映画ナタリー Power Push - 「特集!マーベル最強ヒーロー大集合!」放送記念 尾上松也が語るマーベル映画

キャプテン・アメリカのような男になりたい

キャプテン・アメリカのような男になりたい

──今回ムービープラスがTwitterの投票機能を使って、アベンジャーズのキャラクターがトーナメント形式でぶつかる“最強ヒーロー決定戦”を行ったんですが……ファン投票によって見事キャプテン・アメリカが第1位になりました!

おお、素晴らしい! やっぱり皆さんはわかってますねえ(笑)。

──アイアンマンと拮抗していたんですが、ちょうど松也さんがバラエティ番組でキャプテン・アメリカを猛プッシュされていたタイミングとも重なりまして(笑)。

尾上松也

キャプテン・アメリカが1位になったの、俺のおかげ……かな?(笑)

──そんなキャプテン・アメリカは、アベンジャーズのリーダーとして活躍します。

そう、ひょっとしたら自分よりも能力が高いかもしれないヒーローたちを束ねていくというキャプテンシー、男気に僕は惚れ込んだんです。僕もこういう男になりたいと常に思っているところですね。

──ご自身の歌舞伎の活動においても影響を受けていますか?

僕は毎年、歌舞伎自主公演をやらせてもらっているので、みんなを束ねるとはどういうことかっていうのは勉強になりますね。「リーダーは自分でなんでもやればいいわけではないんだな」っていうのが「アベンジャーズ」を観て感じたところです。僕が一番好きなのは「アベンジャーズ」で描かれたニューヨーク決戦なんですが、みんなが空中を飛び回って戦っている中、彼は基本地上戦なんです。任せるところはけっこう人任せにしているんですよ。空中にいる敵の宇宙人・チタウリのもとへ飛び乗る作戦のときも、キャプテン自らが行くのかと思いきや、女性であるブラック・ウィドウを盾であんな危険なところへ飛ばしますから(笑)。

──ブラック・ウィドウも強いとはいえ、パワーで言えばキャプテン・アメリカのほうが格段に勝っているのに(笑)。

そこにチームメイトを信頼しているというキャプテンシーを感じましたね。それにアベンジャーズ全体の結束力という意味では、1人でなんでもできるわけじゃないってことを思い知らされますね。特にお芝居は、主役がよければそれでいいっていうわけではないですし。いろいろな個性がある中で、最終的に何かひとつのことに向かっていく大切さや、チーム全員が同じ方向を向いたときのパワーなんかは共感できました。

ウルヴァリンとキャプテン・アメリカの戦いを、なんとかして観てみたい

──作品によって権利元が違ったりしますが、松也さん個人的にはこれからのマーベル映画の展開はどうなってほしいですか?

「スパイダーマン」より。©2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. Marvel, and the names and distinctive likenesses of Spider-Man and all other Marvel characters: TM and ©2015 Marvel Entertainment, LLC & its subsidiaries. All Rights Reserved.
「スパイダーマン」

そうですねえ……。僕はスパイダーマンもすごく好きなんですよ。だから「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にスパイダーマンが出て来たっていうのが非常にうれしくて。来年は新作映画(「スパイダーマン:ホームカミング」)がありますけど、スパイダーマンとアベンジャーズが今後どういう関わり合いをしていくのかが楽しみですね。

──これまでの映画にはサム・ライミ版シリーズや「アメイジング・スパイダーマン」シリーズがありましたけど、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からトム・ホランド演じる新生スパイダーマンになりましたね。「スパイダーマン:ホームカミング」にはトニー・スタークが登場するそうですし。

「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」より。©2013 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」

はい。あとは個人的には、アベンジャーズとX-MENが関わってほしいなって。やっぱりヒュー・ジャックマンが元気な間に、彼が演じるウルヴァリンと、キャプテン・アメリカやアイアンマンが戦うシーンをなんとかして観てみたいですね。そうそう、この前「デッドプール」も観たんですが、X-MENが一部絡んでましたよね。いいキャラクターなので、デッドプールもX-MENにきちんと参加してほしいです。

──ライアン・レイノルズ演じるデッドプールは、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」にも登場しているんですよね。「デッドプール」では、関わりはないことになっていますが。

「デッドプール」より。©2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
「デッドプール」

そうそう(笑)。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」では一応ウルヴァリンとも戦ってますからね。しかもDCコミック原作ですけど、ライアン・レイノルズは「グリーン・ランタン」にも主演してますし。いろいろな意味で奇跡ですよ。よく許可が出ましたよね(笑)。

INDEX
尾上松也インタビュー
中川翔子インタビュー

ムービープラス

「特集!マーベル最強ヒーロー大集合!」

マーベルコミック原作の映画を集めた4カ月連続企画。8月には第1弾として、新作「X-MEN:アポカリプス」の公開を記念し同シリーズの「ウルヴァリン:SAMURAI」を放送した。今後、9月には「アベンジャーズ」、10月には「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」といったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品をラインナップしている。

9月放送作品
「アベンジャーズ」
9月3日(土)20:55~
9月4日(日)14:00~
9月6日(火)21:00~
ストーリー

国際平和維持組織シールドの基地で極秘研究されていた四次元キューブが、邪悪な神ロキに奪われた。シールド長官のニック・フューリーは最強ヒーローたちによるチーム“アベンジャーズ”結成を決意。最新技術を駆使したアーマーで戦うアイアンマン、“スーパーソルジャー計画”によって強靭な肉体を手に入れたキャプテン・アメリカ、緑の巨人ハルク、異次元の王国・アスガルドの王子ソー、女スパイのブラック・ウィドウ、弓の名手ホークアイらが、地球侵略を阻止するため巨悪へ挑む。

スタッフ / キャスト

監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、トム・ヒドルストンほか

10月放送作品
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」
10月22日(土)20:55~
10月23日(日)14:15~
10月25日(火)21:00~
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
10月29日(土)20:55~
10月30日(日)13:30~
11月1日(火)21:00~
11月放送作品

Coming soon

放送中
「3分でわかる!赤ペン瀧川のマーベル入門」
毎週土曜20:50~ ※再放送あり

「3分でわかる!赤ペン瀧川のマーベル入門」

映画コメンテーターの赤ペン瀧川が、マーベル作品を紹介する全13回のミニ番組。そもそもマーベルって何? どの作品から観たらいいの?といった疑問を解消していくほか、マーベル作品や人気スーパーヒーローの秘密を徹底解説する。

尾上松也(オノエマツヤ)

1985年1月30日生まれ、東京都出身。歌舞伎俳優。尾上松助(6代目)を父に持つ。1990年に「伽羅先代萩」の鶴千代役で初舞台を踏み、以降子役として活躍する。これまでに「義経千本桜」の源九郎判官義経、「仮名手本忠臣蔵」の顔世御前、「寿曽我対面」の曽我五郎役などを演じる。2009年より歌舞伎自主公演「挑む」を主催し、現在も年1回のペースで上演している。歌舞伎以外にも舞台やミュージカル、「源氏物語 千年の謎」などの映画でも活動。2016年9月からは「九月新派特別公演」へ参加する。

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「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」
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2016年12月28日更新