5年生の成長を見届けよう！忍ミュ第8弾に、山木透「自分たちにしかできない舞台を」

「ミュージカル『忍たま乱太郎』第8弾 ～がんばれ五年生！技あり、術あり、初忍務!!～」が、明日1月7日に東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて開幕。本日1月6日には報道陣向けにゲネプロが公開され、キャスト7人が取材に応じた。

シリーズ初となる、忍術学園5年生をメインにした本作。6年生の面々や兵庫水軍も登場し、“忍務”に挑む5年生の成長と葛藤が描かれる。ミュージカル「忍たま乱太郎」は、尼子騒兵衛のマンガ「落第忍者乱太郎」、およびNHK教育テレビにて放送されたアニメ「忍たま乱太郎」を原作とした物語で、これまで6年生をはじめとする上級生に焦点を当てながら、ギャグや殺陣、アクションなど原作の世界観を生かしたオリジナルストーリーで注目を集めてきた。

ゲネプロは、ドクタケ忍者隊が兵庫水軍を襲撃するところから物語がスタート。傷を負った兵庫水軍の面々を介抱する忍術学園5年生に、とあるミッションが課せられる。喜び勇んで学園を飛び出す久々知兵助、尾浜勘右衛門、不破雷蔵、鉢屋三郎、竹谷八左ヱ門の5人だったが、失敗が続き上級生や兵庫水軍から「頼りない」「やる気が感じられない」と言われてしまう。しかし、彼らは自分たちの方法で“忍務”をやり遂げて……。

サブタイトルに「がんばれ五年生！技あり、術あり、初忍務!!」とあるように、豆腐好きや優柔不断、熱血漢など忍術学園5年生一人ひとりのキャラクターが際立つ演出。それぞれが用いる武器を駆使した殺陣や、高さのあるセットを生かして行われるワイヤーアクションも見どころのひとつだ。

ゲネプロ後に行われた取材には、忍術学園5年生より久々知兵助役の山木透、尾浜勘右衛門役の佐藤智広、不破雷蔵役の吉田翔吾、鉢屋三郎役の久下恭平、竹谷八左ヱ門役の栗原大河、忍術学園6年生より潮江文次郎役の海老澤健次、立花仙蔵役の北村健人が舞台衣装で登壇。それぞれ、明日の初日に向けた意気込みを語った。

主演にプレッシャーを感じるか、と問われた山木は「めちゃくちゃありましたよ！」と即答。「シリーズ初の試みということで大変プレッシャーでした。でもやるからには自分たちにしかできない舞台にできたらと思い、稽古を重ねてきました。ご期待ください」と意気込む。

吉田は「（不破は）今回から初登場するキャラクター。だから第8弾が決定した瞬間から、受け入れていただけるかとても不安でした」と語る。久下は9月に行われた第7弾の学園祭で、第8弾の発表を聞いた観客の反応を紹介。「客席で拝見していましたが……縮み上がりました。うなるような、どよめくような反応で、絶対に中途半端なことはできないと感じました」と当時を振り返る。

それを受けて、栗原は「歴代の先輩が積み上げてきたものに僕たちが参加させていただいている。いろいろな刺激を受け、よりよいものを上乗せできたら」とコメント。佐藤も「これまでのキャストは殺陣にダンス、芝居や歌をすぐ覚えていたとお聞きして、僕らもがんばらなきゃと思いました。これに慣れることができれば、自分のレベルが上がるんじゃないかな。がんばります！」と笑顔を見せた。

6年生の立花仙蔵役を演じる北村も、忍ミュカンパニーには初参加。観客として第3弾から作品を観ていると自己紹介し、「仙蔵を演じることで、改めて『お客さんに愛されている作品なんだな』と感じることができました」と出演の喜びを語る。第6弾から出演している海老澤は「6年生として5年生をどう見せていくか。そして6年生と5年生の関係性をどう描くかを中心に稽古をがんばってきました」とこれまでの取り組みに触れ、「5年生一人ひとりのカラーがよく出ている作品になったと思います」と作品をアピールした。公演は1月22日まで。