=LOVEが4月24日にニューシングル「探せ ダイヤモンドリリー」をリリースした。
イコラブにとって通算5枚目のシングルとなる本作には、別れをテーマにした表題曲「探せ ダイヤモンドリリー」のほか、齊藤なぎさと齋藤樹愛羅のダブルセンター曲「いらない ツインテール」、佐々木舞香と野口衣織によるグループ初のユニット曲「虹の素」が収録されている。
音楽ナタリーではメンバー12人を2組に分けてインタビューを行い、シングルについての話題のほか、2月に東京・昭和女子大学人見記念講堂で行われた1stコンサートや、先日お披露目された姉妹グループ≠MEについて聞いた。また特集の後半には恒例の手書きメッセージも掲載する。
取材・文 / 近藤隼人 撮影 / 曽我美芽
コンサートの厳しさを知った
──まず、2月に東京・昭和女子大学人見記念講堂で開催された1stコンサート「初めまして、=LOVEです。」を振り返っての感想を聞かせてください(参照:=LOVEファンに愛を届けた1stコンサート、初のツアー&5thシングルの発表も)。コンサートは昼夜2部にわたって行われました。
髙松瞳 コンサートの約2週間前にレッスンが始まって、本番までしっかり準備する時間はあったんですけど、いざ本番を迎えたら体力的なきつさを感じました。プロデューサーの指原莉乃さんがいらっしゃって昼公演のあとにいろいろアドバイスをくださったんですが、夜公演まで時間があまりなくてパニックになっちゃって。頭が爆発しそうで、夜公演のカバー曲のコーナーで出番まで待機しているときに隣にいた山本杏奈の手を握って涙をこらえてました。当日まで予想していなかったことなので、本番で知ったコンサートの厳しさでした。
山本杏奈 今までのライブはステージの出入り口が上手と下手しかなかったんですが、今回は7カ所あるうえ、2階席から登場する場面もあって覚えることが多くて大変でした。
──逆に、うまくできたと思うポイントはどこですか?
山本 いい意味で1stコンサートらしい初々しさがあったと思います。あと、カバー曲のコーナーで欅坂46さんの「不協和音」を歌わせていただいて。世界観を壊さないようにしつつもイコラブらしさを出さなきゃいけなかったので、一生懸命練習しました。でも12人で1つのことに向かってがんばるのが気持ちよくて、ステージではグループとしての一体感を見せられたと思います。
最年少の樹愛羅に助けられた
──カバー曲のメドレーでは、齊藤なぎささんが指原さんのソロデビュー曲「それでも好きだよ」をカバーしていましたね。
齊藤なぎさ 家でお風呂に入っているときにスマホを見ていたらこの曲を歌うことを知らされて、不安になって思わず泣いちゃいました。高校受験の時期と丸かぶりしていたし、ソロ曲以外にも覚えることが山積みで。本番の3日前までリハーサルに参加できなくて、みんなが練習してる映像を観たときも「私、遅れてる」と思って泣いちゃったんです。でも、メンバーやダンスの先生に助けてもらってがんばれました。当日の朝は緊張しすぎて今までにない感情になったんですけど、ステージに立って「それでも好きだよ」を歌ったらすごく楽しくて達成感もありました。
──この曲を歌うにあたって指原さんからアドバイスはありましたか?
なぎさ 「2階席を含めて会場全体をよく見ながら歌うと目が輝くし、楽しく踊れるよ」とアドバイスをいただきました。
──ほかにも乃木坂46やSomeday Somewhereの楽曲のカバーを披露されていて、幅広い表現力でお客さんを魅了していたと思います。
音嶋莉沙 私は指原さんが作詞したSomeday Somewhereさんの「この恋はトランジット」を歌わせていただいたんですが、もともとよく聴いていた曲だったのでカバーできてうれしかったです。でも「この恋はトランジット」はアイドルっぽく笑顔で歌うかわいい曲なのに対して、その次に披露した「不協和音」が一切笑わないでクールにパフォーマンスする曲だったので表情を切り替えるのが難しかったです。
──1stコンサートでは、齋藤樹愛羅さんが観客を煽る役割を担っていたのが印象的でした。
齋藤樹愛羅 コンサートの途中でMCを担当するメンバーが着替えでいなくなっちゃう場面があって、私がつなぐことになったんですけどしゃべったら事故っちゃいそうだったので、私の“必殺技”である「でゅくし!」を叫んで煽ろうと思ったんです。お客さんに「何やってんだ、この人」と思われたらどうしようと心配でしたが、皆さん一緒に叫んでくださったのでよかったです。
髙松 ふふふふ(笑)。
諸橋沙夏 裏で緊張しているときに樹愛羅ちゃんが盛り上げてくれて、私たちも和みました(笑)。あのときは最年少に助けられましたね。
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寒すぎて涙が……