点なんです。

長谷川大喜（Key, Cho）

木山裕策「HOME」

もともとこの曲は「行列のできる法律相談所」（現タイトルは「行列のできる相談所」）っていう番組で特集されてバズったんですよね。あの頃はまだ中学生だったから、そういう曲もあるんだとしか思ってなかったんですよ。最近、2000年代のプレイリストを聴いていて「HOME」がたまたま流れてきて。ご病気を乗り越えた木山さんが家族に向けて作った歌だというのを思い出したんです。僕の周りに子持ちの友達が多いこともあって、歌詞が刺さって泣きましたね。

マカロニえんぴつ