池田瑛紗(
乃木坂46として活動する一方、東京藝術大学の美術学部に在学し、グループ活動と学業を両立しながら活躍の幅を広げている池田。彼女にとって初となる個展「Wings:あひるの夢」では、乃木坂46メンバーとしての池田が日常を綴ったこれまでのブログを題材に、“アーティスト池田瑛紗”がそれらをさまざまな手法でアートへと昇華した作品の数々を見ることができる。
アイドル×アーティストという二面性
会場に入ってまず目を引くのは、鉛筆で描かれた池田の自画像。繊細なタッチで細部まで描き込まれたその1枚は、彼女の端正な顔立ちを際立たせている。アイドルとアーティストという2つの顔を持つ彼女にしか生み出せない表現力に圧倒され、ふと視線を落とすと床に文字が。これは池田が過去のブログで綴っていた言葉であり、会場内の床には至るところに言葉がちりばめられている。訪れたファンは、言葉を探しながら当時のブログを思い返してみてほしい。
あひるの子から白鳥へ
自画像の向かいの壁には、池田の写真がずらり。白鳥のような羽根を背中から生やし、優しい表情を見せる池田の姿をはじめ、あひるを抱えてこちらに視線を向けるカット、海辺で佇むカットなど、レンズ越しの池田を捉えたさまざまな写真が並ぶ。その隣には「空気に解く」なるブースが。天井から吊るされた複数の紗幕には、池田のブログから引用された言葉が記されており、ブログでありながら文学的な一面を併せ持つ彼女の言葉の世界観を味わえる空間となっている。また会場の一角には「視点の共有」と題されたブースも設けられており、ここでは特別映像を上映。果たしてどのような内容なのか、ぜひファンは会場で確認を。
さらに、会場では本展限定のプロダクトを購入可能。個展のキービジュアルがプリントされたTシャツやスウェット、トートバッグのほか、「パンダに侵食されるキャンディ」など、ファンは思わずにやりとしてしまうアイテムもラインナップされている。ほかのプロダクトにも、細部にまで池田のブログの要素がちりばめられており、いろいろ考察したくなる仕上がりだ。なお、これらのアイテムは後日オンライン販売も予定されているとのことなので続報を待とう。
関連人物
Bami @Mcmooney20
@natalie_mu All good then