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静岡県に新劇場が誕生、富士フルモールド劇場こけら落とし芸術祭開催

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富士フルモールド劇場ビジュアル

富士フルモールド劇場ビジュアル

静岡県に新劇場、富士フルモールド劇場が誕生。9月16日から18日まで「文化大発電」と題し、こけら落とし芸術祭を行う。

富士フルモールド劇場は廃工場をリノベーションした、演出家・長谷川皓大が芸術監督を務める静岡県富士市唯一の民間劇場。「自分探しのための劇場」をテーマに掲げ、東海道全域のアートが出会う場になることを目指している。

こけら落とし芸術祭には、長谷川が脚本・演出を手がけるシアターカンパニー・富士フルモールド劇場、山田カイル率いる抗原劇場、原田一雄のプロデュース団体、加藤剛史による加藤解放区が参加する。そのほかMorning Yoga、高校生インプロショー、井出ちよのソロライブなどもあり。詳細は劇場公式サイトで確認を。

長谷川晧大(芸術監督)ステートメント

富士市に火力発電所ができました。新しい工業団地もできました。市の産業は発展を続けています。登頂を続けるこの街がクライミングの過程で零れ落としてきたものを探しましょう。芸術はひとの暮らしと共に在るものです。トイレットペーパーと同じです。どちらも生きる痕跡を記して放つ行為です。富士フルモールド劇場は富士市で唯一の小劇場です。同時にここは映画館で、美術館で、ライヴハウスです。わたしの、わたしによる、みんなのための遊び場です。
東海道の貫き通るこの街は、かつては数々の歌や絵にその景色と空気を記されてきました。今も遺る作品がこれだけあるということは、残らなかった作品はその何十倍もあったことかわかりません。かつてこの街は芸術の拠点であったことでしょう。しかし今、日本の人々はこの街をハイスピードで通り過ぎます。東へ西へと奔走する皆さん、ここに立ち寄ってもらえませんか。このオルタナティブ・スペースは東海道の流れを変換するタービンとして、回転を始めます。
オープニングイベント「文化大発電」では演劇を中心に、様々な作品を上演します。東海道を行き交う力が変電されて、石炭の発電量を越えていきます。演劇というかもはや電撃です。

富士フルモールド劇場 こけら落とし芸術祭「文化大発電」

2017年9月16日(土)~18日(月・祝)
静岡県 富士フルモールド劇場

富士フルモールド劇場「熊殺しのメソッド」

演出:長谷川皓大
出演:井原亜里佐、永田莉子、塗塀一海、横川敬史

原田一雄プロデュース「蝶のようなわたしの郷愁」

作:松田正隆
脚本・演出:原田一雄
出演:鈴木遥平、影島沙絵

抗原劇場「ノット・イン・カンザス」

構成・演出:山田カイル
出演:野田容瑛、池田優香、小西雅弥、橋本考世

加藤解放区「インスタント・オペラ婆together」

代表(区長):加藤剛史
参加者:村上通恵、水口友子、中村信子、塩川百合子、倉田純子、掛橋切美、

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