「チェリまほ」特別編集版、小林千晃が鈴木崚汰と宣言「僕ら、幸せになります!」

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豊田悠原作によるアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」特別編集版の公開記念舞台挨拶が、本日12月15日に東京・新宿バルト9で開催され、安達清役の小林千晃、黒沢優一役の鈴木崚汰、藤崎希役の小清水亜美が登壇した。

豊田悠原作によるアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」特別編集版の公開記念舞台挨拶より。左から小林千晃、鈴木崚汰、小清水亜美。

豊田悠原作によるアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」特別編集版の公開記念舞台挨拶より。左から小林千晃、鈴木崚汰、小清水亜美。

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小林千晃

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特別編集版の感想を尋ねられ、小林は「安達と黒沢にフォーカスされているので、この2人を好きでいてくれる人にとっては濃厚で充実した時間になるのではと思います」とコメント。鈴木は「TVアニメよりも恋愛模様が糖度高く描かれていたんじゃないかなと。それを大きなスクリーンで観ていただくのはちょっと気恥ずかしさもあります」と話す。役として安達と黒沢の2人を見守ってきた小清水は、「結婚式の披露宴で夫婦のヒストリームービーってあるじゃないですか。今回の特別編集版は“それ”です!」と公言。小林は「そうなの!?」と驚き、鈴木は「確かに」と納得する。賛同の意を表すように客席から拍手が湧く中、小清水は「そんな場なので、今日はお呼びいただきありがとうございます!」と感謝の気持ちを述べた。

安達と黒沢という存在に感謝する小清水亜美。

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見どころについて、小林は「TVシリーズだと序盤のなかなか2人がくっつかない焦ったいところも、特別編集版だとテンポよく進みます。2人が結ばれるシーンや、その後のデートシーンは崚汰も言っていましたけどかなりの糖度。この甘さ加減は僕が好きでした」とコメント。キャストたち自身は特別編集版をまだ劇場で観れていないそうで、鈴木は「この音響で観るデートシーンってすごいんだろうね。魔法で安達に聞こえる黒沢の心の声も、TVアニメとはまた違った印象に感じるのではと思います」と期待する。

改めて、自身演じるキャラクターの魅力を尋ねられたキャスト陣。小林は「人のいいところを見抜く能力の高さ。そういうところに黒沢は最初惹かれたのかなと思います」と、鈴木は「ぶっ飛んでいるところ。デートプランもそうですけど、好きな人に対しての大胆さですね。モテそうなのに、好きな人に対しては一途なところもギャップかなと思います」と答える。

鈴木崚汰

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同じ質問に、小清水は「本当に人生を楽しんでいるところがとにかく魅力的」と回答。「役づくりをするうえで藤崎さんってどういうことを日々考えているのかなって考えたときに、安達さんと黒沢さんという2人の存在をシャンプーとリンスに例えてそうだなって思ったんです」と続ける。小林と鈴木から「どういうことですか?」「独特です……!」とツッコミを入れられると、小清水は「スタートではペアなのに、交わることがないじゃないですか。安達さん(シャンプー)が仕事をした後に、その残り香を感じながら黒沢さん(リンス)が仕上げ作業にかかる」と説明。「ペアなのに交わることがなかったシャンプーとリンス。でも、“シャンプーリンス”というものが出た! うわあ、ありがとうございます……!と。そんなことを思いながら、藤崎さんは日々のお風呂さえも楽しんでいたんだろうなってことを想像しました」と語った。

TVアニメの本編に加え、新規カットも盛り込まれている特別総集編。アフレコは最終12話を録った流れで行われたそうで、小林は「テレビ放送のときに『あれ、あのシーン流れた?』と話していて、半年後ぐらいに特別総集編に使われると知ったんです。だから劇場版なので特別にがんばろうみたいな気合いもいい意味でなく、リラックスした状態で録れました」と明かす。司会から「特別総集編以外にも何か録られている噂を聞いたんですが……」と振られると、「あらっ!」「言っちゃう!?」と何かを隠している様子の小林と鈴木。今日はまだ言えないそうだが、小林は「実はちょっと別に録りものがありまして。なんなら特別総集編の新規カットより圧倒的にそっちのほうが物量が多いかもしれません。近々情報解禁されると思うのでご期待ください」と呼びかけた。

本作のエンディング主題歌は、小林演じる安達、鈴木演じる黒沢、古川慎演じる柘植将人、佐藤元演じる綿矢湊の4人で歌う「ラブキャンドル」。「ラブキャンドル」の話題になった瞬間、鈴木は「もう、好きー!」と楽曲への愛を溢れさせる。小林が「崚汰ずっと言ってたもんね。崚汰的には(TVアニメのエンディングテーマ)『マジカルラブ』を超える曲はもうさすがに出ないって言ってたのに、そしたら……」と言うと、鈴木は「超えてきた! どっちの曲もいいんですけど、この冬の季節に聴くにピッタリな導入の音。僕、クリスマスソング大好きなので」と続ける。「キャンドルって火をつけたらいつか消えてしまうものですが、“安達と黒沢の心の温かさ”という炎は消えることはない。この対比がすごくいい」と鈴木が熱弁すると、横の小清水はありがたそうにその話を聞いていた。

またイベントでは、原作者・豊田からのコメントが紹介された。豊田はキャストとスタッフ、観客への感謝を綴り、最後に「……そして12月17日にもお知らせがありますのでお楽しみに……!」と予告した。豊田のコメント全文は本文末に掲載する。

豊田悠原作によるアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」特別編集版の公開記念舞台挨拶より。

豊田悠原作によるアニメ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」特別編集版の公開記念舞台挨拶より。[拡大]

最後に小清水は「これからも2人の幸せを願って生きていきたいと思います。みなさんありがとうございました!」と挨拶。鈴木は「先日僕の親友が結婚したので披露宴に行ってきたんですが、今日はまさにそういう雰囲気で……」とジョークを交えつつ、「今日はいろんな匂わせもありましたので、引き続き劇場に足を運んでいただけたら」と呼びかける。小林も「まだまだまだ『チェリまほ』ワールドは続いていきますので、引き続き応援していただけるとうれしいです」と述べ、「僕ら、幸せになります!」と最後に宣言した。

豊田悠コメント

こんにちは、豊田悠です。舞台挨拶にお越しの皆様、年の瀬の忙しい中足を運んで下さり有難うございました。
チェリまほアニメを応援して下さった皆様と素晴らしいスタッフさんとキャストさんのおかげで映画館でチェリまほを見れる事、本当に嬉しく思います。
ありがとうございます! 最高のクリスマスプレゼントです!
……そして12月17日にもお知らせがありますのでお楽しみに……!

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「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」特別編集版

2024年12月13日(金)全国公開

スタッフ

原作:「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい豊田悠(掲載「ガンガンpixiv」スクウェア・エニックス刊)
監督:奥田佳子
キャラクターデザイン:岸田隆宏
シリーズ構成:金春智子
美術設定:古宮陽子
美術監督:佐藤豪志
色彩設計:中山久美子
撮影監督:久保田淳
編集:兼重涼子
音響監督:宮村優子
音響効果:小山健二
音響制作:ダックスプロダクション
音楽:長谷川智樹
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:サテライト

キャスト

安達清:小林千晃
黒沢優一:鈴木崚汰
柘植将人:古川慎
綿矢湊:佐藤元
六角祐太:白井悠介
藤崎希:小清水亜美

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(c)豊田悠/SQUARE ENIX・アニメ「チェリまほ」製作委員会

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