上意討ち 拝領妻始末
ジョウイウチハイリョウヅマシマツ
上映時間:128分 / 製作:1967年(日本) / 配給:東宝
解説 滝口康彦の原作をもとに橋本忍が脚色。初めて三船敏郎と組んだ小林正樹監督が、「切腹」に続き、封建社会の非人間的な矛盾を突いた力作である。江戸時代の武士にとって、上からの命令=上意は絶対であった。藩主の命令により、その側妾を子息の妻として与えられた一領主。彼は誠実にその役目を果たし、息子ともどもその側妾を受け入れ、次第に愛するようにさえなる。が突如、世継ぎ問題のこじれから一転、側妾を返上せよとの上意が下る。あまりに理不尽な藩主のやり方に怒った領主は、お家断絶を覚悟の上で、“家族”を守るため、ついに反乱を起こす。壮絶な戦いの末、領主一族は皆討ち果てていくのだった……。
スタッフ |
監督:小林正樹 |
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キャスト |
笹原伊三郎(馬廻り三百石藩士):三船敏郎
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受賞歴 |
第28回ヴェネツィア国際映画祭
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