「鬼滅の刃」下野紘が滝修業の過酷さを力説、ムードメーカーを自称、ブリッジも披露

吾峠呼世晴原作によるアニメ「鬼滅の刃」のステージイベントが、本日3月22日に「AnimeJapan 2025」内で開催。竈門炭治郎役の花江夏樹、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、栗花落カナヲ役の上田麗奈、不死川玄弥役の岡本信彦が登壇した。

「鬼滅の刃」が始まって以来、鬼殺隊の同期メンバーが揃うのは初のこと。本日のイベントでは、隊士を演じる各キャストの印象に残ったエピソードを配信する企画「隊士セレクション」の特別版として「玄弥とカナヲも選びたい！ 隊士セレクション」を実施。「隊士結集会」には参加していなかった上田と岡本が、それぞれ2本ずつお気に入りのシーンをピックアップしていく。

岡本は「刀鍛冶の里編」より第6話のシーンをチョイス。選んだ理由について「これまで玄弥が自分自身を鼓舞し続けてやってきていたのですが、初めて心が折れそうになった時に炭治郎からの『諦めるな！』という言葉、アフレコ現場でも花江くんの声を聞いて（自分も）気持ちが盛り上がりました。やっぱり主人公だなと」と語ると、花江も「僕も炭治郎の台詞の中でかなり上位に食い込むほど好きなセリフです」と振り返った。続けて「無限列車編」より第7話のシーンをセレクト。「何度観てもいいと思えるシーンですよね。煉獄と猗窩座が闘うシーンで、迫力に圧倒されましたし今見返しても名言ばかりで……」と熱弁した。

次に上田は「竈門炭治郎 立志編」より第24話のシーンをピックアップ。「初めて心の内が見えた気がして、よりしのぶさんのことが好きになった印象深いシーンです。他者への優しさや、人のことをちゃんと大切に思える部分があるからこそ、己の悲しみや葛藤が大きいんだろうなと。そんなしのぶさんを見ていると、自分がカナヲの立場だったらどうするかなと考えてしまって、きっと私だったらしのぶさんを心身ともに守れるように強くならなきゃと思うかもしれません」と思いを述べる。また「柱稽古編」より第2話のシーンを選び、「自分の気持ちを素直に出せるようになったカナヲを見られたのがうれしいシーンでもありましたし、『もっと稽古がしたかったです』と伝えた後のしのぶさんの表情も好きです。（収録としては）しのぶさんとしっかり会話するシーンが初めてだったので、しのぶ役の早見（沙織）さんとも『うれしいですね』と言いながら楽しく収録していました」と明かした。

続いては「全集中！同期の絆！」と題し、キャスト陣が“絆”をテーマにしたゲームに挑戦することに。スクリーンに映し出されたお題に対して「自分が一番」と思った人が合図をきっかけに立ち上がり、誰とも被らず1人だけ立ち上がることができたら成功という、周りとの連携も必要となるゲームだ。1つ目のお題は「滝修業をやったら一番長く耐えられるのは、自分だ!!」。これに花江と上田が立ち上がり、意外な立候補者に会場はざわつきを見せる。以前、「鬼滅の刃」の企画で滝修業に挑戦したことのある下野は「実際に滝の中に入ると、急に酸素が吸えなくなるの。吸ってるはずなのに肺に入って来ないの」と、その過酷さを上田に切実に説く。最終的に下野のみ立ち上がることになり、1つ目のお題は成功した。

2つ目のお題「アフレコ現場で一番ムードメーカーなのは自分だ！」では下野が立ち上がり、こちらはスムーズにチャレンジが成功。最後のお題「一番身体が柔らかいのは自分だ！」では花江、下野、岡本が立ち上がるものの、その場で下野がブリッジを披露し、あまりの柔らかさに会場も驚いた。

また4月4日より上映される「鬼滅シアター -『鬼滅の刃』特別編集版 劇場上映-」、5月9日よりリバイバル上映が行われる「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」にて、入場者特典が配布されることも明らかに。特典として、それぞれのキービジュアルのイラストを使用したクリアスタンドが用意され、一緒に飾るとキービジュアルを立体的に再現できる背景台紙が付属する。

イベントの終盤ではゲームに関する情報も発表。8月1日に発売予定の「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2」では柱9人のほか、さまざまなキャラクターを操作することが可能だが、不死川玄弥がプレイアブルキャラクターとして追加されることが告知される。岡本は「うれしいですね、ようやく参戦できるのも、かっこいい玄弥をプレイ出来るのも楽しみです！」と喜びを露わにした。

最後はキャスト陣を代表して花江が挨拶。「『AnimeJapan』のステージで同期5人全員揃うことが出来て、いいステージになったのではないかと思います。『無限城編』では柱の皆さんはもちろん、同期5人の活躍にもぜひ期待していただきたいと思いますので、それまでの間に『鬼滅シアター』や『無限列車編』のリバイバル上映など見直していただきながら、心を燃やしてご準備くださいませ」とメッセージを送った。