2012年

2013年に向けて多角的に活動

──昨年は、制作もライブも2013年につなげるような1年でしたね。

滝　そうですね。つなげにいった感じの1年でした。個人的には、曲をいっぱい作ってライブでやることを目標にしていて。それでも2012年の前半って、曲作りに専念できるほど暇な時間はなかったんです。「EMI ROCKS 2012」（2012年2月に開催）で吉井和哉さんのサポートをやったり、「act IV」の宣伝で各地にプロモーション行ったり、それこそアコースティックライブ「MTV Unplugged」（2012年5月開催）の準備やリアレンジがあったり。

──バンドって作品をリリースしないと休んでるって思われがちだけど、そんなこと全然ないんだよね。

滝　そうなんです。2012年の前半はシャレにならないくらい忙しかったですね。

菅原　俺、今までにない大きさのものもらいができたからね（笑）。

滝　ホントだったら、曲も制作できないくらいの忙しさだったんですけど、そこはもう押し込みました。「Movement」に入れられなかった曲から手を付けていったので、取っ掛かりも早かったですし。そのあとも新しい曲がポンポン出てきて。みんなからも早めに曲や歌詞をもらえたし。2012年はいろいろできてよかったですね。

2013年

5thアルバム「Dawning」を控えて

──今年に入って、3月の全国ツアー「9mm Parabellum Bullet Tour 桜前線ブッタ斬り2013」を終えて、アルバムの制作を詰めていく流れだったわけだけど。ここまでいいコンディションでライブと制作に向き合えた感じですか？

滝　そうですね。かなり順調でした。

──今は5thアルバム「Dawning」（2013年6月リリース予定）のリリースを控えている状況ですが、どんな手応えを感じていますか？

菅原　とても素晴らしい1枚ができたなと思います。個人的に、日本のロックバンドのアルバムでこういうの出たらうれしいな、聴きたいなというものが作れました。

滝　うん、かなり満足のいく作品ですね。曲のクオリティ、サウンドのカッコよさ、制作プロセスまで含めて、歴代で断トツです（笑）。今までのいろんな反省点もかなり活かせたし。

中村　「こんなに自分で聴くかな？」っていうくらいよく聴いてます。ツアーも楽しみだし。

かみじょう　前作と違って、非常に表情豊かなアルバムですね。「音の宝石箱やー」って感じです（笑）。

2014年以降

これからの9mm

──最後に9周年以降の展望を語ってもらえたらと思うんですが。

かみじょう　みんな健康で結成9周年まで来れたので。99周年はどうなってるか、楽しみですね。

滝　120歳だね（笑）。

中村　110歳くらいまで生きたら「120歳で99周年だから」っていうところで、また生きる希望が湧いてくると思う（笑）。だから、まずは100歳越えるところを目指して。

菅原　110歳から、また俺たちギター練習し始めるか（笑）。「あと10年だ！」っつって（笑）。

かみじょう　そこまでいってもオリジナルメンバーでやってることを疑わないのが美しいね（笑）。もしかしたら全員二世になってるかも。

菅原　ああー、バンドを誰かが継承していったら面白いよね。

滝　世襲制にしようか。THE GIPSY KINGSみたいに、誰が入っても大丈夫みたいな（笑）。

菅原　まあ、今後もなんとか存続させていきます（笑）。