マンガ1巻の世界観をライブ&朗読で表現「朗読歌劇アルマギア ~First Live 2023~」|一夜限りのイベントの模様をお届け 麻倉もも&夏川椎菜インタビュー、キャスト11人の感想も

麻倉もも(ネオン役)×夏川椎菜(アカネ役)ミニインタビュー

──まずはイベントお疲れ様でした! ディーヴァの歌声もストーリーに盛り込まれるなど、ボイスコミックからさらに進化した「アルマギア」の世界を楽しめました。麻倉さんも実現を希望していたという、朗読歌劇の感想を改めて教えてください。

麻倉もも まずは、朗読歌劇という形式のイベントをやった事がなかったので新鮮で楽しかったですし、「アルマギア」の世界観を楽しんでもらえるとてもいいイベントだったんじゃないかと思います! 私が演じるネオンは歌の力を得て戦うマーギアーなのですが、歌のイントロやアウトロに被せてセリフを言うところも臨場感があって、朗読歌劇ならではかなと思いました。

──ククル役の戸松遥さん、マツリカ役の日笠陽子さん、豪華なキャストとのかけ合いも見応えたっぷりでした。

麻倉 かけ合いができたことはやっぱりうれしかったです! ボイスコミックは1人で録っていたので少し寂しかったのですが、今回の朗読歌劇はほかのキャラクターたちがいてくれたのでとてもやりやすかったですし、私ものめり込んで演じることができました。効果音やBGMも多く使われていて、よりリアルに「アルマギア」の世界に入っていただけたのではないかと思います。

麻倉もも

──夏川さんは今回が「アルマギア -Project-」のイベント初参加だったと思います。イベントおよびファンの雰囲気はいかがでしたか?

夏川椎菜 まだ「アルマギア」の世界を深く知らない方も多くご来場いただいていたんじゃないかなと思います。物語としてはまだまだ走り始めたばかりで、キャスト側も知らないことの多い作品なのですが、「アルマギア」の物語が持つ世界観と、ディーヴァとマーギアーの関係性、楽曲などなど、本当に魅力的なものばかりだと思います。そんな“アルマギア沼”に足を踏み入れるにはとてもいいイベントになったんじゃないかなあと思います! 朗読歌劇中、とても静かに、真剣に物語を受け取ろうとしてくださっていたお客様が多い印象で、ステージに立つ側としてすごく救われました。ありがとうございます!

──夏川さん演じるアカネは、ボイスコミックから大幅にセリフも増えました。演じるにあたって改めてキャラクターとどう向き合いましたか?

夏川 アカネは、私にもまだ謎な部分が多いキャラクターです。口数は少ないですが、芯がしっかりしていて、力強いメッセージ性のある歌を歌う子なので、「寡黙でおとなしい子」というよりは「話すべきことだけを選んで話す子」という意識で演じました。今回の朗読歌劇はコミックス1巻の内容をお届けしましたが、1巻の最後でネオンに対して「あれは…アナタの力…」と言う場面があります。そのシーンでのアカネの柔らかい表情がとても印象的でした。無表情だし、温度のない印象を持たれる子だけど、人思いだったり信頼を置ける人には甘えたりするかわいいところも今後出てきそうだなと思っています。

──夏川さんは劇中の歌唱も担当されましたが、朗読歌劇の一番の盛り上がりポイントはどこだったと思いましたか?

夏川 朗読“歌劇”なので、やはりディーヴァの歌唱シーンじゃないでしょうか! セリフに被せてイントロが流れたり、アウトロの中で必殺技が発動されたりと、通常の朗読劇ではなかなか観ることができない、アツい光景だったんじゃないかなと思います。

夏川椎菜

──麻倉さんはTrySailとしても一緒に活動する夏川さんがアカネとして歌う「喪失のPrinciple -diva.Akane-」を聴いていかがでしたか?

