「仮面ライダーセイバー」特集 「スピンオフ 剣士列伝」座談会 / ソードオブロゴスの剣士5人が集結!キャラクターの裏側と個性に迫る / 個性爆発?座談会にメインキャスト7名が勢ぞろい

「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本」座談会

瞭くんもやっぱり人間だったんだ!(内藤)

──9月から「仮面ライダーセイバー」テレビシリーズの放送が始まりました。皆さんの生活や意識に関して大きく変わった部分はありますか?

内藤秀一郎

内藤秀一郎 一番大きく変わったのは生活リズムです。前は夜中の2時、3時まで起きていることが多かったんですけど、「セイバー」は朝早い撮影も多いので、夜の9時、10時に寝るようになりました。今すごく生活リズムが整っています(笑)。

山口貴也 僕も早寝早起きするようになりました。あとはお子さんたちに声をかけてもらったり、メッセージをもらったりすることも多いので、それを励みにがんばれています。

川津明日香 私は「セイバー」が始まるまではモデルのお仕事が多かったので、朝ごはんを食べないで行くこともあったんです。でもこの現場は朝からパワフルに動いたり、大きい声を出したりするので、朝ごはんを食べないと体力が持たなくて。芽依ちゃんを演じるには朝食必須ですね。

青木瞭 僕も生活リズムを変えたいんですけど、ちょっと寝付きが悪いところがありまして。朝4時入りの前日は寝ないで行くこともあるんです。ベッドには入るけど、目を閉じても寝られないのが嫌なので、セリフの練習をしています(笑)。この1年で僕も早寝早起きのリズムを作れたらいいなと思ってます。

川津 それでも現場でまったく眠そうにしてないんですよ! 一番キビキビしてるくらい。

内藤 瞭くんっていつ寝てるのかずっと不思議だったんだよね。でもこのあいだ控室に帰ったとき、瞭くんが「ガー」って(イビキをかいて)爆睡してたからちょっと安心した(笑)。やっぱり人間だったんだ!と思って。

「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本」より。左から岡宏明演じる大秦寺哲雄、生島勇輝演じる尾上亮、山口貴也演じる新堂倫太郎、内藤秀一郎演じる神山飛羽真、青木瞭演じる富加宮賢人、富樫慧士演じる緋道蓮。
「劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本」より、川津明日香演じる須藤芽依(右)。

青木 そりゃ寝ますよ! もともとは10時間くらい寝ないと駄目なタイプだったので(笑)。

内藤 夜寝るために体を動かしたほうがいいんじゃない? 俺とか貴也は撮影終わってからジムに行ったりしてるよ。

青木 そっか……。

山口 ほどよく動いたほうがいいと思う。

青木 確かに。

生島勇輝 さっきからうなずいてるけど、絶対やらないでしょ(笑)。

内藤 聞き流してる感がやばい(笑)。ごめん、1個だけ言ってもいい? 瞭くんが寝られない理由、これだろ!っていうのがあって……。瞭くんってすごいコーヒーを飲むじゃないですか。家でも淹れてるみたいだし。

山口 ガブガブ飲んでますからね。氷もコーヒーで作ってるんですよ。

川津 え!? ちょっと極めすぎててよくわからない。

青木 普通の氷が溶けるとコーヒーが薄くなっちゃうじゃないですか。でもコーヒーで氷を作れば、溶けたときもおいしいままで……(※この後コーヒー談義が続くため割愛)。

この剣に負けないように生きると決めたんです(生島)

──生島さんは、放送が始まってから変化はありましたか?

生島 まず仮面ライダーバスターはすごく大きい剣を使うので、1年間、この剣に負けないように生きると決めたんです。

内藤 めっちゃ男前!

生島勇輝

生島 パーソナルトレーナーの友達に「体をデカくしてくれ!」と頼んだら「3時間おきにタンパク質を摂取してください」と言われました。とにかくカロリーを摂らないといけないので、朝から1200キロカロリーあるドロッドロのプロテインを流し込むんです。

青木 朝から1200キロカロリーですか!? でも初めてお会いしたときよりすっごく筋肉が付きましたよね。ストイック!

生島 そうそう。さらにお昼までの間に、コンビニでゆで卵とおにぎりを買って、3時間経ったら食べますね。そして暇なときはYouTubeで海外の増量している人たちの翻訳動画を観ながら日々勉強しています。

──セイバー組は例年にないくらい、凝り性な人が多いチームなのかもしれません。

一同 (笑)

富樫慧士 僕は、前からすごく早起きだったこともあってそこまで変化はないです。一番の変化は、今まで普通の高校生として情熱を注いできた、バスケットボール部の部活動が終わったということですね。そしてこういうお仕事に就いて、また情熱を注げるステージがあるのは、いい方向の変化だと思います。もともと人前でしゃべるのは苦手なタイプなんですが、みんなとお話するのが本当に好きなので、それが最近の心の支えになっています。この現場に来るのが毎日楽しみです。

川津 かわいい!

青木 ……今日ごはん行こうか?

内藤 ちょろい先輩だな(笑)。

一同 (笑)。

──岡さんはいかがでしょう。制作発表会見の際、仮面ライダー好きであることを明かして話題になっていましたね。

岡宏明

岡宏明 「セイバー」が始まって変わったこととしては、まず毎日木刀を300回振るようになりました。あとはこの「セイバー」撮影期間に、「仮面ライダークウガ」から「仮面ライダーゼロワン」までもう1周観ようと思って、今は「クウガ」を復習しています。クウガのスーツアクターだった富永(研司)さんと現場でお会いすると感慨深くて……。あと高岩(成二)さんのワークショップでアクションの勉強もさせていただきました。やっぱり大秦寺哲雄さんができること、仮面ライダースラッシュができることは、僕もできないといけないと思うんです。

──なるほど……。まずは木刀のお話から詳しく伺いたいです。

川津 私も引っかかってた(笑)。いつも現場に木刀持ってきてるよね。

 そうですね。今日は持ってきてないんですけど、すみません。

山口 (笑)。現場でどこに行ったのかなと思ったら、たいてい木刀振ってますね。

 待ち時間に素振りしています。スラッシュは刀アクションなので、どの流派がいいか調べた結果、天然理心流にたどり着いたんです。幕末の新選組の実践剣術ですね。だから専用の本を買って勉強しています。

青木 彼のおかげでチームとしても助かっているんです。ちょっと武器の振り方がわからないときは、彼に指導してもらえます。仮面ライダーの知識に関しても、解釈が追いつかないときは彼に聞くんです。そうしたら「このセリフはこういう意味じゃないかな」って教えてくれるんですよね。


2020年12月4日更新