スマホの中にはアイデアがぎっしり

──音楽制作をする上でスマホは使っていますか？

谷口　曲のアイデアを残すために、ボイスメモを活用してますね。もう何件あるんだろうってくらいデータが溜まってます。だからiPhoneをなくしたら大変です。あとGarageBand（音楽制作ソフトウェア）もすごい使ってます。ドラムとかピアノの音が入ってるんで、具体的にイメージを残しておきたいときは便利ですね。

飯田　僕もGarageBandをコーラス練習に使ってますね。BPMとキーを設定できるんで、ライブ前の練習で活躍してます。

小泉　制作ではないんですけど、前はiPhoneでドラムを叩くときのフォームを撮影して確認してました。あとは曲作りのときにメモ帳にリズムの構成を残して忘れないようにしてます。

古賀　リードギターってリズムギターの音がある状態で鳴らさないとハーモニーが確認できないので、1回ボイスメモでリズムギターを録って、それを鳴らしながらリードギターのフレーズを考えたりしてますね。アレンジするときはスマホも活用してます。チューニングもスマホでできるし、メトロノームもあるからリズムの練習もできるし……ただいろいろ便利すぎて、スマホがなくなったときが怖いなあと。

──皆さんは音楽サブスクリプションサービスって活用されてますか？

谷口　実はまだ全員未体験で、LINE MUSICのスタートと同時に始めてみようかなと思ってます。自分もだけど、これをきっかけにリスナーの音楽生活がどう変わっていくのか気になってて。CDを作る意味とか考えるきっかけになるかもしれないと思ってます。

──ちなみにKANA-BOONの皆さんが、LINE MUSICで最初に聴いてみたい曲は？

古賀　僕はエリック・クラプトンの「Crossroads」！ あの曲は聴き込んでいるので、サブスクリプションサービスで配信されている音源とCDの音質の違いがわかるかなと。

谷口　何言ってるの。初聴きだったら、まずは自分たちの曲でしょ！

古賀　ああ！ そうだ！

飯田　（笑）。僕は「結晶星」を聴きたいですね。イントロのドラムに特徴があるので、CDとの違いを確認するのにぴったりかなと。

──さてこれから夏フェスシーズンに突入しますが、楽しみにしてることってありますか？

古賀　フェスはメシが楽しみですね。

谷口　古賀は最近スマホでメシの写真撮ってるよな。

飯田　へったくそだけど（笑）。

──ここでもスマホが活躍するわけですね。

古賀　そうですね。ダイエット目的もあるんですけど、何食ったか覚えとこうと思って。

谷口　物忘れの激しいおじいちゃんみたいだな（笑）。