麻倉 朗読歌劇はコミカルな要素もありつつ基本的にシリアスなシーンや戦闘シーンが多く、お客さんたちも座って真剣に観ている中、ナンちゃん(夏川)がひとり前に出ていって歌う姿を見てこっちが緊張してきてしまって(笑)。しかも「喪失のPrinciple」という曲は、アカペラから入るという、またも緊張する要素があったので、後ろから「がんばれ……!」と念を送っていました。

──あのシーンの裏でそんなことが(笑)。

麻倉 いつものナンちゃんとは違ったアカネの歌声で、本当に堂々と歌い上げていたのですごくカッコよかったですし、頼もしいなあと改めて感じました。

夏川 「喪失のPrinciple」はアカペラで始まるところからも、教会で歌う讃美歌のような印象があって、神々しく、これを朗読歌劇の中で披露するのはとても緊張しました。でもハイトーンで伸ばすところはすごく気持ちよかったです!(笑)

──夏川さんはライブパートにも参加されました。ジャンルも雰囲気も違う楽曲が次々と披露されましたが、「アルマギア -Project-」の楽曲にどんな印象を持ちましたか?

夏川 ひと言で言うと「世界観が壮大」なところが、「アルマギア -Project-」の楽曲の特徴であり、ほかにない素晴らしいところかなと思います。今回のイベントに出演したディーヴァ全員で歌わせていただいた「アルマギア」は、「アルマギア -Project-」を代表する楽曲だと思いますし、各ディーヴァのソロバージョンもリリースされている楽曲ですが、アカネはまだ歌ったことがなかったので、今回歌えたことで、仲間に入れてもらえた気がしてうれしかったです。

麻倉 後半のライブパートはお客さんたちの雰囲気がガラッと変わって、みなさん声を出して楽しんでいたのが印象に残っています。前半は世界観やお芝居を楽しんで後半はみんなで一緒に歌で盛り上がる、いいとこ取りのようなイベントでした。

ライブパートの様子。
ライブパートの様子。

──マーギアーのネオンが歌う機会はあまりないと思いますが、麻倉さんは今回ライブで披露された楽曲で歌ってみたい楽曲を挙げるとすればどれになりますか?

麻倉 難しい曲なので披露したいかはともかくですが……(笑)。「喪失のPrinciple」は歌ってみたいなと思いました。入りの厳かな感じも好きですし、歌い上げるところもいいなと思います。普段のアーティスト活動でなかなか歌わないような曲調なので、機会があればひっそりとカラオケとかで歌ってみたいです(笑)。

──カラオケと言わずぜひイベントで披露してください!

麻倉 ネオンは歌の力で元気をもらって戦うマーギアーなので、今後歌う機会があるかはわからないですが、もし歌う機会があるとすればアカネとは対照的な元気でガッツがある曲とかがいいのかなと思います!

──「アルマギア」のイベントでは、久保ユリカさんが、「『アルマギア-Project-』は言えばだいたいのことは叶う」とよく口にしています。「舞台化」「ライブ」など夢がいくつも叶ってきてはいますが、夏川さんが「アルマギア-Project-」でやってみたいことはありますか? ちなみに麻倉さんは以前のイベントで、各地で観光をしたいと全国ツアーを提案していました。

夏川 朗読歌劇は、「アルマギア」ならではの面白い表現の形だなあと思ったので、ぜひ第2弾をお届けしたいです! あとは、アニメ化、ゲーム化なんかもしたらうれしい! もう少し物語が進んだら、各ディーヴァの楽曲も増えてほしいなあと思います! アカネだったら「喪失のPrinciple」は透明感のあるちょっと壮大な感じの曲だったので、逆にゴリゴリのメタルみたいな楽曲とか(笑)。

──麻倉さんは夏川さんの提案を聞いていかがですか?

麻倉 私も2巻、3巻と演じたいですし、コミックが発売されたら朗読歌劇を開催する……みたいにできたらいいなーと思いました! 歌もどんどん増えていけば、もっとできることが増えていきますよね! あとは、ゲームだったら、音楽がこの作品のキーになっているので、音楽ゲームにするといろんな方がとっつきやすく、より広く知っていただけるのかなと思います!!

