舞香が入ることで4thシングルが完成した
──最初に、1stコンサート「初めまして、=LOVEです。」について話を聞かせてください。コンサートを通して一番苦労したことはなんでしょうか?
大場花菜 欅坂46さんの「不協和音」のカバーですね。イコラブにもカッコいい曲はあるんですけど、それとはまた違って、振り入れしたときに「こんなにもハードな曲は初めてだ」と思いました。1人だけ踊り方が変だと浮いて見えちゃうし、お客さんをフォーメーションで魅せるのが難しかったです。指原さんにLINEで踊り方について注意されて「私にはできないかもしれない」とヘコんだこともあったんですけど、それでもやるしかないのでがんばりました。
瀧脇笙古 私も「不協和音」のダンスパートで苦労しました。学校のテスト期間と被ってレッスンに出られず、メンバーのおうちに泊まってダンスを教えてもらったときもあって。しかも、いつも踊っているダンスとは違って、体が追い付かなかったです。
──普段使わない筋肉を使ったり?
瀧脇 みんな筋肉痛になりました(笑)。特に「不協和音」を踊った次の日は、階段を登れなかったです。
──体力面ではどうでした?
瀧脇 私は体力に自信があるほうなんですけど、それでも夜公演が始まる前の切り替えが大変でした。
佐々木舞香 あの日のコンサートはステージが2階建てになっていて、そのためのフォーメーションを新しく覚えるのも大変でした。思った以上に2階のステージが高かったので怖かったし、どうやってカッコよく階段を降りようかとか考えて。照明さんにも助けてもらって、結果カッコいいものを見せられたんじゃないかと思います。
──佐々木さんは昨年8月から12月まで活動を休止していましたが、復帰して1stコンサートのステージに立ったときの心境はいかがでしたか?
佐々木 4thシングル「Want you!Want you!」の曲に初めて参加したので振り入れに苦労しましたが、メンバーにいろいろと助けてもらいました。あと、11人が12人に変わっても客席からパッと見てわからないじゃないですか。「みんな私がいることに気付いてるのかな?」と不安になったんですけど、私を見つけて喜んでくれたファンの方がいてうれしかったです。
大場 数カ月の間、ファンの方も12人のイコラブを待っていてくださって。「舞香が入ることで4thシングルが完成したね」という声が聞けてうれしかったです。
MCがイコラブの改善点
──1stコンサートでは「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」でのデビューライブの映像が流れたあと、同じ衣装で当時披露したAKB48の「言い訳Maybe」をカバーする演出もありました。
佐竹のん乃 あの映像を観て改めてイコラブは12人じゃないとダメだなと思ったし、それまで緊張や不安でいっぱいだったんですけどエモさが湧いてきました。
──当時と比べて成長を実感しました?
佐竹 これまでは一生懸命さだけで勝負していたんですが、今は余裕も出てきて笑顔で踊れるようになって、違う私たちを見せられるようになったと思います。
──1stコンサートを通して浮かび上がった課題はありますか?
野口衣織 えー! たくさんあるんですけど、やっぱり体力面ですね。今までのライブで曲数が一番多かったし、2公演ということもあって余裕がなくて。あと私個人の課題は力を抜いていいところでも全力で踊ってしまうことですね。指原さんに「手を抜けるところは抜いたほうがいいよ。そのほうがパフォーマンスがもっといいものになるから」とアドバイスをいただいて、全力でやることだけが正しいわけじゃないと気付くことができました。
大谷映美里 指原さんには「もっとMCをがんばろうね」とも言っていただいたのでそこも改善点ですね。着替え中のつなぎのパートが長くて、普段はMCをしないおとなしいメンバーもしゃべって。1stコンサートの夜公演では工夫もしたんですけど、お客さんを巻き込めていないなと感じたんです。もっとほかのアイドルのライブを観て研究したいです。
──やっぱりステージでフリートークするのは難しいものなんですか?
大場 難しいですね。指原さんはすらすらと言葉が出ていて、一見難しくなさそうに見えますが、自分たちでは全然思ったようにできなくて。
佐竹 スベるのが怖くてしゃべるのを躊躇しちゃうんですよ。
佐々木 指原さんはそれを怖がってないんだと思う。周りのフォローも大事なので、もしお客さんがシラけてしまったとしてもそれにツッコめるメンバーがいるといいんじゃないかな。
野口 1人ひとりのキャラクターをもっと濃くしていけたら、MCが面白くなると思うので、自分はスベりキャラでいこうかなと考えています(笑)。
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“ガチ恋口上”に合わせた振り付けに注目