若くして謎の死を遂げたスーパースターの真実とは?「エルヴィス」にIMALU、オカモトコウキ、本秀康、レイザーラモンRG、ROYが熱狂

エルヴィス・プレスリーの“真実”を描く映画「エルヴィス」が7月1日に公開される。42歳でこの世を去ったキング・オブ・ロックンロールことプレスリーの伝説と、裏側の危ない実話が、誰しも一度は耳にしたことのある数々の名曲たちに乗せて描かれる本作。オースティン・バトラーがプレスリー、トム・ハンクスが悪名高いマネージャーであるトム・パーカーを演じ、バズ・ラーマンが監督を務めた、伝説と熱狂のミュージックエンタテインメントだ!

この特集では著名人5名にひと足早く「エルヴィス」を鑑賞してもらった。IMALU、OKAMOTO'S・オカモトコウキ、本秀康、レイザーラモンRG、THE BAWDIES・ROYが熱狂した同作の魅力とは。

構成 / 小澤康平

禁断の音楽“ロック”で世界を変えたエルヴィス・プレスリー
その裏側には何があったのか?

42歳でこの世を去ったスーパースター、エルヴィス・プレスリーの人生を「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマンが映画化。第75回カンヌ国際映画祭での上映後には、今映画祭最長の12分間のスタンディングオベーションが起こった。

プレスリーを演じたのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のオースティン・バトラー。ほぼ全編にわたり吹替なしで歌唱とダンスを行っている。悪名高いマネージャーであるトム・パーカー役にはトム・ハンクスがキャスティングされた。

プレスリーが逆境を打ち破っていく姿と、その裏側にある危険な実話を描いた「エルヴィス」。“伝説”を殺したのはいったい誰なのか……?

キング・オブ・ロックンロールの革新性に各界の著名人が熱狂!

※五十音順で掲載

IMALU

IMALU

エルヴィス役に大抜擢されたオースティン・バトラーのパフォーマンスは画面から飛び出てきそうなぐらいの“本気度”を感じました! エルヴィスの人生をジェットコースターのように駆け巡り、最後は魂が抜けたような気持ちになり、私の人生は「エルヴィス不足」だったことに気付きました。エルヴィスの事を知らない方でも楽しめる作品ですので“キング・オブ・ロックンロール”のライブを是非映画で体感していただきたいです!

プロフィール

IMALU(イマル)

1989年9月19日生まれ、東京都出身。語学を学ぶためカナダの高校へ留学し、帰国後にファッション誌で芸能界デビューを果たした。現在はタレントとしてテレビ、ラジオなどにて活躍中で、イベントや配信ライブにもMCやゲストとして出演する。映画・音楽好きとして知られており、LULU X名義でミュージシャン活動も行う。

オカモトコウキ(OKAMOTO'S)

オカモトコウキ(OKAMOTO'S)

あまりに巨大かつ偉大な存在ゆえ、捉えづらかった彼のキャリアを丁寧にフォローした良作で、取り憑かれたようなオースティン・バトラーの演技に震える。
ミュージシャンの自分としては、エルヴィスが単にアイコニックなだけではなく、ブルースやゴスペルに影響を受け、全く新しく革新的な音楽を発明していったんだという点が分かりやすく示されていたのが一番感動的なポイント。
唯一無二な存在、まさにキング・オブ・ロックンロール。

プロフィール

オカモトコウキ

1990年生まれ。OKAMOTO'Sのギタリストとして2010年5月にアルバム「10'S」でデビューを果たした。2019年10月には自身初のソロアルバム「GIRL」を発表し、11月にワンマンライブを実施。2022年4月には2ndソロアルバム「時のぬけがら」をリリースした。2022年7月29日には、OKAMOTO'S「90'S TOKYO BOYS IN HALL SPECIAL~アフタースクール~」と題し、ホール公演としては最大動員数となるNHKホールでのライブ開催が決定している。

本秀康

本秀康

今年から突然エルヴィスに目覚め、日々エルヴィスのレコードを買い漁っています。聴くならアメリカ製のオリジナル盤がいい。それが当時の人々が衝撃を受けたエルヴィスの音だからです。
映画「エルヴィス」にもそんな作用がありました。映画の中で熱狂している女性ファンと一緒に自分もエルヴィスのステージを生で見ている感覚におちいる、マジックのような演出! その臨場感のおかげで、エルヴィスの音楽の革新性が怖いほどリアルに理解できたのです! 各時代のエルヴィスをバーチャル体験して、ますますエルヴィスのことが好きになりました。

プロフィール

本秀康(モトヒデヤス)

1969年生まれ、京都府出身。1990年にイラストレーターの活動を開始し、1995年にはマンガ家としてデビューした。著書に「レコスケくん」「ワイルドマウンテン」「あげものブルース」など。奥田民生やスピッツのCDジャケットも手がける。雷音レコード主宰。

レイザーラモンRG

レイザーラモンRG

「エルヴィス」観た後あるある→今までHIPHOPばっかりだった自分のプレイリストが全部エルヴィス・プレスリーの曲になりがち♪
どうしても晩年のちょっと太ったエルヴィスのイメージがあった人達の記憶をただただセクシーでかっこいいエルヴィスに書き換えられがち♪
ちなみに僕は20年前エルヴィスと同じモデルのサングラスを街で見つけてとある人にプレゼントしました。
その人はそのサングラスつけてPTAに睨まれながらも日本中を熱狂の渦に巻き込みました。その人の名は…レイザーラモンHG!
HGが活躍した2005年の日本、エルヴィスのサングラスをかけてエルヴィスの精神を持ってエルヴィスと同じく下半身を揺らして保守層に怒られる…同じ現象が起こっていたのです!
まさにハートブレイクホテル…いや、ハートブレイクフォーテル!

プロフィール

レイザーラモンRG(レイザーラモンアールジー)

1974年6月8日生まれ、熊本県出身、愛媛県育ち。1997年にHGとレイザーラモンを結成。“あるある”や歌を持ちネタとしている。「GANTZ:O」や「宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲」といった映画に声優として出演した。著書に「人生はあるあるである」「あるある黙示録」などがある。

ROY(THE BAWDIES)

ROY(THE BAWDIES)

世界中を魅了したElvis Presleyのステージを、目の前で体感しているかのような圧巻のパフォーマンスは、彼を知らない世代の方々にも是非とも大きなスクリーンで観てほしい!
そしてロックンロールの歴史が、大きく動き出した瞬間に立ち会ってもらいたい!

Elvis Presleyが生まれ育った環境で根深い存在であったGospelやBluesといったブラックミュージック。
その生々しい魂の叫びともいえる音楽たちは、彼の魂に強く刻まれ続けElvis Presleyという大スターを誕生させ、支えていきました。
人種差別が当たり前だった時代に、敵視されることを恐れずに、ブラックミュージックへの愛情と情熱を貫く姿に心が震えた!
この映画を通して、音楽に命を捧げた男“ELVIS”を魂に刻みこんで下さい!

プロフィール

ROY(ロイ)

1983年7月16日生まれ。2004年に結成されたTHE BAWDIESのボーカル兼ベーシスト。2009年に発表したアルバム「THIS IS MY STORY」でメジャーデビューを果たした。2022年5月に新作「FREAKS IN THE GARAGE - EP」をリリース。現在は同作品を携えてライブツアーを行っている。