──最後にファンへのメッセージをお願いします。

麻倉 いつも「アルマギア」の応援ありがとうございます! 私も最近このプロジェクトに参加させていただいたのですが、歌の力を受けてバディになって戦うというのはとても新鮮で面白いなと感じました。シリアスなシーンも多く、私もネオンが抱えているものをどう表現しようか考えながら、楽しく、力強く演じさせていただいています。もっとたくさんの方々に知っていただき、これからも「アルマギア」を盛り上げていけたらいいなと思っていますので、よろしくお願いします!!

夏川 「アルマギア-Project-」、追い始めるなら間違いなく、今です! スタッフさんやキャスト陣が、新しい形に挑戦しながら世界観を作りあげているので、これからもそんな“アルマギア沼”を楽しんでいただければなと思います。物語はまだ始まったばかりですし、きっといろいろな展開の可能性を秘めている作品だと思いますので、ぜひ応援してください!

ステージの様子。
出演キャストの感想コメント
左からククル、戸松遥。

戸松遥(ククル役)

朗読歌劇という今までにありそうでなかった企画で、どんな形になるのか想像しきれていなかったのですが、
実際に関わらせていただいて色々な要素を取り込んだ新しいジャンルの表現方法に驚き、感動しました。
音楽がとにかくよいので絶対生で見たほうがよい朗読劇だと思います。
セカンドライブもあると信じて今後の展開も楽しみにしています。

左からマツリカ、日笠陽子。

日笠陽子(マツリカ役)

歌でバディに力を与えるディーヴァ、力を受け取ったバディが戦うという新たな形であり、
舞台上にコミックスが表示されつつ、物語の途中で歌が入るという、まさに朗読歌劇という
言葉が相応しいものになっていたと思います。
初めて見る方にも楽しんでもらえたのでは!
朗読の緊張感と、トークの緩さ明るさ、ライブの楽しさが合わさったエンタメとして素晴らしいイベントでした。
私ももっとマツリカの事を知りたいし、次はどんな楽曲と出会えるのだろうというワクワクを胸に、セカンドがある事を願っております!

左からミウキャット、徳井青空。

徳井青空(ミウキャット役)

アルマギア初の大型イベント! ミウキャットとして出演する事ができて本当にうれしかったです。
ご来場くださったみなさま、誠にありがとうございました!
朗読パートはキャストによる生のお芝居と演出で圧倒されました。朗読中の歌唱もドラマチックでとても素敵でした!
コミックスを背負っての演技は朗読というより生アフレコに近い臨場感で、非常に没入感がありました! すごく面白かったです!
トークパートではキャストのみなさんから朗読の感想やライブへの意気込みを聞けて、
お客さんと一緒にわくわくすることができました!

ライブパートではミウキャットのソロ曲、スカイメイカーを披露させていただきました。
クライマックスには背景映像にも虹がかかり、ミウキャットの歌のパワーが届いた気がしてうれしかったです!
さらにフェスタと2人でミュージカルコネクトも初披露しました!
複雑な構成で歌えるか心配でしたが、アルマギアならではのマッシュアップが伝えられたら何よりです。

引き続きアルマギアプロジェクトの応援どうぞよろしくお願いいたします!!

左からフェスタ、久保ユリカ。

久保ユリカ(フェスタ役)

フェスタ役の久保ユリカです。
私個人としては7年近くアルマギアの世界に携わらさせていただいているので
「朗読歌劇アルマギア ~First Live 2023~」の開催そのものはもちろん、そんな素敵なイベントに頼もしい仲間たちと供に自分も参加することができ、心から嬉しく思います。改めて、アルマギアならではの音楽の力と物語に引き込まれる内容でした!
この熱さを大切に、これからも皆さんに愛される作品の一部であれるよう、より一層盛り上げていきたいです。引き続きよろしくお願いいたします!

