超特急|僕らしか見れない未来の景色

今日のコーイチ、どうなんだろう?

──では、皆さんが活動の中でメンバーのことを“相棒”だと感じる瞬間って、どんなときですか?

ユースケ

ユースケ 僕はまさに今日起きたことなんですけど、取材の前に1人で「逃走中」に出るっていう大きなお仕事があったんですね。収録は夜中から早朝にかけての時間だったんですけど、その前の仕事終わりでリョウガが励ましてくれて、撮影が始まる前にはユーキとタクヤから「がんばれよ」って連絡があったんです。みんなから言葉をもらったら緊張が抜けて、うれしくて。「あとの3人もきっと背中を押してくれてる」って思ったらがんばれる気がして、「超特急っていいな」ってずっと浸りながらお仕事に臨んでました。

カイ (急に表情がこわばったタカシを見て)ねえ、タカシが気にしてる!

ユースケ ああ、タカシ、いいんだよ!?

タクヤ タカシなんでメール送んないんだよ。

タカシ 寝落ちしてました……。

ユースケ うん、寝落ちね、するよね!

タカシ 20時に……。

タカシ以外全員 早いな!?(笑)

リョウガ タカシは今日の取材に向けて体力温存してたんだよな(笑)。

──ほかには何かありますか?

コーイチ

コーイチ 僕がメンバーを一番「相棒!」って思うのはライブ中なんですけど、「Kiss Me Baby」の2番のBメロ。

──ユーキさんとペアで踊りながら歌うところですね。

ユーキ あれね(笑)。

コーイチ はい。あそこはいつもワクワクしてます。

ユーキ 僕もそこは「今日のコーイチ、どうなんだろう?」と思ってます。彼のテンションが高いときはわかるんですよ。逆に落ち着いて、甘く歌って聴かせようとしてるときもわかる。毎回違うからやってて楽しいですよ。「今日ちょっとツンツンしてんな?」とか「あ、今日めっちゃ気持ちいい!」とか。

──バシッとハマる日もある。

ユーキ はい。ハマった日はだいたいこの人、「ンァッ」とかフェイク入れてる。

コーイチ あはははは!(笑)

タカシ

タカシ 「手に入れたいのにィヤッ!」ってね。

ユーキ “かましてやろう感”があって毎回面白いですね。

──じゃあ、コーイチさんもユーキさんのテンションを感じ取りながら?

コーイチ いや、僕ユーキのこと見えてないので。

カイ 見てないのに勝手に「相棒だな」って思ってんの? すごい迷惑な人じゃん!

タカシ 自意識がすごい!(笑)

タクヤ まあ、それがコーイチですよね。

コーイチ ふふふ。

タクヤ

タクヤ 僕は今やってるツアーでのことなんですけど、ライブ中にパフォーマンスの変更点とかがわからなくなっちゃったとき、カイを見ると僕の気持ちを察して目で教えてくれるんです。そういうときですね。

カイ わかるんだよね。「ああ、タクヤここ飛んでんだろうな」って。で、伝わってくれたなっていうのも顔でわかる。

タクヤ ステージ上でメンバーと視線が合うときは、「相棒だな」って感じることが多いです。通じ合うというか。

ユーキ それは確かにあるね。

──ずっと一緒に同じステージに立っているからこそのテレパシーですね。

カイ うん。空気感で伝わるんじゃないかな。

  • 左からコーイチ、ユーキ、タカシ。
  • 左からコーイチ、ユーキ、タカシ。
  • 左からコーイチ、ユーキ、タカシ。
  • 左からコーイチ、ユーキ、タカシ。

もう1つ上のステージへ

──4月から始まった全国ツアーも残すところファイナルのみです。超特急史上最長の期間のツアーでしたが、皆さんが現時点で感じていることを教えてもらえますか?

