コミックナタリー PowerPush - 「SHORT PEACE」
プロジェクト最終形態 大友克洋1万字インタビュー
映画「SHORT PEACE(ショート・ピース)」
「火要鎮(ひのようじん)」
脚本・監督:大友克洋/キャラクターデザイン・ビジュアルコンセプト:小原秀一/音楽:久保田麻琴
18世紀、江戸の町。商家の娘お若と幼馴染の松吉。惹かれあう二人であったが、松吉は家を勘当され町火消しとして生きる。そんな最中、お若の縁談の話が進み始めた。松吉への思いを忘れられない彼女の狂った情念からの行動は、大火事を引き起こし江戸の町を焼き尽くす。その大火の中で再びめぐり合う二人。巨大都市江戸の大火を舞台としたスペクタクル。
「九十九(つくも)」
脚本・監督:森田修平/ストーリー原案・コンセプトデザイン:岸啓介
18世紀。嵐の夜、深い山中で男が道に迷っていた。そこで見つけた小さな祠。中に入るとその空間は突然別世界の部屋に変化する。そこに次々と現れたのは捨てられた傘や、着てもらえなくなった着物などのモノノケ達。男はその怨念を秘めた古い道具たちを丁寧に修理し、慰めてやる。
「GAMBO(がんぼ)」
監督:安藤裕章/原案・脚本・クリエイティブディレクター:石井克人/キャラクターデザイン原案:貞本義行
16世紀末。戦国時代末期。東北地方(最上領)の山中に天空より何かが落下した。直後、寒村に一匹の巨大な鬼のような化け物が現れ略奪の限りを尽くす。時を同じくして寒村に暮らす少女カオは白い熊と出会う。人の言葉を理解するその神秘的な熊にカオは救いを求めた。かくして鬼と白熊との激闘がはじまる。新機軸のバイオレンス作品たるべく、荒く力強い画面を3DCGの技術を活用し描き出す。
「武器よさらば」
脚本・監督:カトキハジメ/キャラクターデザイン:田中達之
近未来。東京。砂漠の中の廃墟と化した都市を訪れたプロテクションスーツで武装した5人からなる小隊は一台の戦車型無人兵器と遭遇戦となる。しかし、次第に歯車が狂い始め小隊は窮地に陥っていく。大友克洋の原作による伝説的な戦闘アクション漫画を、再構築し、リアリティと革新性のある描写をめざした。エキサイティングなアクション作品でありながらも、無常観の漂うテイストに仕上げた作品。
商品情報
映画「SHORT PEACE(ショート・ピース)」
2014年1月16日発売 / バンダイビジュアル
- 【Blu-rayスペシャルエディション】
- 〈本編ディスク〉
各作品映画祭上映版本編/特報/予告/オーディオコメンタリー[CGI監督 坂本隆輔(「九十九」)×篠田周二(「火要鎮」)×小久保将志(「GAMBO」)×若間真(「武器よさらば」)司会:沼倉有人(CGWORLD編集長)] - 〈映像特典ディスク〉
監督インタビュー(大友克洋×森本晃司、森田修平、安藤裕章)/イベント映像/PV集(全9種)/デジタルギャラリー ※各作品の絵コンテと設定を収録 - 【DVD・Blu-ray通常版】
- 各作品映画祭上映版本編/特報/予告
大友克洋「武器よさらば」、資料含め復刊!
映画「SHORT PEACE」の1作「武器よさらば」の原作となる大友克洋の「武器よさらば」が原画サイズで復刊を果たす。同作が収録されていた「彼女の想いで…」は入手困難な状態が続いていたため、ファンにはうれしい知らせだ。設定資料などに加え、映画「武器よさらば」の監督・カトキハジメと大友の対談も収められている。
商品情報
大友克洋「武器よさらば」
2014年3月20日発売 / 3150円 / バンダイビジュアル
B4サイズ / 160P
収録内容
- マンガ「武器よさらば」
- マンガ「武器よさらば」ギャラリー(設定資料などを掲載)
- 映画「武器よさらば」設定資料
- 映画「武器よさらば」脚本・絵コンテ
- 大友克洋×カトキハジメ対談
- A2ポスター
- ゴンク撮り下ろしグラビア
コミックス「武器よさらば」は仕様内容の変更により発売日が延期となっております。
変更前)2013年12月25日(水)
変更後)2014年3月20日(木)
⇒ 詳細はこちら!
PS3でゲーム化も決定!「月極蘭子のいちばん長い日」
現代日本を舞台としたPS3用ゲーム「月極蘭子のいちばん長い日」が、短編映画4タイトルに続き、「SHORT PEACEプロジェクト」の5番目の作品として登場。映画「SHORT PEACE」の映像とゲーム「SHORT PEACE 月極蘭子のいちばん長い日」を収めてリリースする。
商品情報
Blu-ray映像+PlayStation3専用ゲーム
「月極蘭子のいちばん長い日」
2014年1月16日発売 / 6980円 / バンダイナムコゲームス
制作:グラスホッパー・マニファクチュア/開発:クリスピーズ/キャラクターデザイン:コザキユースケ/アニメーション制作:神風動画/原作・脚本・総合ディレクター:須田剛一(グラスホッパー・マニファクチュア)
⇒ 詳細はこちら!
「ショート・ピース」プロジェクト最終形態PV
- 大友克洋「武器よさらば」 / [コミック] 2014年3月20日発売 / 3150円 / バンダイビジュアル
-
B4サイズ/160P
収録内容
- マンガ「武器よさらば」
- マンガ「武器よさらば」ギャラリー(設定資料などを掲載)
- 映画「武器よさらば」設定資料
- 映画「武器よさらば」脚本・絵コンテ
- 大友克洋×カトキハジメ対談
- A2ポスター
- ゴンク撮り下ろしグラビア
コミックス「武器よさらば」は仕様内容の変更により発売日が延期となっております。
変更前)2013年12月25日(水)
変更後)2014年3月20日(木)
大友克洋(おおともかつひろ)
宮城県登米市出身。1973年、漫画アクション(双葉社)にて「銃声」でデビュー。1979年に自選作品集「ショート・ピース」を刊行する。1983年、「童夢」「AKIRA」などを発表。1988年には、劇場版「AKIRA」のアニメーション監督を自ら務め、1995年に「MEMORIES」、2004年に「スチームボーイ」なども制作している。2005年、フランス政府から芸術文化勲章シュバリエを受章。2012年、東日本大震災の復興支援を兼ねた、世界最大規模となる初の原画展「大友克洋GENGA展」を開催し、米国のアイズナー賞においてはコミックの殿堂入りを果たした。監督を務めた短編「火要鎮」は第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、第67回毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞。2013年夏に、その「火要鎮」と原作を提供した「武器よさらば」を含む4編のオムニバス「SHORT PEACE」を発表する。