左からクルシュ、小倉唯。

小倉唯(クルシュ役)

アルマギアプロジェクトでは初となる超大型イベントの開催に、とてもワクワクしていました。キャスト陣が集まってのトークやライブパフォーマンスは、ファンの方からのリアクションも大きくて、すごく楽しかったです! 素敵な楽曲がたくさん揃っているのも、アルマギアの魅力の一つだなと感じました。

左からケラ、石原夏織。

石原夏織(ケラ役)

キャスト勢が揃い、朗読歌劇+ライブと盛りだくさんのイベントで本番も楽屋も楽しいイベントでした。
今まで見たことがないタイプの朗読で、ストーリーに合わせて流れる歌で物語が進むところが魅力的でした。
アルマギアの世界に引き込まれる素敵な朗読歌劇でこの先のストーリーも見てみたいです!
また初披露となったケラのキャラクターソング「Brain maze」も素敵な演出の中歌うことができてうれしかったです!
これからも引き続きアルマギアの応援よろしくお願いします!

左からマーブル、沼倉愛美。

沼倉愛美(マーブル役)

数年ぶりにマーブルさんを演じるということで、だいぶ緊張していました。色々な展開をされているのは知っていたのですが、こうしてお声をかけていただけたことがうれしかったです。
朗読歌劇、どんなステージになるのだろうと思っていたら、とても壮大で、綺麗で、アルマギアの世界観を大切に表現しようとしているのが伝わってくる舞台でしたので、会場入りして更に気合いが入ったのを覚えています。
音楽とSEと臨場感のある歌声、そしてキャストの皆さんのお芝居、トークパートではお客さんの声がたくさん聞こえて、とても心から満たされたイベントでした。2nd開催を大いに期待しております!

左からバジス、相川奏多。

相川奏多(バジス役)

「朗読歌劇アルマギア ~First Live 2023~」にバジス役として出演させていただきました相川奏多です。マンガ1巻を丸々朗読するという貴重な体験をさせてもらいました!
私が演じたバジスは、立場のあるかっこいい女性です。私自身そういった役柄を演じるのが初めてでしたが、チャレンジの1歩を踏み出すのがアルマギアの朗読歌劇で本当によかったなと思っています。皆さんの温かい声援と先輩方の大きな背中に支えていただきました。ありがとうございました!

松山鷹志

松山鷹志(親方役ほか)

大きなホールに満員のお客さん。
それも男子率高めは初めてのことでとても新鮮でした。
ちょっとスポーツ会場にいるようで、不思議な心地良ささえ感じました。
イベント終了後、原作者さんが涙して喜んでくれた事は演者としては何よりのご褒美です!

川島零士

川島零士(兵士役ほか)

普段ライブ会場としても使用される吹き抜けの大空間。特に感動したのが、低音の響きです。もうステージ揺れてたんですよね(笑)皆さんのお席ではいかがでしたか? アルマギアは戦闘シーンも多く、マーギアーを鼓舞するディーヴァの歌声と楽曲の迫力が、朗読劇を観ていて低音の響き共に自分の心拍数がドクドクと上がっていく感覚そのものが世界観と一体になっていく様でとても気持ちが良かったです。生っていいですね! 是非またあの感覚を味わいたいので続きが演りたいです!!

夏目ここな

夏目ここな(男の子役ほか)

ボイスコミックでは男の子役で出演させていただきましたが、朗読歌劇では搭乗員役も務めさせていただけてうれしかったです。
舞台上では戦闘シーンなどの効果音がとてもリアルで臨場感があり、より演技に集中することができました。
まだ経験が浅いため緊張していた私に出演者の皆様がやさしく声をかけて下さり温かい現場でした。また、スタッフさんにはアルマギアの世界観を私が深く理解できるように丁寧な演技指導をしていただきました。この作品に関わった全ての人たちのこの舞台を成功させたいという熱い思いが伝わってきてこんな素晴らしいキャストの一員になれたことがとても幸せで貴重な体験となりました。すごく楽しかったです! ありがとうございました!

舞台「魔法歌劇アルマギア~Episode.0~」チケット発売中

「アルマギア-Project-」初の舞台として、11月2日から5日まで東京・シアター1010で上演される「魔法歌劇アルマギア~Episode.0~」。脚本と演出を担当するのは、ゲーム「NieR:Automata」と世界観を共有する「舞台ヨルハ」シリーズや、「キューティーハニー」の舞台「Cutie Honey」シリーズを手がけてきた松多壱岱。チケット情報など詳細は、「魔法歌劇アルマギア~Episode.0~」の公式サイトをチェックしよう。

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2023年8月30日更新