疲れてると口に梅干しを入れてくれる

──清水さん、岡田さんのお二人についてはどうでしょう。

的場　しみこは予科生として入ってきたときから、我が強い子だなと思ってました（笑）。最初から遠慮せず意見を言ってきたし、身長が高くてスタイルがいいし、モデルさん的な感じもあって。

根本　それまで虹コンにいなかったタイプだよね。

清水　（小声で）そうだったかー。

根本　そうだったよ（笑）。

的場　最初はびっくりしたんですけど、虹コンへの思いがめちゃくちゃ強くて。電車で2人きりになると、絶対に虹コンの話をするんですよ。加入した時期は関係なく、虹コンにここまで愛を持っているのはすごくいいことだなと思います。

根本　今日も現場入りしたとき、虹コンのことで怒ってました（笑）。気持ちがめちゃくちゃ強くて、ホントに頼りになる。私も誘発されて虹コンのことをよく考えるようになりました。

的場　ちゃんとものを言える子が虹コンにいなかったからね。これからもそのスタンスを貫いていってほしいなと思います。

清水　がんばります……！

──（笑）。では、岡田さんは？

岡田　みんなに自分のことを言われると思うと、めちゃくちゃ心拍数が上がるんですけど……（笑）。

的場　的場のメンバー紹介コーナーみたいになってる（笑）。だぁやめは私と唯一の同い年のメンバーで、すごく話が合うし、加入したときからずっと安心していられる存在です。

岡田　（小声で）やったー！

清水　褒められ慣れてない人たちの反応（笑）。

的場　今、しみことだぁやめと私でラジオ番組のレギュラーをやっているんですけど、私が疲れているときにめっちゃ気にかけてくれるんです。口に梅干しを入れてくれたり。

鶴見　どういうこと!? 常に梅干しを持ってるの？（笑）

岡田　ラジオの前に必ずコンビニに寄って買ってます。

的場　人のことをよく見ていて、髪を切ったこととかメンバーのちょっとした変化にも気付いてくれます。あと、めちゃくちゃ優しい。優しすぎて心配になるくらい。

ついに結婚を視野に入れ始めた

──ここからは7月10日にリリースされる結成5周年記念シングル「愛をこころにサマーと数えよ」について伺います。虹コンは2015年から毎年夏に恋を歌ったアッパーなサマーソングを発表していて、表題曲はその第5弾楽曲になります。作詞したNOBEさんがTwitterで「虹コンの夏曲は全部続きもののお話」とおっしゃっていましたが、楽曲のストーリーがつながっているんですよね。

根本　ついに結婚を視野に入れ始めたなって感じが出ていて（笑）、それが衝撃的すぎました。最初の「THE☆有頂天サマー!!」（2015年8月発表）のときは初めての夏、初めての水着みたいな初々しさがあったのに、今回はいきなり「これは運命だ もうご結婚しちゃうしか!!」って歌ってるからびっくりしちゃって（笑）。

清水　去年の「ずっとサマーで恋してる」（2018年9月発表）でついに恋が実ったんですよ。今年は付き合いだして2年目くらいの歌なんですかね。

的場　「ずっサマ」ではサビで「SUKI」という言葉を繰り返してたけど、それに比べてちょっと落ち着いてるよね（笑）。

鶴見　安心して付き合えてる感じ。

清水　もうすぐ同棲するくらいじゃない？（笑）

根本　あんなに初々しかったのに……。

岡田　来年の曲は「服を脱ぎ散らかさないで」みたいな歌詞になってるかも。

的場　ちょっと怖いですね。次は失恋ソングになるんじゃないかって（笑）。でも「来年もあなたと過ごすサマー!!!」とか、歌詞の中に“未来への確約”があるのがいいなと思いました。アイドル業界が安定しない中で、虹コンは来年以降も続いていくということを示せているのは強いなって。ファンの人も安心してくれるんじゃないかな。

鶴見　去年5周年プロジェクトを発表したときも、すでに5周年を迎えることが確約されているのってすごいことだなと感じたんです。常に未来を見据えていたいなと思いました。

的場　こういう前向きな気持ちになれたのは5周年プロジェクトが始まってからですね。

──ライブで夏のシングル表題曲を5曲連続で歌ったことはないんですか？

鶴見　まだないですねー。やりたいです！

的場　年々、体力がいる振り付けになってるんですよ。

根本　ライブではMCを挟まずに曲をつなげて披露することが多いので、体力が本当に心配。

清水　夏曲5曲をやってからの「トライアングル・ドリーマー」とかヤバい（笑）。

岡田　私は「ずっサマ」の曲中に馬跳びをやっていて、今回の「愛をこころにサマーと数えよ」ではメンバーの背中に乗る振り付けがあるんですよ。来年はバク転をやらされるんじゃないかと怯えてます。

的場　（笑）。でも、普通にありそうだよね。ダンスの先生が「はい、今年はバク転ね！」って。

虹コンの夏のMVはアイドル界の風物詩

──夏曲のミュージックビデオは毎回ビーチなどを舞台にメンバーが水着姿で踊る映像になっていますが、今回は沖縄で撮影が行われたそうですね。

的場　撮影したのが12月の頭だったんですよ（笑）。でも意外と暖かくて、水着でも過ごせました。

鶴見　真夏のMVなのに、12月5日生まれの私の誕生日を祝うシーンがあるんですよ。誕生日当日に撮影して、サプライズで祝ってもらったんですが、そのことが思いっきり香盤表に書いてあったから事前に知ってたんです（笑）。

清水　私がケーキを運ぶ役だったんですけど、それに気付いてスタッフさんに「書いてありますけど、大丈夫ですか？」って聞いたら、「鶴見は絶対に香盤表を見ないから大丈夫」と言われて（笑）。

鶴見　さすがに見るわ！（笑）

岡田　その誕生日を祝うシーンを「ブルーシールアイスクリーム」のお店で撮影して、アイスが食べ放題だったんです。

鶴見　アイスを選んでいるときのみんなの表情がガチすぎて、すごい顔が使われているので注目してほしいです。

──毎年恒例のビーチでのダンスシーンはいかがでした？

的場　痛いんですよ。貝殻とかいろいろ落ちていて。危ないものは取り除いているんですけど、踊っていると砂が掘られていくので。「限りなく冒険に近いサマー」（2016年9月発表）のMVでは、ジャンプしながら上り坂の砂浜を登ったり降りたりしてしんどかったんですけど（笑）、そういう意味では今年は踊りやすかったよね。

根本　「ずっサマ」のMVは室内だったし、来年あたりヤバいんじゃないっすかね。

的場　ちょうどプロデューサーのもふくさんと虹コンの夏曲について話したときに、「年々求められるもののレベルが高くなるから、次は変化球を入れてもいいんじゃない？」という話をしたんです。虹コンの夏のMVをアイドル界の風物詩として楽しみにしてくれている方もいるので、どんな形であれ続けていけたいですね。

鶴見　山とか川で撮りたいな。

清水　鳥取砂丘は？（笑）

根本　アラビアンな感じでいいかも。

鶴見　最後にオアシスにたどり着くっていう（笑）。