超特急「Revolución viva」 PR

超特急|“変革と革新”のアリーナツアーを終えて 5人が見つめる超特急のこれから

超特急が3月25日にライブBlu-ray「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva」をリリースする。

2019年の年末から今年の年始にかけて、超特急は大阪城ホールと国立代々木競技場第一体育館を舞台にアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva」を実施。東阪でまったく内容の異なるステージを披露し、集まった8号車(超特急ファンの呼称)を魅了した。Blu-rayには東阪両公演の模様がフルサイズで収められる。

作品のリリースを記念し、音楽ナタリーではメンバーにインタビューを実施。「Revolución」のタイトルにふさわしい変革や革新が見て取れたライブパフォーマンスや演出の意図、さらにはツアーを終えて5人が今抱く思いについて聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 斎藤大嗣

レベルアップを見せるショーケースを

──「Revolución viva」は年末の大阪公演と年始の東京公演の内容がまったく異なるアリーナツアーでした。演出も担当されたユーキさんは、構想の段階でまずどんなイメージを持っていたんですか?

ユーキ 大阪公演はクリスマス感あふれるものを見せたいと思いつつ、結成日(12月25日)も近かったですし、8号車の皆さんに2019年の感謝の気持ちを表せたらと思いながら組み立てていきました。年始の東京公演は今までの超特急にはなかったような、大人っぽい新曲の初披露なんかもあったので。今までに僕らが見せてこなかったような一面で魅せることを重視しながらも、(年始公演テーマ曲の)「On & On」に「2020年も駆け抜けていきたい」という思いを込められたらという意図がありました。

超特急

──そうだったんですね。ではツアータイトルにかけて、今回の公演で皆さんにとって革命的、革新的だと感じられたことはありますか?

リョウガ

リョウガ まったく新しい部分とは違うんですが……超特急として初めて、自分たちのライブをショーとして披露した意識を強く持ったのが、東京国際フォーラムでのクリスマスライブ(2014年)だったんですね。そのときからいろんな見せ方に挑戦しているんですけど、今回のツアーは希望的観測も込めて、1つのショーケースとして当時の何段も上の領域と言いますか。パフォーマンス、求められる技量といったところでのレベルアップを自分たち自身も感じたので。

──確かに、大阪公演のクリスマスメドレーや東京公演の殺陣は超特急にとってまったく新しい演出ではなく、過去に披露してきたものでもあるんですよね。クリスマスメドレーで言えばフォーラムや幕張(2017年)のものが思い出されますが、余計な説明を省いたショーアップ方法やパフォーマンスの密度に、自分もすごく進化を感じました。昔から応援している8号車さんには、特に感慨深いものがあったかもしれないですね。

リョウガ ええ。たくさんのダンサーさんに参加してもらった東京公演の殺陣も、規模的には新しいことではあったんですけど、そうじゃない部分で過去からの革新を感じられたんですよね。

ムビステの革命的な使い方

──それと、今回のツアーではムービングステージを使った演出がすごく大きなインパクトを残していたと思います。

ユーキ ムービングステージを大阪城ホール、代々木第一の規模で使うことはないらしいです。だから余計画期的だったろうなと思いつつ……もともと僕ら、8号車との距離の近さを大切にしているじゃないですか。

──そうですね。

ユーキ ムビステを使うことで、舞台セットを作り込まずともみんなのところへ近付いていけるっていうのは、僕らにとってもビックリ新鮮でした。メインステージから一番遠い席へステージごと近付いて一緒にライブができるのって、今までにないアプローチの仕方だったと思うので。まだ新しい距離の縮め方があるものだなと思いましたね。

──超特急がガッツリ踊っているところを見たい8号車さんと、客席に近付きたい超特急の希望が同時に叶えられるムビステはすごく画期的だなと思いました。実際あの上で踊る感覚って、どんな感じなんでしょう?

