デノン「AH-D1200」×ACIDMAN|共鳴するストイックな“音”への姿勢

「ACIDMANの音作り」への思い

──先ほど大木さんはAH-D1200について「音作りにこだわっているミュージシャンの音源もしっかり再現してくれると思う」とおっしゃっていましたが、ACIDMANも音作りに強いこだわりを持ったバンドですよね。

大木伸夫(Vo, G)

大木 これはデビューしたときから言ってることなんですけど、僕らの音楽は“ほかのことをしながら”ではなくて、できれば大音量で、楽曲としっかり向き合いながら聴いてほしくて。アルバムも、映画を観るようにじっくりと聴いてもらいたいんです。そのために曲間にもすごくこだわっているし、ギターを演奏するときのシステム、エフェクターやアンプの配線に使うシールドにも気を使っています。レコーディング、ミックスなどに関しては、デビュー当初からずっとエンジニアの日下貴世志さんにお願いしていて。ACIDMANの独特な音の世界は、日下さんの力によるところも大きいと思います。

──作品によって音を変えるのではなく、一貫したサウンドメイクを続けているんですね。

大木 不器用なんだと思います。でも、自分たちが信じている音を作り続けたいですからね。

3年ぶりワンマンツアーで得た自信と喜び

──ACIDMANは現在ニューアルバム「Λ」を引っ提げた全国ワンマンツアーの真っ最中です。ワンマンツアーの開催は約3年ぶりとのことですが、手応えはどうですか?

大木 アルバムの制作中ももちろんライブを想定していたんですけど、すごく重い内容の作品になったこともあって「これをライブでどう表現したらいいんだろう?」とかなり悩んでいたんです。だからツアーの前は不安もあったんですけど、初日からしっかりお客さんに伝わっているという実感があって。しかも、僕らもすごくナチュラルに表現できているんですよね。これまではがむしゃらに無理して高みを目指しているところがあったんだけど、今は“そのまま”と言うか、自分たちが表現すべきことに自然に集中できているので。僕たちは去年結成20周年を迎えたんですが、今回のツアーでも感謝の思いを伝えたくて。「これまで支えてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします」という気持ちを直接伝えられるのもうれしいですね。

浦山 「Λ」は過去作と比べても大木の世界観が一番色濃く出ている作品だと思うんですが、それを全力で受け止めてもらえている手応えがあります。どの会場でも「アルバムのメッセージが深いところまで届いている」ということが手に取るようにわかるし、それが自分たちの自信にもつながっていて。ほかのバンドにはない、ACIDMANだけが持っている世界を表現できているのがうれしいですね。

佐藤雅俊(B)

佐藤 お客さんがACIDMANのディープな世界をしっかり理解して、それを求めてくれていると言うか。すごく集中して聴いてくれているし、1曲終わるごとにお客さんが「フーッ」と息を吐いているのも感じられて。すべてのライブが特別なものになっています。日本武道館でのファイナル公演も楽しみで。

大木 武道館でライブをやらせてもらうのは6回目なんですが、本当に特別な場所だし、いつも光栄だなと感じています。今回だけの特別な演出も考えているので、ぜひ期待してほしいですね。

──楽しみです。今回の特集をきっかけに、デノンのヘッドフォンでACIDMANの音楽世界に浸るリスナーも増えそうですね。

大木 そうなるといいですね。デノンさんにはACIDMANの結成20周年を記念したフェス(2017年11月23日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われたACIDMAN presents「SAITAMA ROCK FESTIVAL "SAI"」)にも協賛していただいたりと、すごく縁を感じていて。どのメーカーのヘッドフォンもどんどん性能がよくなっている今、音がいいのは大前提だと思うんです。その中でデノンのAH-D1200は装着感のよさも含め、細かいところにもすごくこだわっているし、安心して使える信頼感があるんですよね。ストイックな音響メーカーというイメージがあるし、それが自分たちの生き様ともリンクすると思っているんですよ。そういうメーカーと長年にわたって関係を築けることは、僕らもすごくうれしいです。

AH-D1200 オープン価格
  • 形式:密閉ダイナミック型
  • ドライバー:50mmドライバー
  • マグネット:ネオジウム・マグネット
  • インピーダンス:24Ω
  • 感度:100dB / mW
  • 最大入力:1,300mW
  • 再生周波数:5-40,000Hz
  • 質量:260g(ケーブルを除く)
  • ケーブル:1.3m×2本(ストレートケーブル / iOS対応リモコン付きケーブル)
  • プラグ:アンプ側 / 3.5mmステレオミニプラグ(L型) ヘッドホン側(左ハウジング) / 2.5mmステレオプラグ(4極)
  • 付属品:取扱説明書、ストレートケーブル、iOS対応リモコン付きケーブル、キャリングポーチ
「ヘッドホンを買ってACIDMANのライブへ行こう!」キャンペーン

2018年6月6日~7月1日
期間中にデノンの対象ヘッドフォンを購入のうえ、応募した方の中から、抽選で5組10名様に7月13日に東京・日本武道館で開催される「ACIDMAN LIVE TOUR “Λ”」最終公演のチケットをプレゼント。さらに全国のデノンのヘッドフォン試聴可能店では“いい音で聴いてみたい”レコメンドナンバーとして、アルバム「Λ」全曲をデノンのヘッドフォンで試聴することができます。

ACIDMAN(アシッドマン)
ACIDMAN
1997年に結成された、大木伸夫(Vo, G)、佐藤雅俊(B)、浦山一悟(Dr)の3人からなるロックバンド。2002年に限定シングル3作(「造花が笑う」「アレグロ」「赤橙」)を連続リリースし、2002年10月にアルバム「創」でメジャーデビュー。2007年7月に初の日本武道館公演を開催し、2009年のアルバム「A beautiful greed」発表後には、2度目の日本武道館単独公演を実施する。生命や宇宙をテーマにした独特の詞世界、静と動の両面を表現する幅広いサウンド、映像とリンクした演出を盛り込んだライブなどが高い評価を得ている。2013年6月、自らのマネジメントオフィス「FREESTAR」を設立し、2014年11月には10枚目のアルバム「有と無」をリリース。2016年10月には結成20周年を記念したベストアルバム「ACIDMAN 20th Anniversary Fan's Best Selection Album "Your Song"」を発売し、同年11月より初のツーマンツアーを行った。2017年7月に20周年記念シングル第3弾「ミレニアム」を発表。11月23日には地元・埼玉県のさいたまスーパーアリーナにて、初の主催フェス「SAITAMA ROCK FESTIVAL "SAI"」を実施した。同年12月に通算11枚目となるオリジナルアルバム「Λ」をリリース。2018年4月より、約3年ぶりとなるワンマンツアーを開催している。
ACIDMAN LIVE TOUR “Λ(ラムダ)
※終了分は割愛

ツアーファイナル
2018年7月13日(金)東京都 日本武道館