超特急|どんな道のりであっても8号車と共に

思いを巡らせて、超特急のことをずっと考えていて

──YouTubeで公開されている「Stand up」のMVにはすでに8号車さんからたくさんのコメントが付いていて、感想や考察などにあふれていますよね。皆さんはこういった声をどのように受け止めていますか?

タクヤ コメント、見ていたら涙が出てきそうでした。皆さんの心温かい言葉に感動して。本当にうれしいです。ありがとうございます。

ユーキ 素直にうれしいですし、真摯に受け止めています。ファンのみんなも僕たちと同じ時間を過ごしてきたので、僕たちと同じ気持ちになりながら言葉にしていろいろと伝えてくれる。感謝の気持ちでいっぱいです。

リョウガ どんな声であっても反応してくれるのはうれしいです。コメントを見て「あっ、そうなんだ!」となることも多々ありますよ。

タカシ ホントにみんなすごいなと思います。僕たちも想像していなかったような考察もたくさんあるので、見ていて楽しいです。

カイ それだけ多くの人が関心を持って超特急について考えてくれているという事実がとてもうれしいです。答えをすべて明かすことが美しいことだとは思わないので、皆さんの頭の中でさまざまな思いを巡らせて、超特急のことをずっと考えていてほしいですね(笑)。

──MV撮影はいかがでしたか?

タクヤ 僕はビジネスマン役を演じたのが印象に残っていますね。自分で勝手に役名を入れるほど、なぜかこだわりました(笑)。あとは人力ストップモーションのシーンがオススメです。

ユーキ ソロダンスのシーンは、撮影当日にどこのパートをやるのか決まったんですよ。だから僕は、その場でアクロバット確認の猛練習をしていました。あとは、メンバーが横1列になって隣の人の肩をつかみながら、上のカメラに向かって目線を上げていくシーンがとても好きです!

カイ 5人で乗り込む車の色が「a kind of love」(2018年)のMVに出てくる車と同じだったら面白いよねって、撮影中にリョウガと話していたんです。それをスタッフさんに伝えたら、完成版では実際に色を変えてもらえました。新体制1発目のシングルという意味で、ここにも注目してもらえたらうれしいです。

──「Stand up」というフレーズは誰かに向けての呼びかけなのか、自分自身を鼓舞する言葉なのか、いろいろな受け取り方ができると思います。皆さんはこの曲をパフォーマンスするうえで、「Stand up」は誰に向けてのメッセージだと解釈していますか?

リョウガ 8号車に向けて、ですね。8号車と僕たちとなら問題ないし、間違いないですから。

ユーキ もちろん超特急に対してもだし、僕は自分自身に対して言い聞かせているところもあります。でも一番は「Stand up」という気持ちを持って僕たちがパフォーマンスをすることで、メッセージを受け取る側の皆さんをポジティブな気持ちにしたい。ポジティブな気持ちにすることが、一番のメッセージなんじゃないかなと解釈しています。

ライブがしたいです

──カップリング曲の「Table Manners」は、6月に開催予定だったツアー「ARENA TOUR 2020 SPRING WELCOME TO THE BULLET TRAIN DINER」のテーマソングとして制作されました。ツアーは幻のものとなってしまいましたが、このライブではどんなステージを予定していたのでしょうか。

ユーキ 正直まだ中止が信じられなくて、秘密にしておきたい気持ちです(笑)。ただ、今までにないミュージカルのようなライブにしようと思っていました。起承転結、いろんな物語をパフォーマンスで表現しようかなと!

リョウガ 「Table Manners」の曲調のように年相応の大人っぽさというか、紳士のおもてなしのようなパフォーマンスが見れたかも……。

タクヤ 「Table Manners」は振り付けの先生が個人的に好きな方だったので楽しみだったんです。この曲自体は幻にならないよう、いつか必ずどこかで披露したいと思っています。

──政府発令の緊急事態宣言に伴う活動自粛期間を経て、また新たにスタートを切る日も近付いきているかと思います。超特急のこれからに向けて、今どんなことを考えているかを教えてください。

カイ 超特急に限らず、アーティストやタレントの方はこれまでと違う形での仕事もきっと増えていきますよね。まずはとにかく、待っていてくれる8号車の皆さんにライブを届けたいです。6月10日のCDデビュー日当日にライブ配信ができるのがとても幸せ。あとは早く世の中が元に戻り、8号車の顔を直接見てライブができるように。今望むのはそれだけです。

タクヤ とにかく今はライブがしたいです。

リョウガ 直接顔を見合ってコミュニケーションが取れる、超特急の本質でもあるライブがとにかくしたいね。

ユーキ 一番には直接8号車のみんなと顔を合わせてライブをしたいけど、この期間のことを無駄にしないように。そして、まだまだ全速力で走り進化し続けられるように、超特急ならではのエンタテインメントをたくさん考えていきたいです。

タカシ 今まで以上のパワーとエネルギッシュさを持っていきます! 要するにがんばりまくります!

手を取り合えば明るい未来が待っているということを伝えたい

──ではこれからの超特急の中で、自分はどんな役割を果たしていきたい、どんな自分でありたいと考えていますか?

カイ 僕はよくも悪くも嘘をつけないので、8号車にとってもそういう嘘のない存在でいられればうれしいかなと思います。

タクヤ 新体制になってから、まだしっかりと活動できていないので、僕はこれから見つけられればと思います。

ユーキ 超特急の軸を保つこと、挑戦し続けること、パフォーマンス力の向上、超特急のエンタメを追求することです。

タカシ

タカシ 僕は変わらず超特急の唯一の拡声器として、みんなに歌声を届けたいなと思っています。

──MVで車の運転席に座っていたり、5人の真ん中でレールを敷くような振りが割り当てられていたりと、「Stand up」にはリョウガさんのリーダーシップに対する周囲からの期待感が表れているように感じました。リョウガさん自身は、リーダーとしてこれからの超特急をどうやって支え、引っ張っていきたいと考えていますか?

リョウガ そうですねえ。今、“頼りがい”があるかどうかが大事だよなと思い付きました。なので、みんなの精神的支柱になるためにも、超特急にとって正しい考え方、選択ができるようになりたい……どすえ(笑)。

──ありがとうございます(笑)。では最後に、「Stand up」という楽曲と共に、今超特急が聴き手に伝えたい思いを教えてください。

カイ 体制は変わりましたが、超特急が8号車にするべきこと、見せるべき姿はずっと変わらないと思います。今8号車でいてくれている方、今まで8号車でいてくれた方、そしてこれから超特急と出会い8号車になってくれる方全員に向けて、誇れる超特急でいたいと思っています。

リョウガ 手を取り合えば明るい未来が待っているということを伝えたいです。

タクヤ 会えない時間が気持ちを強くすると思います。また会える日を楽しみに、この曲を聴いて元気をもらってほしいです。

ユーキ 伝えたいのは、1人じゃないということです。周りには、あなたを支える人が必ずいます。手を取り合って困難を一緒に乗り越えていきたいです。

タカシ 大丈夫。今を楽しむ気持ちで今日も明日も明後日も生きて行こう!