映画「
本木は昨日の封切りに触れ「倉本先生も船出を喜んでいらっしゃると思います」と語り、「先生の一筋縄ではいかない世界観を粘り強い寄り添いで映画に作り上げてくださった監督に改めて感謝を申し上げます」と伝える。これを受けた若松は「本木くんがいなければ、この映画はできなかった。寝る間も惜しんで宣伝活動をしてくださって、どのチャンネルにしても本木雅弘という状況でした。本当にありがとうございました!」と返した。
石坂は「出演作が公開される、オンエアされるのは役者にとって怖いことなんです。この作品では1年間怯えてました。上映されないといいなと(笑)。でもこうして公開されたのであきらめました」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘う。清水は「17歳のときに倉本先生の『駅・STATION』に出会って、いつかこんな大人な作品に出られる女優になるぞとがんばってきました。今回、お声がけいただいて夢が叶ったんです。先生の最後の映画になると聞いて、センチメンタルな気持ちにもなっていますが、今日は皆さんとうれしい気持ちを分かち合えたらと思ってます」と挨拶。昨日、倉本と電話をしたという菅野は「お客さんが入っているか気にしていました。SNSで盛り上げていただいて、先生の耳に入るようになればうれしいです」と呼びかけた。
イベント中盤では、登壇者がお気に入りのシーンをトーク。本木は、竜次と牡丹が登場する夢のシーンを挙げ「清水さんとは『シコふんじゃった。』で出会っているんですが、その後、1995年にNHKでやったドラマ(涙たたえて微笑せよ)では、妻役の清水さんの髪をザクザク切り刻む狂人的な作家を演じました。今回は、清水さんに刺青を彫りまくる役。清水さんとは普通の関係でいられないようで、感慨深かったです(笑)」と話す。清水は「あの夢のシーンは、全身全霊を懸けて竜次と牡丹の関係性を表現したかったんです。全裸になって監督に委ねました」と述べ、「でも刺青をしていたので全裸って感じがしなかったですね。あの刺青を準備するのに、6時間ぐらいかかりました」と振り返り、本木を驚かせた。
「海の沈黙」は全国で公開中。
映画「海の沈黙」予告編
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【映画『海の沈黙』公開記念舞台挨拶】刺青を彫りまくった本木雅弘、清水美砂とは「普通の関係でいられない」 https://t.co/4GMJ8YIKVM
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