「オープニングムービー」「1章 キャラクター紹介」「2章 オカルト」
原画展は、作中のシーンがアップテンポな音楽とともにスクリーンに映し出される「オープニングムービー」からスタート。登場人物を紹介する「1章 キャラクター紹介」では、モモ、オカルン、星子、アイラ、ジジ、バモラ、金太、委員長、ズマの順で、それぞれのキャラの印象的なシーンのパネルが展示された。星子のパートには、「ネッシーの力」と書かれたバットも登場する。続く「2章 オカルト」は、作中に登場する怪異を紹介するコーナー。ターボババア、セルポ聖人、カシマレイコ、悪魔のメルヘンカルタなど数多くの怪異が、解説パネル付きで紹介されている。邪視のブリーフはガラスケースに入れられ登場。UFOに牛が吸い込まれるシーンのパネルも設置されている。
「3章 メイキング・オブ・ダンダダン」「4章 オカルティック・バトル」
「3章 メイキング・オブ・ダンダダン」では、龍のメイキングの過程や第1話から第3話の生原稿、「ダンダダン」の制作秘話が記されたパネルなどが集結。第1回キャラクター人気投票のイラストも展示され、イラストに描かれたキャラクターに対して龍がそれぞれコメントを寄せている。「4章 オカルティック・バトル」には、モモとオカルンが繰り広げるバトルシーンの生原稿を多く展示。壁には迫力ある見開きページがズラリと並ぶ。このゾーンは写真撮影不可のため、原稿は自分の目で確かめよう。そのほか、オカルンとモモの立像も設置された。
「5章 ラブコメ」「6章 エモーション」
「5章 ラブコメ」は作中の“胸キュン青春シーン”をピックアップしたコーナー。ミニシアターも設けられており、単行本末に収録されたターボババアと星子のエピソードが映し出された。「6章 エモーション」では「ダンダダン」の心打つような名シーンのパネルを展示。アイラに抱きしめられたアクロバティックさらさらが成仏するシーンや、バモラとバンガの別れのシーンなどがピックアップされている。
「ダンダダン」は、霊媒師の家系に生まれた女子高生・モモこと綾瀬桃と、同級生でオカルトマニアのオカルンこと高倉健を主人公とする“オカルティック怪奇バトル&ラブコメディ”。原画展は東京会場を皮切りに、10月に広島、12月に福岡、2026年12月に大阪を巡回する。また会場で販売されるグッズは、大阪会場終了後に事後通販が決定。開催にあたり、原画展関係者からはコメントも到着した。
「ダンダダン ゲンガテン」関係者コメント
どのような読者層やファン層を想定して企画したか
「ダンダダン」は、アクション・オカルト・ラブコメといった複数のジャンルが融合した作品であり、幅広い層から支持をいただいています。本展では、原作ファンはもちろん、アニメから入った方や“最近気になって読み始めた”という方にも楽しんでいただけるよう、「作品の世界に没入できる体験」を重視した構成にしました。
連載3週年というタイミングでの開催の理由
ちょうど連載3周年というタイミングに加え、アニメ放送によって作品への関心が一層高まっている今、原作の魅力を改めて深く味わっていただける場を作りたいと考え、本展の開催を企画いたしました。改めて原作の魅力=“描線の熱”を体感してもらいたいという想いから、このタイミングでの開催とさせていただきました。
原画の選定基準や、特に注目してほしいシーン・コマ
原画の選定にあたっては、原作の魅力が最も伝わるシーンや、多くの読者の記憶に残る印象的な場面を中心に構成しています。物語の鍵となるバトルシーン、登場人物の関係性が描かれる繊細なコマ、そして随所に見られるギャグ的なテンポ──そうした多面的な魅力を、できるだけ網羅的にご紹介できるよう心がけました。ページ構成や描線の密度なども、展示を通してご注目いただければと思います。
特別映像やフォトスポットなどの推しポイント
原画をただ鑑賞するだけでなく、作品の世界観に“体ごと”浸っていただけるよう、フォトスポットや特別映像といった体験型の要素にも力を入れています。キャラクターと記念撮影ができるスポットなど、来場の思い出を形にできるよう工夫を凝らしました。
限定グッズはどのようなアイデアから生まれたか
作品の持つ熱量やユーモア、そしてスタイリッシュなビジュアルをいかに日常に持ち帰っていただくか、そうした観点でグッズの開発を進めました。シーン再現アイテムやアート要素の強い雑貨、普段使いしやすい実用アイテムなど、来場者の方が「つい手に取りたくなる」ラインナップを目指しています。特にセリフ付きのTシャツやアクリルジオラマは注目いただいています。中でもオススメは、印象的なセリフをデザインしたTシャツや、キャラクターのビジュアルを大胆に取り入れたアートパネル、実用性とデザイン性を兼ねたポーチ類です。日常に「ダンダダン」を取り入れられるアイテムとして、幅広い方にご好評いただけると期待しています。
「ダンダダン」をまだ読んでいない人でも楽しめるポイント
作品をご存じない方でも楽しめるよう、キャラクター紹介やストーリーの導入、各エピソードの背景などを丁寧に解説する展示構成を取り入れています。会場内を巡るうちに自然と物語の世界観に引き込まれていくような導線を意識してお
り、「初めてだけど面白かった」と感じていただけるきっかけの場となればと考えています。
どのような気持ちで展示を見てほしいか
本展は、主催者として“原作の熱を正しく・楽しく伝える”ことを大切に構成しています。原画という「作品の原点」と向き合いながら、原作の持つ勢いや人間味、そして時折挟まれるユーモアなど、多層的な魅力を感じていただければと思います。好きなキャラクターをより深く知る場として、また作品との新たな出会いの場としても、多くの方にお楽しみいただければ幸いです。
「ダンダダン ゲンガテン」
期間:2025年6月20日(金)~7月6日(日)
時間:10:00~19:00 ※最終入場18:30
会場:東京都 池袋 サンシャインシティ 展示ホールA
入場料:一般(中学生以上) 前売1800円 / 当日2000円、小人(小学生以下) 前売1300円 / 当日1500円
特典付き入場チケット:一般(中学生以上) 前売3800円 / 当日4000円、小人(小学生以下) 前売3300円 / 当日3500円、未就学児 前売2000円 / 当日2000円
主催:「ダンダダン ゲンガテン」製作委員会
しまふく @simafuku
【イベントレポート】「ダンダダン」原画展、迫力の見開き生原稿がズラリ 邪視のブリーフはガラスケース入り(写真28枚) https://t.co/e1noOBDHOm
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