──「HONEY」のミュージックビデオではオールブラックに赤い手袋というスタイルと、カラフルなモードルック、2パターンのスタイルを披露されていますが、カラフルな衣装のビジュアルはアートメイクをされているのもあってインパクトがかなり強いですね。

FUMINORI　ビジュアルがもうね、わけわかんないことになっていて。

SHOOT　違う星の方たち？って聞きたくなるような（笑）。

FUMINORI　僕、MORRIE、SEIYA、FUMIYAの4人は唇がポイントのアートメイクで、黒や青のリップをつけていて。装飾品も口周りにつけてるし……。

KEVIN　「口閉じちゃダメ」て言われてたよね。あとSEIYAはみんなに「笑わせないで！」って言ってた（笑）。

FUMINORI　そう、笑ったら取れちゃうから。とにかくパンチが強いビジュアルなので、ちょっと心配になるくらいです。観てくれる方、みんなビックリしないかな？って（笑）。

YUMA　ビジュアルもすごいんですけど、今回はいろんな種類の撮影があったんです。それこそアートメイクで顔の寄りを撮ったり、3人や4人のグループに分かれて撮ったり。あと僕は、指輪がいっぱい刺さったフォークにキスする場面があったり、とにかくこれまでのMVとは全然違った撮影でした。普段はダンスシーンがメインのMVが多いので、こうやっていろんな撮り方をするのは新鮮で楽しかったです。

TAKUYA　いろんな種類の撮り方をしたから、撮影が進んでも完成形が想像できない感じがあって。グリーンバックで撮ったシーンやリップシンクのシーンがどこでどう使われるんだろう？と考えながら、パーツ1つひとつを集めていくような感覚でした。楽しみとドキドキが入り混じる気持ちで撮影を終えたんですけど、完成した映像を見せてもらったらすごくカッコよくなっていたのでうれしかったです。

KEVIN　すごいよね。合成。

TAKUYA　VFXみたいな感じで。

KEVIN　僕はSHOOTのソロカットの色味がカラフルで好き。めっちゃおしゃれ。僕はずっとタイルの上で浮いてます。天界の人になりました（笑）。

──1人ひとりが異なる世界観の中にいる感じの演出でしたね。

KEVIN　監督が解釈した世界観の中にそれぞれがいるんです。監督の作るイメージ、すごかったよね。

TAKUYA　本当に。

──グリーンバックでの撮影はいかがでしたか？

KEVIN　撮りながら、監督がすごく細かく指示してくれましたね。

SHOOT　周りに何もない環境だからこそ振り切らないと、完成したときに見栄えが悪くなってしまうのではないかと思ったので、なるべく自分の中で解釈を広げつつ撮影に臨んで……みんなしっかりと振り切れたんじゃないかなと思います！

FUMINORI　ソロでのグリーンバック撮影のとき、僕、監督からすごく細かい指示をもらったんですよ。受話器を取る動きがあるんですけど、そこは「自分にしつこくする相手からの電話を『めんどくせえな』という気持ちで取ってみて」と言われて。

一同　へえー！

SHOOT　でも、それがあるのとないのとで、出てくる表情は変わってきますよね。

FUMINORI　そうなんだよね。そういう細やかな設定があるっていうこともすごく印象に残ってます。監督の頭の中にできあがっている世界観に飛び込んでいく感覚が面白かったです。

OFFSHOT（Photo by BUDDiiS）