大地の子守歌
ダイチノコモリウタ
上映時間:111分 / 製作:1976年(日本) / 配給:行動社=木村プロ
解説 売春宿に売られた少女の苛酷な運命と、流転する生のたくましさを描く。一貫して力強い女を描き続けてきた増村保造にピッタリの素材である。四国の山奥で祖母と二人で暮らしていた少女りんは、祖母の死後、瀬戸内海の小さな島に売春婦として売られていく。13歳だったりんは初めのうちは下働きをさせられていたが、初潮を迎えるとすぐに客をとらされた。狂ったように働いたりんは、視神経を冒され盲目になるが、それでも働き続ける……。当時、デビュー2作目の新人だった原田美枝子は、この作品で演技開眼したといっても過言ではないくらいの熱演。時としてオーバーに聞こえるセリフ回しも、逆に生命の息吹きを感じさせるほどだ。
スタッフ |
監督:増村保造 |
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キャスト |