浦沢直樹、泉谷ベスト盤のジャケをROCKIN'に描く

5月26日にリリースされる泉谷しげるのベストアルバム「天才か人災か ～泉谷しげるオールタイムベスト～」のジャケットを、浦沢直樹が手がけている。

根っからのロックファンでマンガ執筆の傍ら音楽活動を行う浦沢と、個展を行うなど画家・マンガ家としても活動する泉谷。共通点の多い2人は2009年11月に九段会館で行われた「エレック唄の市」で共演し、親交を深めた。ジャケットはもともと浦沢のファンだった泉谷が自ら直談判、浦沢も快諾したという。

描き下ろしにあたり浦沢は「泉谷さんの怒った顔は誰もが知っているけど、怒った顔にするべきか、それとも意表をついて笑った顔にするべきか？」と思案。結果、鋭い目つきで睨みをきかせる泉谷のアップが完成した。しかし笑顔も捨てがたいと考えたのか、満面の笑みを浮かべる泉谷の姿も封入ブックレットに描き下ろされている。

「天才か人災か ～泉谷しげるオールタイムベスト～」は泉谷の全楽曲の中から、今まで渡り歩いてきた多くのレーベルの枠を超えて選曲した記念碑的な1枚だ。

浦沢直樹 コメント

ものすごく怒ったりするのがROCKです。
でも腹をかかえて笑ったりするのもROCKです。
しみじみ泣いたり、なんとも男らしかったり、
妙に女々しかったりするのもROCKです。
だから泉谷さんはシッポの先まで
ROCKがつまっているのです。