ユーキ

ユーキ 今までで一番成長できたツアーだと思います。ソロパートだったりそれぞれが自己表現できる見せ場があったり、いろんな挑戦をさせてもらってる。挑戦することには必ず意味があると思うし、1人ひとりが試行錯誤してきたものがファイナルに向けて1つの形になったときに、観てくれる方が「あ、超特急成長したな」って思ってくれるのだとしたら、ツアーは成功だと僕は思います。毎週末にライブができるっていう贅沢な環境をフルに生かして、成長できていたらいいなって。

──具体的にはどういった「挑戦」があったんでしょう。

ユースケ 僕は思うのはステージングですね。会場によってステージの大きさや形が違うから、パフォーマンスを一番大きく見せるためのベストな立ち位置や動き方が毎回変わってくるんです。あと今回は客席にトロッコが出てくる演出があるんですけど、トロッコが走れない会場の場合は、どうやってお客さんのところへ行って盛り上げるか、とかもそう。本当に毎回環境が違うので、そこは絶対にしっかりとリハーサルをします。気を抜けないんです。

──そのトロッコの演出だったりユーキさんの言っていたソロダンスだったりもそうですが、私が公演を観させてもらって思ったのは、それぞれのメンバーの“持ち場”がこのツアーで一気に広がったなということでした。7人で魅せる場面もあるけれど、会場を大きく使ったり少ない人数でパフォーマンスをしたりすることで1人ひとりが個々の力で魅せなければいけないシーンがすごく増えたなと感じたのですが……そういった変化がある中で、皆さんが特に意識していることってあったりしますか?

カイ

カイ そうですね。ダンススキル云々とは別のところにあるテーマとして、今回のツアーでは「アーティストとしての立ち居振る舞い」を意識する、っていうことをみんなが心に留めています。客席に降りたりして、距離的にすごく8号車の近くに行くんだけど、だからこそステージに戻ったときには“近所のお兄ちゃん”にならないように。「アーティストとして、もう一つ上のステージに行くためにはどうすればいいのか?」っていうところですね。パフォーマンス中でもMC中でも、親しみやすさと同時に凛とした、憧れを抱いてもらえるような姿を見せたい。そのバランスが難しいです。

──練習どうこうでどうにかなるものではない、すごく難しいテーマですね。

カイ だからこそ1つひとつのステージでメンバーそれぞれが課題を持って「今日はこういうふうにやってみよう」っていう試行錯誤をしていると思います。今回のツアーは、僕らがアーティストとしてもう1段、2段上のステージに行くためのものにしないといけないと思ってる。

──カイさんはどんな「試行錯誤」を?

カイ 僕とリョウガのMCチームとしては、メンバー1人ひとりの立ち位置をより明確にしていくのが今回のツアーの課題かなと思っています。去年の秋のHMVツアーでMCのときのそれぞれの役割みたいなものがしっかりと見えたので、今回はライブの前に大枠の話題を決めつつ「ここは誰に振ってみよう」とか決めてます。

リョウガ

──リョウガさんと2人で決めているんですね。

リョウガ そうですね。今回は新たに“開通”する場所も多くて、ライブに初乗車する方もたくさんいらっしゃるだろうから、どんなお客さんにとってもスペシャルなライブになるようにと思いながらいつも話題を考えていますね。

──なるほど。タクヤさんはいかがですか?

タクヤ 僕は、冒頭のソロのダンスパートで毎回違うことをしてます。振りを固めて臨む日もあれば、その場のフィーリングでやってみる日もあって。すごく楽しいですよ。ド頭のパートだから、そこが成功するかしないかでその1日の自分のモチベーションにも関わるし、すごく気合いが入るところでもありますね。

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ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。コーイチ(1号車 / バックボーカル / お父さん担当)、カイ(2号車 / メインダンサー / 神秘担当)、リョウガ(3号車 / メインダンサー / ガリガリ担当)、タクヤ(4号車 / メインダンサー / 筋肉担当)、ユーキ(5号車 / メインダンサー / ドジっ子担当)、ユースケ(6号車 / メインダンサー / 元気担当)、タカシ(7号車 / バックボーカル / 末っ子担当)の7人で構成されている。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビュー。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」を発売し、ホールツアーを実施する。同年12月に1stフルアルバム「RING」を発表。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」をリリースし、インドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演して海外“開通”を果たす。さらに12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブを成功させた。2016年3月にカンテレ・フジテレビ系ドラマ「お義父さんと呼ばせて」の主題歌を表題曲とするシングル「Yell」を発表。10月26日に2ndアルバム「Dramatic Seven」をリリースする。2017年4月に、デビュー5周年を記念したシングル「超ネバギバDANCE」を発売し、同作で自身初のオリコン週間シングルランキング1位を獲得。7月にはフジテレビ系ドラマ「警視庁いきもの係」の主題歌「My Buddy」をシングルリリースする。