できない子が成長していくストーリーが大事

──9人になったGANG PARADEの初インタビューになります。まずは加入したばかりの2人の自己紹介からお願いします。

ハルナ・バッ・チーン　GANG PARADEのハルナ・バッ・チーンです。よろしくお願いします。今は餃子とロッテリアにハマってます。

ユイ・ガ・ドクソン　彼女はひと言で言うと赤ちゃんですね。ロリ枠。

──実際、すごく若いですよね？

ドクソン　いや、全員同い年ですから！

──すみません、大事なことを忘れてました。失礼しました（笑）。

カミヤサキ　ギャンパレには今までいなかったタイプだと思います。だいぶ新しい。ステージ上でもハルナワールドで成立しちゃう感じはあります。

月ノウサギ　同じく新メンバーの月ノウサギです。よろしくお願いします！ 特にアピールポイントも何もないんですが……。

カミヤ　顔って言うとき！

ユメノユア　かわいいって言うとき！

月ノ　先輩の圧がすごい……。

──ビジュアル担当、みたいな感じですかね。

月ノ　自分ではあまりわかんないんですけど……。

ココ・パーティン・ココ　ウソや。

一同　あはははは（笑）。

ユア　でも真面目だよね。

カミヤ　ストイックだと思う。振りを覚えるのも早かった。

ユア　ちゃんと覚えてこれる頭を持ってるんですよね。ダンスとかフォーメーションって得意不得意があるんですけど、一度見てちゃんと覚えられるのはすごいと思います。

──なるほど。ハルナさんは覚えてこれる頭を持って……。

ハルナ　ないですね（笑）。

ユア　差はあるかもしれないけど彼女は彼女なりに一生懸命覚えてくるから、それもいいところです。

──好対照な2人が入ってきましたね。

カミヤ　だから面白いです。月ノも合宿のときからギャンパレに合ってるな、とは思って見てました。努力家だし熱いものを秘めてるタイプだったし。

──ギャンパレ、入ってみてどうですか？

月ノ　ファンだったときに見てた印象と一緒ですね。みんなイメージ通りだし、本当に仲がいい。キャラとかじゃなくて本当にこういう人間なんだなって。

ハルナ　映像やライブで観てたから、入ったときは感動でした。皆さん、見た目はすごくいかついんですけど思ったよりも10倍くらい優しい。

──先日行われたZepp DiverCity TOKYOのワンマンライブでお披露目されましたが、2人はすごくがんばってました。短期間でここまで仕上げるのは大変だったのでは？（参照：GANG PARADEが9人体制で決意新たに、Zepp DCワンマン大盛況）

ユア　がんばりましたね。うちらはうちらでリリースイベントとかがあって合間を縫ってレッスンしてたんですけど、踊ったことのない子が覚えるほうがはるかに大変なので。ハルナなんて1、2カ月前に会ったときはまったく踊れなかったからすごくがんばったんだなって。

カミヤ　ハルナは確かに時間がかかりましたけど、合宿で見ていてできないことをがんばる姿勢がいいと思ったし、ゆっくりでもできるようになっていくハルナ・バッ・チーンのストーリーがギャンパレに加わったら面白いと思います。例えばダンスが苦手っていうのはその子の持ち味ですからね。

──渡辺淳之介さんも言ってましたけど「下手なのはいいけど、努力をしないのはダメ」というのが今のWACKイズムなのかなと。

カミヤ　そうです。持ち味を殺さずに成長していくことが大事。

ユア　ハルナはみんなが見守りたくなりますよね。親心で見ちゃう感じ。

カミヤ　月ノが本当にすごくて、入ったばかりなのに既存メンバーよりも立ち位置を覚えてて。

ドクソン　マジで頼りになります。ココと私は立ち位置で特に彼女に導かれてますね。

ココ　Zepp前は本当にしんどかったんですよ。なんなら自分のお披露目のときよりもしんどくて。規模も期待値も大きくなってて、覚えることも9人になって多くなったし精神的にキテた。

カミヤ　ただ覚えて終わりじゃなくて、Zeppでは新しくなった9人のギャンパレを見せなきゃいけない意味のあるライブだったので。正直、考えなきゃいけないことが多すぎて「もっと時間をくれー！」と思ってました（笑）。