超特急|止まらずに進み続けること 超特急が今に刻む“復活愛”

絶対付いてきてくれると思うよ。あなたの歌声には

──通常盤のカップリング曲「Body Rock」は、初の全英語詞の曲です。

タカシ

タカシ 初めてですね。発音とか、まだまだな部分はもちろんあるけど、挑戦の第1歩を踏んでいるのと踏んでいないのでは大きく違うだろうし……これを皮切りに、こういう曲をもっとやっていきたいと思いました。日本だけじゃない、もっと広い場所に伝わる曲も歌いたいし。そういう意味ではよかったんじゃないかなって思います。

──タカシさん、9月の「Utautai」(ソロライブ)でも洋楽をいくつかカバーされていたから、そういった表現と今回の「Body Rock」での挑戦は地続きになっているのかなとも感じました(参照:超特急タカシ「最高の誕生日でした!」ソロ公演で自作曲に刻んだ“歌うたい”の決意表明)。

タカシ そこはつながっています。しっかりと。

──「Utautai」、改めてタカシさんの表現力の幅広さを知れる機会になりましたね。

リョウガ

リョウガ 僕らも観に行きましたけどね、なんか、単純にめちゃくちゃ豪華だなって……。

一同 あはははは(笑)。

リョウガ 特効があったりね。ステージセットや照明演出もオシャレだったし、ガチだなと。バンド編成もね、僕たちだってやりたいと言っているのに先越されて……若干の嫉妬心がありましたね、ええ。

タクヤ MCかわいかったねー。

ユーキ かわいかった!

カイ でも、本人的にはマジ反省だったんでしょ?

タカシ うん。

タクヤ いや、あれがあなたのよさなんだよ!

タカシ あとな、どうやったら自分が8号車を盛り上げていけるかをもっと考えないと!

タクヤ タカシ、歌がすごくいいんだから。自分の歌だけで魅了する、新しい魅せ方を見つけられるといいんじゃないかな。

カイ タカシの気持ちも楽になるしね。

タクヤ

タクヤ そうそう。ボーカリストとしてタカシの憧れのビジョンがあるなら、それにどんどん寄せていっていいと思う。とにかく自分の好きなように作っていけば、みんな絶対付いてきてくれると思うよ。あなたの歌声には。

タカシ ……うん。

カイ ちょっとうれしくなっちゃってるんじゃないよ(笑)。

一同 あはははは!(笑)

進み続けること

──Pastel Shades盤収録の「Sweet Bell」とShine Bright盤収録の「On & On」は、年末年始に大阪城ホール、国立代々木競技場第一体育館の2会場で開催されるアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva」のそれぞれのテーマソングということですが、まず年末公演の「Pastel Shades Christmas」は、どのようなライブになりそうですか?

ユーキ クリスマスシーズンの12月21、22日に大阪城ホールでやらせてもらうんですけど……恒例の年末公演は僕らと8号車にとっての大切な行事というか、絆を確認するものになっていると思うので。“超特急”そのものを感じてもらいつつ、感謝の気持ちを伝えて。クリスマスムードの中で、応援していてよかったなと思ってもらえるような楽しいライブにできたらいいなと思います。

カイ 衣装は僕が担当させてもらうんですけど、すげえカッコいい集団にしたいなと思っています。自分が一番楽しみ(笑)。あとはセットがとても華やかなので、衣装もそれに負けないものになると思います。楽しみにしてもらえたら。

──2019年の締めくくりとも言えるライブでもありますが、リーダー的にはどんなふうに締めくくれたら超特急としていいライブだったなと思えるでしょうか。

リョウガ そうですね……今までの集大成を見せるつもりですべてを出し切るのはもちろんのこと、今年はユースケの休養発表という突然の出来事もあって、8号車にはいろいろと不安な気持ちを抱かせてしまったと思うんです。そういう気持ちを安心させたいですね。詳しい内容はまだ決まっていない段階なので、どんな方法でその気持ちを表すかはハッキリとは言えないんですけど、不安を払拭して、立ち止まっている方々を立ち上がらせて。手を取り合って突き進んでいけるような、そんな2日間にしたいです。

カイ

カイ 僕らが動かなかったら、超特急自体が止まってしまうから。進み続けることで、僕たちがいることでユースケがいると思ってもらえるのが一番いいよなって。

ユーキ うん。

カイ わざわざ「ユースケの席は空けてあるからね」なんてことを言うわけでもなく、当たり前にね。「ユースケが戻ってくるまで何もしません」というのは、この世界にいるものとしてするべきことじゃないと思うから。僕たち自身も振り落とされないようにしなきゃいけないし、進み続けることが待ち続けること、居場所を保ち続けることだと思ってもらえるのが一番いいなと思います。それだけかな。戻ってきたときにそれからのことを考えて、それまでは5人でできることを精一杯やる。それこそドラマの主題歌もそうだし、フェスに出させていただいたりとかもそうだし。

ユーキ 何より、僕らは8号車を一緒に乗せて進んでいるわけだから。8号車を置いていかない、メンバーを置いていかないためには、やっぱり輝き続けないと。今こうした状況に立たされているからこそ、できることに対して最善を尽くしつつ、この状況をプラスに変えていけることをたくさん考えて、8号車に伝えていかなければいけないな、と思ったりはしていて。

タカシ そうやな。

ユーキ

ユーキ だから、なんて言うんだろうな……決められたシナリオじゃない、何が起こるかわからない人生というものを、僕らは超特急として描いていると思うんです。予測不可能なことが起きる人生の中で、どれだけ今を刻んで将来に残していけるか。超特急のヒストリーとして表現し続けられるかっていうことだと思う。魅せ方もあがき方もそのときどきで最大限にできることをして、僕らが歳取って振り返ったとき、どれだけのものが残せているか、ということだと思うので。濃い足跡を残していけるグループになっていけたらいいなと思いますね。

カイ 歴史の教科書載りてえー。お札の顔になりてえー。

一同 あはははは(笑)。

リョウガ 盛りすぎでしょ(笑)。

ユーキ 8号車が僕らのことを理解して離れないでいてくれる、強い絆があるのは、超特急に魅力があるからだと信じているので……僕らのことを知ってくれる人がもっと増えれば。8号車が知ってくれている魅力がもっと多くの人に伝わって、いつか歴史に名を残せたらいいなと思います。

──「進み続けなければいけない」という今の皆さんの思いは、年始公演「Shine Bright New Year」のテーマ曲である「On & On」が発信するメッセージと重なるものですね。

一同 うん。

カイ そうなんです。「続いていく」という意味のある「On & On」は本当に、今の超特急のテーマ曲でもあると思います。それが年始のライブのテーマ曲になったということにも意味があると思うし。そう、だから……早くライブでやりたいっすよね! 言葉で伝えることも大事だけど、僕らはアーティストだから、歌とダンスで伝えたい。パフォーマンスじゃないと届けられないものって、やっぱりどうしてもあるから。タカシの歌に思いを乗せて、僕たちがダンスで世界観を広げて。皆様の耳と心に届けていくことが、超特急の使命だから。そこに向けて、やるしかないですよね。

超特急

ライブ情報

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva ~Pastel Shades Christmas~
  • 2019年12月21日(土)大阪府 大阪城ホール
  • 2019年12月22日(日)大阪府 大阪城ホール
BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva ~Shine Bright New Year~
  • 2020年1月3日(金)東京都 国立代々木競技場第一体育館
  • 2020年1月4日(土)東京都 国立代々木競技場第一体育館
  • 2020年1月5日(日)東京都 国立代々木競技場第一体育館