サキちゃんはボウズになって変わった
──2人がギャンパレに加入することを聞いたときに皆さんはどういう思いがありましたか?
キャン・GP・マイカ めっちゃうれしかったです。合宿に一緒に参加しててほかにもすごい子はたくさんいたんですけど、この2人がギャンパレに入ってくれたらいいなとそのときから思っていたので。純粋にうれしかったですね。
──そういえばマイカさんはその合宿オーディションを経て改名されましたね。
マイカ ビックリしましたけど最終的にGPが付きました。いろいろ言われてたんですよ、キャン・タ・マイカとか(笑)。GPにはギャンパレを一生背負っていってください、という意味があるんですけど、やっぱり渡辺さんはなんだかんだ言って優しいですね。
──逆にその名前が重荷になったりしてませんか?
マイカ 一生背負えって言われたとき、精神的にも少しズシッとくるものがあったんですけど、渡辺さんやメンバーとも話して、いい意味であまり重く捉えないでいけばいいのかなって思うようになって。まあ、どこかのグループに飛ばされなくて本当によかったです(笑)。
カミヤ おーい(笑)。
一同 あはははは(笑)。
──カミヤさんもお帰りなさいですね。ひさしぶりのギャンパレ、戻ってきてどうですか?(参照:BiSカミヤ&ギャンパレ・アヤのトレード終了、WACK合同オーディション再び)
カミヤ 以前と比べて1人ひとりがちゃんと立ってるような気がします。話し合いで意見を言わない子がいない。練習がよりにぎやかになりましたね。7人のときの練習もにぎやかでしたけど9人ともなると大変ですね。あとはヤマちゃん(ヤママチミキ)がよりたくましくなったかも。前は寡黙なイメージがあったんですが、ここぞというときにバシッと言ってくれるようになった。
ヤママチミキ らしいですね。最近“武士”って呼ばれてます(笑)。
──新選組感出てきましたね、ギャンパレ。
カミヤ あとはココ、ユユ(テラシマユウカ)、ドクソンの3人は、私が抜ける前に少しの期間しか一緒にいなかったから探り探りな感じはあったんですけど、1年以上経ってより個性が際立つようになったかなと。私がBiSにいる頃からギャンパレの一体感ある雰囲気は感じていたし、自分もBiSに行って人の肩を借りながらやっていくことにすごく救われたので、私もトレードで学んだことは実はすごく大きいです。以前の私ではあまり考えられなかった、みんなで意見を出し合って作っていくことの大切さが今はすごくわかるので。
──ひさしぶりに帰ってきたカミヤさんをギャンパレに迎えて、彼女の変化をほかのメンバーはどう見てます?
ココ 個人的に感じてることは、サキちゃんはトレードの1カ月くらい前にボウズにしてるんですよ。ボウズを転機に変わったと思ってて。無駄なものがすべてそぎ落とされたと言うか。
テラシマユウカ 脱皮した。
カミヤ 脱皮(笑)。
ココ ボウズにしたことがイコールかはわからないですけど、お坊さんみたいになった。
──出家ですね。
ココ みんなを見守ってる目が神様みたいで。今までも中心になって私たちを見てくれてはいたんですけど、その見守り方が縦に広がっていたものが今は横に広がったと言うか、心が広いと言うか。
ドクソン それわかる。球の中に球がある、みたいな。
カミヤ よくわからん(笑)。
ココ 実際、BiSから戻ってきたサキちゃんが持ってきてくれたものはたくさんあるなって。個を大事にすることとか。今までのギャンパレが大事にしてきた集団での見せ方に個の見せ方がプラスされて、すごくいいバランスになったなと。明らかにギャンパレは前よりも強くなったと思います。
カミヤ 彼女たちが成長してくれたのはすごくうれしいし、やっぱりその分自分もラクだなと(笑)。自分が想像していたよりもトレードで力を使い果たした感じはあって、シナシナになって帰ってきたんですよ。そんなときにギャンパレのメンバーに救われたし、9人のフォーメーションをどうするかの話もそれぞれが自然と動いて決めてくれたし、いい意味で自分を見つめ直す時間が増えたなと思います。
──9人のギャンパレ、Zeppを経ての手ごたえは感じてますか?
ドクソン 生まれたのかな、と。
──生まれた?
ドクソン 9人のギャンパレの卵が産まれた気がします。この新しい2人がギャンパレに足りなかった失われしピースだと思ってます。
私が時代をかき回します
──9人のギャンパレ、このあとの活躍が本当に楽しみなんですけど……1つ気になるのがドクソンさんのソロデビューなんですが。6月12日にソロシングル「Like a virgin」をリリースするということで。
ドクソン いえーい。ありがとうございます!
──衝撃的なビジュアルが世の中に出てしまいました。
ドクソン あれは“ネオギャル”をイメージしてます。ソロの私の姿です。ガングロになりました。
ココ 何周か回って、もはや言いたいことは何もないです。
ユア ドクソンだからできることだよね。
──「Like a virgin」という曲名も攻めてますね。
ドクソン 大御所の方でおなじみのタイトルです。ユーロビートに挑戦してみました。松隈(ケンタ / SCRAMBLES)さんからのご提案で「ドクソンのソロはユーロビートでいくけん!」って言ってくださって。ユーロビートって一般的にはあまり身近な音楽じゃないかもしれないですけど、ギャルに関しては興味がある文化なので今回のソロにふさわしいなと。今バブル時代の曲が流行ってきていて、次に来るのがユーロビートだと松隈さんが言ってました。なので少し先取りしちゃった感じです。古いんじゃなくて逆に新しいんです。ネオです! 時代をかき回そうと思います!
マイカ 1回聴いたら耳から離れないですよ、この曲は。
カミヤ 私たち、実はアー写より先に曲を聴いていて。だからすんなりとビジュアルイメージも入ってきたと言うか。
ココ ガングロでいったほうがいいって提案したのは実は私で。曲のイメージに合うから渡辺さんに提案したんですよ。そうしたらすぐに衣装の外林(健太)さんに連絡してくれて、ビジュアルが決まりました。
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この9人だからこそ歌える「GANG 2」
- GANG PARADE「GANG 2」
- 2018年5月29日発売 / T-Palette Records
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初回限定盤 [CD+DVD]
3996円 / TPRC-0200通常盤 [CD]
1080円 / TPRC-0201- CD収録曲
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- GANG 2
- 来了
- GANG 2(inst)
- 来了(inst)
- 初回限定盤DVD収録内容
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- 2018年2月23日開催マイナビBLITZ赤坂公演 GANG PARADE「MAKING THE ROAD」ライブ映像