エル

エル

上映時間:92分 / 製作:1952年(メキシコ)

解説 敬虔なカトリック信者で、品行方正、40歳を過ぎてなお女性を知らない大金持ちのフランシスコは、教会で出会った素晴らしい足の持ち主グロリアに一目惚れ。婚約者のいる彼女と強引に結婚した。しばらくして再会したグロリアの元婚約者は、彼女からフランシスコが並外れた嫉妬心の持ち主で困っている、という話を聞かされる。新婚旅行に出かけた列車の中から早くも嫉妬が始まった。彼女の友人、訴訟のために雇った弁護士、相談役の神父と、近づく男たちとの仲を次々に疑ったあげく、寝ている彼女をロープやハサミで脅した。さらにピストルで脅し塔から突き落とそうとした夫に愛想をつかした彼女はついに家出。それを知ったフランシスコは半狂乱になり、彼女を追って入った教会で幻覚に襲われ、神父に飛びかかる。時が過ぎ、精神病院から出た主人公だが……。ジャック・ラカンの心理学講義にも使われたという伝説的映画。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:ルイス・ブニュエル

キャスト

アルトゥーロ・デ・コルドバ
デリス・ガルセス
アウローラ・ワルケル