吹けば飛ぶよな男だが

フケバトブヨナオトコダガ

製作:1968年(日本) / 配給:松竹

解説 “寅さん”以前の初期・山田洋次の傑作の一つ。当時、TVの『シャボン玉ホリデー』でクレージー・キャッツとともにおなじみになり、喜劇界のホープとして注目されたなべおさみを主演に起用し、緑魔子との異色コンビを組んでいる。大阪のチンピラ・サブはヤクザの幹部を夢見ている。たまたまナンパした家出娘・花子は、サブと同じく母親のいない貧しい生まれだった。二人は意気投合するが、花子は強姦による妊娠5ヵ月の身重であった、というホロ苦く、哀しいコメディ。有島一郎、犬塚弘、石橋エータロー、安田伸、石井均、芦屋小雁など東西のお笑い陣が顔をそろえており、小沢昭一の活弁調ナレーションが秀逸。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:山田洋次