マンガ家“うちの子”自慢 第26回|ちばてつや

マンガ家の"うちの子"自慢 第26回 [バックナンバー]

ちばてつやの“うちの子”自慢

どんな癖のあるヤツが来ても、愛してやってほしい

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マンガ家に「ペット自慢エピソード」をテーマにマンガ・イラストを寄稿してもらう本コラム。自慢のペットの独特の癖、甘え方や面白い行動、変わった好物・特技、隠している一芸、ペットの存在に救われた経験、のろけなど、ペットとのエピソードを自由に描いてもらう企画だ。第26回には「あしたのジョー」「のたり松太郎」「あした天気になあれ」など多数の作品を手がけ、現在はビッグコミック(小学館)にて「ひねもすのたり日記」を連載中のちばてつやが登場。17歳になる愛犬への思いを明かしてくれた。

ちばてつやの描き下ろしイラスト。

ちばてつやの描き下ろしイラスト。

もしペットと会話ができるとしたら何を聞きたいですか?

通じているかどうかわからないですけど、よく会話をしますよ。うちには犬も猫もいるんですけど、ワシからも話をするし、みんなそれぞれ何かを言ってるなっていうのはわかります。こういう気持ちなんだろうなと。
長く一緒にいると目と目があっただけで、「ああ、お腹が空いてるのかな」とか「外に行きたいのかな」っていうのはわかりますから。だからもう十分わかってます。

これからペットを飼いたいと考えている人にメッセージ

犬も猫も鳥も、蛇を飼う人もいますけど、みんなそれぞれ種によって個性がある。種の個性だけじゃなく、その中でも寡黙なヤツもいるしおしゃべりなヤツもいるし、元気なヤツもいるしないヤツもいる。いろいろいるんですよね。でもどんな癖のあるヤツが来ても、愛してやってほしい。ちょっとうるさいのが来ても、「うるさい!」と怒るんじゃなくて、何か言いたいんだろうなって耳を傾けてあげてほしいですね。
ワシの身近にいる柴犬は年を取って、もう17歳なんだけど、目がよく見えないんですよね。耳も聴こえないし、匂いもわからないみたい。だから1匹では外に連れていけないの。それが家族に言わせると、ワシにそっくりだって(笑)。犬で17歳っていうと90歳ぐらいで、ワシより年上なんだけど、おじいさんですよね。だから我が身の行く末を見ているような気持ちでいます。

ちばてつや(チバテツヤ)

1939年1月11日東京都生まれ満州育ち。本名は千葉徹弥。1956年にデビュー。1968年、週刊少年マガジン(講談社)にて高森朝雄とタッグを組み、ボクシングを題材にした「あしたのジョー」を連載し社会現象を巻き起こした。同作は1970年と1980年にアニメ化、1970年と2011年に実写映画化、1980年とその翌年にアニメ映画化がなされた。代表作に「1・2・3と4・5・ロク」「ハリスの旋風」「おれは鉄兵」「のたり松太郎」「あした天気になあれ」など多数。2001年に文部科学大臣賞を受賞、2002年には紫綬褒章、2012年には旭日小綬章を授与され、2014年には文化功労者にも選ばれている。現在はビッグコミック(小学館)にて「ひねもすのたり日記」を連載中。

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