「火垂るの墓」日本語音声ガイドにSUPER EIGHT安田章大、Netflixで配信

Netflixで配信されるアニメ映画「火垂るの墓」の日本語音声ガイドを、SUPER EIGHTの安田章大が務める。「火垂るの墓」は、7月15日16時にNetflixで配信開始。日本国内では初の配信となる。

Netflixの音声ガイドは、登場人物の動きや表情、衣装、場面の変化についてナレーションで補足し、セリフだけでは伝わりにくい視覚的な情報を提供するもの。安田は、かつて脳腫瘍・髄膜腫の手術を受け、今も光過敏の後遺症と向き合っている自身の体験から、「音による視聴体験」の可能性を深く実感してきたという。音声ガイドを通した視聴について、「手術後は、映像コンテンツを長時間にわたって観ることが難しく、途中で視聴を止めてしまうこともありました。しかし、音声ガイドでは、登場人物の表情や風景の変化、アクションの繊細な動きまで音で伝わってくるため、映像の世界が一気に広がったように感じました。これまでのように視覚に頼れないからこそ、音に深く集中できます。その体験は、むしろ物語への没入感を一層高めてくれるように感じています」とコメント。

日本語音声ガイドを務めることについて、「今回、Netflixで世代を超えて語り継がれる『火垂るの墓』の日本語音声ガイドを担当できたことを、心から感謝しています。この作品の強いメッセージが、音を通じて伝わるよう、一音一音に思いを込めて語りました。多くの方に“音で感じる物語”として届けられることを嬉しく思います」と述べている。

なお安田は、7月12日にNetflixが主催する「火垂るの墓」の音声ガイド付き上映会に登壇。トークセッションを通じて、多様な視聴者に向けた映像体験の重要性を発信する予定だ。また、先行して190以上の国と地域で配信されている英語版の音声ガイドを、お笑い芸人・タレントのパトリック・ハーランが新たに担当することも発表された。

安田章大（SUPER EIGHT）コメント

小学生の頃、仲の良い友だちが視力を失ったことから、一緒に手話や点字を学んだことがありました。また、僕の出身は兵庫県で、「火垂るの墓」の舞台でもある西宮や神戸の風景は、子どもの頃から日常にあった場所です。夏休みには、友だちや地域の子どもたちと、「火垂るの墓」を一緒に観た記憶もあります。その後、さまざまな経験を経て、40歳になった今、思い出がたくさん詰まったこの 作品に、“音声ガイド”という形で関われることに、なにか運命的なつながりを感じています。すべてがつながっているようで、なるべくしてなったような、深く得心する思いです。

手術後は、映像コンテンツを長時間にわたって観ることが難しく、途中で視聴を止めてしまうこともありました。しかし、音声ガイドでは、登場人物の表情や風景の変化、アクションの繊細な動きまで音で伝わってくるため、映像の世界が一気に広がったように感じました。これまでのように視覚に頼れないからこそ、音に深く集中できます。その体験は、むしろ物語への没入感を一層高めてくれるように感じています。今回、Netflixで世代を超えて語り継がれる「火垂るの墓」の日本語音声ガイドを担当できたことを、心から感謝しています。この作品の強いメッセージが、音を通じて伝わるよう、一音一音に思いを込めて語りました。多くの方に“音で感じる物語”として届けられることを嬉しく思います。

パトリック・ハーラン（パックンマックン）コメント

「火垂るの墓」は、国や文化の垣根を超えて、世界中の人々の心に深く訴えかける力を持った作品 です。長年日本で暮らし、米国と日本の両方の文化に馴染みのある立場から、英語版の音声ガイドと いう形で関わることができ、光栄に思っています。世界中にいる英語話者で、視覚に制限のある方を 中心に、音声だけでこの稀有な作品の世界を伝えられるよう、本作の深い感情や背景がさらに届いて くれることを祈りながらナレーションしました。英語版の音声ガイドがあることで、世界でより多く の方が物語にアクセスでき、僕も見るたびに感銘を受けるこの作品の世界観や登場人物の想いを共有 できると信じています。