音楽ナタリー PowerPush - GARNiDELiA

2年目に魅せる“攻め”の王道バラード

GARNiDELiAがニューシングル「MIRAI」をリリースした。

「MIRAI」の表題曲は現在放送中のテレビアニメ「ガンスリンガー ストラトス」のエンディングテーマにして、彼らのシングル曲としては初めてのバラードナンバー。しかもこれまでのデジタル感の強いサウンドから一転。ドラム、ベース、アコースティックギターとストリングスで聴かせるオーガニックな1曲に仕上がっている。

このシングルはデビュー2年目の幕開けを飾る最初の1枚。その表題曲でストレートなバラードという新たなカードを切ったのはなぜか? メイリア(Vo)とtoku(Key, Compose)に聞いた。

取材・文 / 成松哲

 
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「やっと出せた!」「やっと来たぜ!」なバラードナンバー

──以前お2人は、1月リリースの1stアルバム「Linkage Ring」を「『GARNiDELiAとはこういうものなんですよ』って改めて知ってもらえる1枚」だと評していました(参照:GARNiDELiA「Linkage Ring」インタビュー)。

メイリア(Vo)

メイリア(Vo)toku(Key, Compose) はい。

──で、その「GARNiDELiAとはこういうものだ」と周知するアルバムの次にどんな曲を発表するのかな?って気になっていて。だからその次の曲、「MIRAI」が“どバラード”だったことにはちょっとビックリしました。

メイリア 確かにメジャーデビュー以降の3曲のタイアップ曲しか知らない人にとってはすごく新鮮だろうなっていう気はするんですけど、実はそんなに「チャレンジだ!」っていう感じはなくて。「やっと出せたか!」みたいな感じなんですよ。

──インディーズ時代にはミディアムナンバーやスローナンバーをメインにやっていたグループだったから?(参照:GARNiDELiA「BLAZING」インタビュー)。

メイリア そうですね。インディーズ時代から知ってくれている人とか、ライブのお客さんとか、アルバムを聴いてくれた人たちからは「GARNiDELiAっていったらバラードだよね」みたいな声もけっこう聞こえていましたし。2月のLIQUIDROOMのワンマンのときも「次のシングルは初のバラードです」って言ったらすごく盛り上がってくれたり(参照:GARNiDELiA、“答え合わせ”の2ndワンマン大成功)。「やっと来たぜ!」って感じの反応をいただいてたので「同じ気持ちだったんだな」って、すごくうれしかったんです。

メロディは王道なんだけど、コード感はヒネくれる

──なぜ今バラードを「やっと出す」ことにしたんでしょう?

メイリア これもうれしいことに(「MIRAI」がエンディングテーマに採用されているアニメ)「ガンスリンガー ストラトス」の制作チームの皆さんから「エンディングにはGARNiDELiAのバラードを」って言っていただいたからなんです。だから「キター!」っていう感じ(笑)。すごくタイミングがよかったんです。私たち自身「2年目だし、また新しい一歩を踏み出そう」って思っていたところにアニメのチームやファンのみんなからバラードを期待してもらえていた感じだったので。一番いいタイミングでバラードを出せた。すごく意味のあるシングルになったなって思ってます。

──ただバラードを作ること自体は珍しいことではない。インディーズ時代はもちろん、メジャーデビュー後もシングルのカップリング曲やアルバム収録曲にもバラードがありましたよね。それでもやっぱりシングル曲としてリリースすることに何か期するものはあった?

toku 心持ちはやっぱり違ったかなあ。

メイリア そうですね。カップリング曲やアルバムの曲とシングルのリード曲ってやっぱり見え方が違うじゃないですか。GARNiDELiAの代表曲の1つというふうに捉えられるわけですし。より多くの人に「私たちにはバラードもあるんだよ」って知ってもらえることにもなるから、ちょっと思うところはありましたね。

toku しかもアニメのタイアップ曲でもあったから、その点について考えることもありましたし。メロディはいつも通り、ほぼ迷いなく書けたんですけど、アレンジ面というかコードワークで「ガンスト」(「ガンスリンガー ストラトス」)の世界観みたいなものを表現してみていますし。アニメ自体がパラレルワールドを行ったり来たりする状況を生き抜く主人公たちの話だから、転調を増やしてみたりとか。メロディは王道なんだけど、アレンジやコード感はヒネくれてるみたいな作り方をしてますしね。

ニューシングル「MIRAI」 / 2015年5月13日発売 / DefSTAR Records
初回限定盤 [CD+DVD] / 1620円 / DFCL-2122~3
期間限定生産盤 [CD+DVD]] / 1620円 / DFCL-2125~6
通常盤 [CD] 1296円 / DFCL-2124
CD収録曲(全仕様)
  1. MIRAI
  2. PiNK CAT
  3. pledge
  4. MIRAI (instrumental)
CD収録曲(期間限定生産盤のみ)
  1. MIRAI (TV size ver.)
初回限定盤 DVD収録内容
  • MIRAI(Music Video)
  • PRIDE(Music Video)
期間限定生産盤 DVD収録内容
  • 「ガンスリンガー ストラトス」ノンクレジットED映像
GARNiDELiA(ガルニデリア)

GARNiDELiA

シンガーやモデルとしても活躍するメイリア(Vo)と、アンジェラ・アキ、LiSAらのアレンジャー、ボカロP「とく」などの横顔を持つtoku(Key, Compose)からなるユニット。2010年に別名でオリジナル曲「ARiA」を動画共有サイトに投稿し、同年アニメ「フリージング」オープニングテーマ「COLOR」を発表したのと前後して、ユニット結成を宣言する。以来ハードロック由来のヌケのいいギターロックから、ダンスミュージック、ピアノ1本で聴かせるバラードまで幅広い楽曲群をネットで発表する一方で、2010年末にはミニアルバム「ONE」をインディーズで発表。さらに翌年には東京・JCBホール(現・TOKYO DOME CITY HALL)での「ニコニコ大会議Final」や、中国・上海での「舞動漫櫻楽祭~ANIME ROCK CONVENTION~」など国内外でのイベントに招聘される。2014年3月、アニメ「キルラキル」の後期オープニングテーマ「ambiguous」でメジャーデビューすると7月には「魔法科高校の劣等生」後期オープニングテーマ「grilletto」、10月には「ガンダム Gのレコンギスタ」のオープニングテーマ「BLAZING」を立て続けに発表。そして2015年1月、メジャー1stアルバム「Linkage Ring」を、5月にはアニメ「ガンスリンガー ストラトス」のエンディングテーマ「MIRAI」をリリースした。