カイ

カイ けっこう揺れるので、トランポリンの上で踊っているような感じです。ジャンプの着地のタイミングとステージが跳ね上がるタイミングがバッティングしちゃったりすると、想定よりも早く地面に足が着いたりするからテンポがちょっとずれちゃったりして大変でしたね(笑)。リハではタカシが「Hey Hey Hey」の最後の踊り込みパートでコケちゃったりもして。

タカシ ホントに揺れがすごいんですよ。演出家さんに言われたんですけど、ムビステの上で普通の舞台上と同じように踊るグループって、いないらしいです。僕らは例外的だと。だからホントに革命的だったのは、ムビステ上でフルで踊ってみせることだったかもしれないです(笑)。

──なるほど(笑)。かなり高い所まで上昇もしましたが、クリアパネルの舞台上から見える景色はいかがでしたか?

タカシ

タカシ メインステージの2階部分よりも高く上がるので、ホントに会場全体を見渡すことができるんですよ。一番奥の席が一気に“特等席”になる感じも新感覚でしたね。トロッコとは違って、奥の席が一定の時間しっかりと見えるのは、すごく楽しかったしうれしかったです。

リョウガ 今まで8号車を真上から見る経験はなかったので、お互い新鮮な気持ちだったと思います(笑)。それと、普通は下から見てもカッコいい、セクシーな曲を選んだりするものなんでしょうけど、僕らは若干悪ふざけをしたというか……遊び感覚で上下間のコミュニケーションを楽しめたのは、僕らと8号車の関係性あればこそなのかな、と思いました。

──ユーキさんは、ムビステならではの曲選びみたいなものは意識しました?

ユーキ はい、特に「STYLE」は動きながら踊れたらカッコいいだろうなと考えていました。ただ“揺れる問題”がやっぱり難点だったので、振りを調整しつつ形にしていった感じです。そういう意味で披露曲も限られてくるんですけど、中でも「Billion Beats」とかは、あのステージの上で見せたからこそ伝わるものがあったと思うし。うまく対応して曲の世界観を表現できたかなとは思っています。

──ムビステ、今後も使えそうですか?

ユーキ そうですね。使えそうですし、もっと変形とか……あのステージが半分に割れたり円形になったりしたら面白くないですか?

リョウガ 相当なテクノロジーだな(笑)。「アイアンマン」の世界観じゃん。

タカシ 5つの方向から進んできて合体したりな。

ユーキ そんな未来も近いですよ。

リョウガ もっと揺れちゃうから(笑)。

刺激が欲しいなという思いが勝ったんです

──殺陣で登場した大勢のダンサーさんが、次の「Kura☆Kura」でバックで踊るというのも、超特急のライブでは新しい演出でしたよね。

ユーキ

ユーキ そうですね。もともと僕らは自分たちだけしか舞台で踊っていなかったけど、ダンサーを付けると華やかに見えますし、よりインパクトが強くなりますよね。メンバーだけじゃできなかったこともできるようになるので、幅が広がるよなという思いは前々からあったんです。

──さいたまスーパーアリーナのステージも6人でやり切っていましたし、メンバーだけでパフォーマンスを見せることにこだわりがあるのかなと思っていたので、すごく新鮮に映ったんです。

ユーキ そう。ずっとそうしてやってきたし、メンバーだけでっていう話もあったんですよ。とはいえ新しい見せ方を模索したいし、今回のツアーは5人だし、そういう意味では1つ刺激が欲しいなという思いが勝ったんです。

──そうだったんですね。今後はさらにいろんな可能性が広がりそうですね。

ユーキ それはあると思います。ダンサーさんに加わってもらう目的って、僕らにとっても8号車にとっても今までに感じたことのない興奮や刺激を得るためだと思うので。超特急の新しい一面を見せられるような演出が思い浮かんだとき、そのスパイスとして取り入れることは今後もあると思いますし、それがどういう形になるかは楽しみにしていただきつつ……僕らメンバーを存分に楽しんでもらえるような空間作りを続けていきたいなと思います。