十誡

ジッカイ

上映時間:134分 / 製作:1923年(米)

解説 ハリウッド最古参の巨匠C・B・デミル監督による無声期の大作。全体は2部に分かれている。まず“古代編“は、旧約聖書の『出エジプト記』に描かれた、おなじみ聖者モーゼの物語。後半の“現代編“は本作のオリジナルで、正直者の兄とよこしまな弟が登場し、兄を見下してきた弟が結局は悪い女にだませれて死ぬ……という教訓話となっている。見どころはやはり古代編。海が割れる場面と、神の怒りの稲妻によって破戒の民が滅ぼされるクライマックスにある。特に後者は無声ながら衝撃音が響いてくるような本作最大の見せ場。すべてに1956年版のような圧倒感はないものの、映画としての出来はこちらが数段上だ。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:セシル・B・デミル

キャスト

セオドア・ロバーツ
チャールズ・デ・ロッシュ
エディス・チャップマン
リチャード・ディックス
ロッド・ラクー
ニタ・ナルディ
リートリス・ジョイ